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「スパゲッティーのパンチョ」~2.3kg「星人」サイズのナポリタンに、宇宙のスケールを感じた!

「スパゲッティーのパンチョ」は仲御徒町駅から徒歩すぐ

昔懐かしい喫茶店のナポリタンをふと食べたくなることはないだろうか。ナポリタンの起源には所説あるが、日本独自に発展した料理といわれている。喫茶店や洋食店の定番メニューとして、給食や家庭でも手軽に提供できる料理として、日本人に広く愛されてきた。

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「スパゲッティーのパンチョ」は、そんなナポリタンを食べさせてくれる店。「B級グルメ研究所」が運営し、仲御徒町のほか、秋葉原、池袋、渋谷などで店舗を展開している。

基本的なパスタメニューは、ナポリタンとミートソーススパゲティの2系統。「懐かしさと新しさが当店の特徴」と店長が言う通り、「カレーナポリタン」(800円)などのバリエーションもある。ハンバーグなどのトッピングも用意し、何度来ても飽きないようなメニュー構成だ。

大盛りの上にさらなる「デカ盛り」があった!

ナポリタン、ミートソースは小盛り(300g)、並盛り(400g)、大盛り(600g)の段階があるが、なんとさらにその上には「兄貴(900g)」、「番長(1,200g)」、「星人(1,500g)」がある。

グラム数は麺のみの重さで、具などを含めれば、星人の重さは2.3kgにもなるという。今回挑戦したのは、もちろん最上級の星人だ。

「比較的に男性客が多いので、がっつりと食べてもらいたいということで、デカ盛りも用意しました。女性だと小盛りか並盛りが一般的ですが、たまにそれ以上も挑戦されていく方がいますよ」(店長)

兄貴以上になると作るのも大変だ。「フライパンを振るのも一苦労。スタッフの中でも力持ちが担当しています」とのこと。厨房を見せてもらったが、大量のナポリタンがフライパンの上で宙に舞う姿はかなりの迫力だ。

厨房で星人を作っている最中

今回訪れたのは、JR御徒町駅からすぐの御徒町店。レトロな映画のポスターが貼られた店内で、カウンターに座り待つこと数分。

レトロな雰囲気の内観

店長が自慢げに差し出した「星人」は、さすがのデカ盛りっぷり。店長は軽々と持っているように見えるが、実際に持ってみると手が震える。周囲の客がチラリとこちらを見ているのは気のせいだろうか。

「どうだ!」とばかりに星人を掲げる店長

皿の上にはふわっと湯気が立ち、「早く食べたい」と胃が訴えている。どう攻略しようかと考えた結果、ええい、ままよとフォークを刺してくるくると巻く。

香りはまさに喫茶店のナポリタンで、ケチャップの中にピーマンの香りがほんのり混ざっていい感じ。いよいよ口の中に入れる。

麺はもっちり系。ケチャップの甘さがほどよく、何もつけずともうまい。具はピーマン、玉ねぎのほか、ソーセージが入っている。

これがナポリタンの「星人」だ!

タバスコと粉チーズでさらに旨みを増す

くるくると巻いては食べるを繰り返し、結構、進んだころにタバスコを勢いよくかける。辛みと酸味が加わり、またすいすいと入っていく。最初から一気にかけると舌が麻痺してしまうので、徐々に増やしていくようにしよう。

テーブルの上のタバスコと粉チーズ

タバスコ味もほどほどに楽しんだ頃、次はチーズに手を伸ばす。最近、こじゃれたカフェなどではテーブルに粉チーズがなく、頼んでから小さな入れ物に入れてきてくれる店が多いが、ここではそんな地味なことはしない。テーブルにどんと乗っていてかけ放題だ。

とはいっても、おいしい量というものがあるので、ナポリタンそのものの味を損なわない程度にかける。味に丸みとコクが加わり、また違う風味が楽しめるのだ。

やっと1/4くらい食べたところ

しかしだ、さすがに星人。宇宙クラスの量だけあって、あんなに食べたのにまだ半分。アンドロメダの方向から勝利を確信した笑い声が聞こえてくるようだ。半分を超えてなんとか2/3ほどいったところでギブとなりました。

お腹いっぱい食べて悔いなし。ぜひ我こそはと言う猛者は挑戦を! 大食い自慢ならば、さらに玉子焼きなどをトッピングしてもいいかもしれない。

※2014年3月取材時の価格です

≪スパゲッティーのパンチョ 御徒町店≫
東京都台東区上野5-26-10
営業時間 11:00~23:00、土日祝11:00~22:00
不定休
JR御徒町駅・東京メトロ仲御徒町から徒歩1分
<今回のメニュー>ナポリタン(星人) 1,650円

(OFFICE-SANGA 平野凛)

※この記事は2014年03月28日に公開されたものです

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