おぼっちゃまとは? 意味と使い方・5つの特徴を解説
おぼっちゃまとはどんな人を指す言葉かご存じですか? 今回は「この人、おぼっちゃまだな~」と感じた言動をアンケートで徹底調査! 言葉の意味や使い方と共に見ていきましょう。
何気ない仕草や発言で、「あれ? 普通の人とちがう」と感じる人っていますよね。環境によって育まれた価値観のちがい……。そんな友だちや知り合いがまわりにいますか?
というわけで今回は「この人絶対、おぼっちゃまだな」と思った言動について女性のみなさんに聞いてみました!
おぼっちゃまとは?
普段何気なく使っている「おぼっちゃま」という言葉ですが、正しい意味や使い方はご存じですか?
まずは「おぼっちゃま」の意味をおさらいしておきましょう。
言葉の意味
おぼっちゃまとはどんな意味か、辞書を引いてみると以下のように記載されています。
お坊ちゃま
読み方:おぼっちゃま裕福な育ちの男児を指す呼び名。または、家に仕える者がその家の息子に対して用いる尊称。「坊」に敬いと親しみを含む「ちゃま」をつけた言い方。
(出典:実用日本語表現辞典)
おぼっちゃまとは、お金持ちの家に生まれた男性のこと。辞書に“男児”とあるように、元々は幼い子どもに向けて使われる言葉です。
大人の男性に向けてこの言葉を使うこともありますが、人によっては差別的なニュアンスで受け取る人もいるので注意が必要でしょう。
男性は「おぼっちゃま」、女性は「お嬢様」
「おぼっちゃま」は男性に向けて使う一方で、女性の場合は「お嬢様」と呼ばれます。
「お嬢様」は女の子をはじめ、結婚前の女性まで幅広い年代に対して使える言葉。他人の娘に対して敬意を込めて「お嬢さん」と呼ぶこともあり、使いやすい言葉でもあります。
ただし「彼女はいつまでもお嬢様気分で困る」のように、皮肉を含めたニュアンスで使用される場合も。「おぼっちゃま」と同様に、使用には注意が必要と言えるでしょう。

見た目や性格の共通点など、お嬢様の「あるある」な特徴をまとめました。
「おぼっちゃま」と「お金持ち」の違い
お金持ちの家に生まれた男の子のことを「おぼっちゃま」と呼ぶことからも、両者がほとんど同じニュアンスで使われることが分かります。
ただし大人の男性に対して使う場合、「おぼっちゃま」は親の財力によってお金持ちになっているような印象。「お金持ち」は、会社を興すなど自分の力でお金をたくさん稼いでいるような印象を抱かれる場合があるかもしれません。
その点で若干使用のニュアンスが異なるケースがあるため、文脈に合わせて「おぼっちゃま」と「お金持ち」の使い分けをすると分かりやすいと言えます。
ただしこれらの言葉は差別的なニュアンスで受け取られることが多いため、万が一使用する際には人を傷つける言い方にならないよう細心の注意が必要です。
「おぼっちゃま」の使い方(例文有)
おぼっちゃまという言葉の使い方を、例文と共に見ていきましょう。
・新人のAさんっていつもブランドものの服着てるけど、なんでもかなりのおぼっちゃまらしいよ。
・あなたのお金の使い方を見てると、おぼっちゃまなんだなって思うよ!
・もう! おぼっちゃまじゃないんだからそんなに何台も車を買わないでよ!
・魚をきれいに食べる様子で、彼はおぼっちゃまなんじゃないかと思えた。
中には、箸の持ち方や食べ方など、育ちの良さがうかがえる時に「おぼっちゃま」とポジティブなニュアンスでこの言葉を使う人もいます。
しかし上述のとおり、ニュアンスによってはネガティブな意味で受け取る人がいるので、言葉の使い方には注意が必要です。
▶次のページでは、アンケートで集まった「おぼっちゃまだと思う人の特徴」を紹介します。