開業100年目を迎える「東京駅」が短編アニメ作品を制作 – 予告編をYouTubeで公開
エムオン・エンタテインメントは、A-1 Pictures、東京ステーションシティ運営協議会と共同で、100年の歴史ある東京駅の魅力を伝える短編アニメーションを制作した。
【もし自由に「駅名」を決められるとしたら、あなたは……?「り駅(利益)。その駅へ行くと利益がもらえそう」「ようそよう。ヨウ素溶駅になるから」】
同作品は、東京駅を舞台にした「時間を超えた家族愛」をテーマに制作した。主人公となるのは、結婚を間近に控える25歳の「美咲」。彼女は、東京駅に勤務していた亡き父の遺品を整理した際に、壊れた古い懐中時計を見つけた。
時計を発見したことをきっかけに、彼女は今まで知らなかった父の様々な一面を知る、というストーリーだ。
作品では、全編にわたり、シンガーソングライターさかいゆうhttp://www.office-augusta.com/sakaiyu/氏の楽曲「時季(とき)は巡る」を起用した。さかい氏は「自分の楽曲からこのような作品が生まれたことは非常にうれしい」とコメント。
同氏は高知県土佐清水出身で、初めて東京駅に降り立ったときは、その巨大さと行き交う人の視線に孤独を感じたという。
「時を経て、人の優しさにふれ、東京や東京駅が、大好きな街や駅になりました。今もかつての私のように孤独を感じる人がいると思いますが、その人に歩み寄り『大丈夫だから、じき好きな街になる』って言ってあげたい」と語っている。
アニメーションの制作は、「あの花」や「宇宙兄弟」「うたの☆プリンスさまっ♪」などを手がけたA-1 Picturesが担当した。作品の予告編はYouTube「TOKYO STATION CITY」や、YouTube「AUGUSTA CHANNEL」で公開している。
本編のフルレングスバージョンの映像は5月公開予定。
※この記事は2014年03月31日に公開されたものです