親とケンカ中、言ってはいけない暴言を吐いてしまった経験「生んでくれなんて頼んでない!」
気心知れた親だからこそ、ケンカで他人には言わないようなひどい暴言を発してしまうことがありますよね。しかも、言ってしまったら取り返しがつかないため、いつまでもその思い出に胸を痛めることがあります。働く女性に、今は心から後悔している「親に吐いた暴言」について聞いてみました。
生んでくれたことに対して暴言を吐いてしまった
・「『生んでくれなんて頼んでない!』高校生のとき、親と意見がぶつかり、親に暴言を吐いた。悲しそうな顔をされたとき、心底後悔した。今は仲直りしているが、当時は親を傷つける言葉を何度も吐いたと思う」(30歳/金融・証券/事務系専門職)
・「『この家を選んで生まれたんじゃない』とか。親が泣いてしまって、自分のしたことの重大さに気づいた」(28歳/自動車関連/事務系専門職)
親に吐く暴言の中でも、後悔しやすいのがこれらの言葉。売り言葉に買い言葉といえ、親に言ってはいけないひと言というものがあります。ただし、こんな経験を経て、言葉の大事さが学べるんですよね。
兄弟を通して恋愛事情を探られてキレてしまった
・「姉とちがってあまりしゃべらない私の恋愛などを直接聞けないのか、姉を通して探ってくるのがウザくて、ウザいとキレてしまった」(31歳/生保・損保/秘書・アシスタント職)
子どものことが心配で探ってくる親に、つい暴言を投げかけてしまうこと、ありますよね。兄弟を通じて探られることがショックで、選ぶ言葉もきつくなりがちです。
母親を全否定してしまった
・「『お母さんみたいにだけはなりたくない』と言ってしまったけど、あとからすごく後悔して今でも思い出す」(26歳/ホテル・旅行・アミューズメント/その他衣装貸出)
・「母親に対して『クソババア』と言ってしまったのですが、言ったあとには嫌な気分しか残らなくて、二度と言いませんでした」(30歳/小売店/秘書・アシスタント職)
反抗期を迎えると、こんな暴言を吐いたり、母親を全否定したりする時期ってありますよね。ちゃんと大人になって自立すれば、母親もきっと許してくれるような気もします。
きつく言ってしまったけど、正当な反論だった!?
・「私がネットで買った水筒を弟が使っていたので、返してほしいと行ったら『おねえちゃんなんだから弟に譲りなさいよ』と母が口を出してきた。『私が買ったものなのになんで譲らないといけないの?』『あんたは社会人なんだから、弟に水筒ぐらい買ってやりなさいよ!』と怒鳴られたので、キレた私が母親に悪口を言いまくり一晩気まずい気分になった。翌朝、母も私もケロッとして仲直りした。女とはこういうもんかと感じた」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「学生のころ、進路について親と対立していました。将来を心配する親に『意見を押しつけられても迷惑なだけ。自分の人生なんだから好きに決めさせて』と大声で言ってしまい、その後は私の希望する進路を応援してくれました。きつく言ってしまったことを後悔し、社会人になってから謝りました」(28歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
親へ吐く暴言の中には、子どもの正当な反論も含まれていることがあります。親への暴言は、「自立したい」という子どもの欲求や、心のあらわれなのかもしれませんね。
親に暴言を吐いたら、仕返しをされた!
・「以前、姉が母に暴言を吐き、母が『私はこれから3日家事をしない』と宣言。当時中学生の私を高校生の姉でなんとかしなくてはいけなくなった」(22歳/団体・公益法人・官公庁/営業職)
親も言われっぱなしじゃ気持ちがおさまらないもの。こんな風に正々堂々と、子どもと真正面から戦いを挑む親もいます。
まとめ
今、思い返しても胸が痛くなるような親への暴言。それも自分の成長に必要な、ひとつの経験だったのかもしれません。親を安心させる、しっかりとした大人になれば、昔のことはきっと水に流してくれそう。親への至らぬ行動の数々は、これからの親孝行で返していきましょう!
(ファナティック)
※『マイナビウーマン』にて2014年4月にWebアンケート。有効回答数244件(22歳~34歳の働く女性)
※この記事は2014年05月07日に公開されたものです