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「どうしてお母さんの言っていることを無視するの?」とお悩みのあなたへ―子供はお母さんの注意が聞こえない時がある

小さなお子さんがいるママの悩みのひとつに、自分の注意を全く聞いてくれないというものがあります。

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「ほらほらそこは危ないから!」と言ってもまっしぐらに走って行ってしまう子供。「それは熱いからさわってはダメ!」と言っているのにそれに触れてやけどをし、ギャーギャー泣き出す子供。

全てママの注意をちゃんと聞いていれば起こらずに済むできごとです。子供たちはどうしてママの言うことを無視してしまうのでしょうか。

イギリスのUCL Institute of Neurologyのニーリ・ラヴィー教授の研究によると、子供たちは大人の注意が聞こえない時があるとわかりました。

14歳以下の子供たちを対象に教授が実験をしたところ、子供が何かに気を取られていたり、注意を奪われていたりすると、大人が言っている言葉が聞こえなくなってしまうそうなのです。

その状態はまさに「何も見えていない状態」とほぼ同じであり、子供の注意力は大人のそれに比べると非常に低いと明らかになったのでした。

教授はこの実験を通して、子供の注意力の低さは私たちが思っている以上のものであるから、普段から親や周りの大人が気をつけてあげなければ思わぬ事故につながってしまうと述べています。

子供と言っても14歳以下の子供に注意力が欠けているそうなので、子供が大きくなって多少うるさがられてしまっても注意は続けてあげたほうが良さそうです。

それは過保護とは違い、子供の命を危険から守るために他なりません。

I can see clearly now: the effects of age and perceptual load on inattentional blindness
http://journal.frontiersin.org/Journal/10.3389/fnhum.2014.00229/full

※この記事は2014年05月09日に公開されたものです

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