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知ってた? あふれる情報に惑わされずダイエットに成功するためのルール

ランをする女性毎月のように新しいダイエット本が出版され、テレビや雑誌でも目新しいダイエット法をこぞって紹介している昨今。なにをどう試せばいいのか、わからなくなっている人も多いのでは? 最近のトレンドの一つは、砂糖、米、小麦などを制限して、血糖値をコントロールする食事法。ストイックなものからソフトなものまで、さまざまな方法が提唱されていますが、どんな方法を選ぶのがベターなのでしょうか?

春になる度に「やせなくちゃ!」と思っている人は要注意!?

薄着の季節になり、「今年の春こそダイエットを成功させるぞ!」と気合いを入れている人もいることでしょう。しかし、去年の春も、その前の年の春も、同じ決意をした覚えがあるなら、あふれるダイエット情報にふりまわされやすいタイプかも。それは裏を返せば、今まで試したダイエットはいずれも失敗に終わっているということでもあり、リバウンドを繰り返している可能性が高いため、どんどんやせにくい体質になっているかもしれません。情報に踊らされることなく、成功するダイエット法を賢く選ぶためには、次のような“絶対ルール”を知っておく必要があるのです。

すべてのダイエット法は、“仮説”という前提で向き合う

「世に出ているダイエット法はすべて、仮説ととらえる視点を持ちましょう」とアドバイスするのは、肥満予防健康管理士の細江啓太郎さん。「話題になっているダイエット法は、統計学的に“ある一定の割合の人には効果がある”というだけで、その方法ではやせられない人も当然います」。つまり、『セレブも実践』『有名人の○○さんが大成功』などとうたっていても、あなたがやせられるとは限らないわけです。
「そもそもダイエット法には、100点満点の正解などありません。大切なのは、その仮説が自分の体質に合っているかどうかを検証すること。手間も時間もかかりますが、それが近道です。もし“本にはこう書いてあったけれど、自分の体には合わなかった”ということがわかれば、その経験は知恵へと変わり、より良い方法を見つけ出すために生かすことができます」(細江さん)
無理なく続けられそうなものを少し試してみて、この方法は自分の体質に合っているかな……と、体の声を冷静に聞いて判断することが、ダイエット成功への近道だといいます。

なぜ自分が太ったのか、その原因を把握しよう

とはいえ、世にあるダイエット法を一つひとつ試すなんて、とても大変なこと。自分の体質に合うダイエット法を、効率的に見つけられる方法はないのでしょうか?
「まず、自分が太っている原因を知ることです。ダイエットに成功する人と失敗する人の決定的な違いは、太る原因を把握しているか否かだといっても過言ではありません。例えば、太っている原因が冷えである場合、体を冷やしてしまう生野菜やバナナをいくら食べても、やせにくいどころか、むしろ太ってしまうことだってあります。間違った方向へ努力している人は案外多いんですよ」(細江さん)
もしストレスが原因で食べ過ぎているなら、そのストレスを解消する方法をまず考えるべきですし、夜遅い時間に食べ過ぎてしまうことが原因なら、食事をとる時間を工夫すべき。本来、自分に合ったダイエット法とは、「これを食べればOK」とか「これを食べなければOK」という単純なものではなく、そのときの体調やライフスタイル、季節によって微調整が必要な繊細な作業なのだそう。流行のダイエット法に飛びつく前に、自分はなぜ太ってしまったのか、じっくり考えてみませんか。

(小川留奈)

※この記事は2014年04月11日に公開されたものです

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