お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

おからブームが起きている!? 今、見直されているおからダイエット

家村マリエ

最近、「おから」が品薄のスーパーが続出しているんだそうです。筆者の近所のスーパーでは幸い在庫がありましたが、「おからパウダー」で検索すると、欠品中のサイトがいくつか存在することがわかります。

オンラインショップでも売り切れ店が

オンラインショップでも売り切れ店が

しかし、なぜ今おからが人気なのでしょうか。その理由を紐解いてくれたのは、「おから ダイエットレシピ」(アスコム刊)がヒット中の家村マリエさん。モデルとして活動するかたわら、おから研究家として世の中におからを普及するために日々広報活動をしている「おからファン」です。

『おから ダイエットレシピ』

『おから ダイエットレシピ』

「おからは、安くて低カロリーなのに栄養たっぷり。低糖質なのに、たんぱく質や食物繊維、カルシウムが豊富に含まれているから、健康パワーとダイエット効果もとっても高いんですよ」(家村さん)

そう語る彼女自身、「おからダイエット」を行い、3カ月でマイナス12キロを達成した過去を持ちます。しかも、それによって美しさを損なうことはないばかりか、髪はツヤめきを増し、肌の透明感がアップしたことを実感できたのだとか。

「過去にいろんなダイエットで失敗して、心も体もボロボロになった私を救ってくれたのがおからだったんです。母が作るおから料理は本当においしくて、食べているうちに元気になって、内側からエネルギーが溢れてくるのを感じられるようになりました。

以来、自分でもいろんなおからレシピを考案して食事を楽しむようになり、56kgだった体重が44kgにまで落ちた3カ月後には、ガンコな便秘もすっかり解消していました」

その間に考案したというレシピの数々を見ると、「チキンと野菜のトマト煮込み」「ミートボールの甘酢あん」「ツナとセロリのアジアン炒め」など、およそ従来のおからのイメージとかけ離れたものばかり。

「そうなんです! 実は私自身、おからを使って料理するようになって初めて、おからがどんな食材とも相性がいいことを発見したんです。おからって和風料理にも洋風料理にも使えるし、スムージーやカップケーキなどのデザートの材料としても活躍してくれるんです」(家村さん)

実際、レシピサイト「COOKPAD」で試しに「おから」と打ちこんでみたところ、実に17,330品ものレシピがヒットしました(記事執筆3月12日時点))。

「おからキッシュ」、「簡単ヘルシー☆おから煮込みハンバーグ」などのメインメニューになりそうなレシピから、「ヘルシーおからクッキー」、「おからブラウニー」といったおやつまでずらり。

あれもこれも作ってみたくなってしまい、レシピ保存フォルダがすぐにいっぱいになってしまうほど。ひそかなおからブームというのも納得できます。

「おからの人気が高まっている傾向は、私としても喜ばしい限りです。おからって本当に身体にいいから、食べ続けるだけでキレイになれるんで、ぜひたくさんの人に食べてほしいですね。

しかも、ごはんに比べて31%もカロリーが低いから、空腹を感じることなくスタイルアップできるのも魅力。おからをメインに使ったメニューなら、ボリューム満点でもたったの100kcal程度ですから」(家村さん)

さらに、おからを食べ続けることは、糖尿病やメタボ予防にもつながるといいます。成分のほとんどが食物繊維なので、腸内環境が整い、免疫力活性化が期待できるばかりか、低糖質なので血糖値の上昇を抑えることも。

食べる人は食べている「おから」。簡単にまねできそうなものから取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

(OFFICE-SANGA)

※この記事は2014年03月19日に公開されたものです

家村マリエ

モデル。『小悪魔ageha』の読者モデルをきっかけに本格的にモデル活動開始。スタイルアップのためにチャレンジした数々のダイエットで失敗してボロボロになっていたところ、母親からすすめられた「おからダイエット」で美肌と健康を手に入れる。以来、おから研究家として、おからの普及に励むかたわら、株式会社Marie.Japanを設立、社長に就任。2012年~2013年には、豆腐業界の組織「全豆連」の「おから大使」にも任命され、おからを使用した商品開発、タイアップ企画など、おからエキスパート「Okalife」としておから促進事業に取り組んでいる。

この著者の記事一覧 

SHARE