温度が高ければ高いほどコルクが勢いよく飛び出す―「シャンパンはよく冷やすべし」

シャンパンをあけるとき、勢いよくコルクが飛び出すことは良くありますよね。
鉄砲玉のように思わぬ方向にコルクが飛び、ゲストがびっくり!という光景もパーティーにはつきもの。
そこでコルクの飛び出すスピードについて疑問に思ったことはないですか?前回はよく飛んだのに、今回はあまり飛ばなかったということも。
フランスのシャンパン地方にあるランス大学(University of Reims Champagne-Ardenne)で、コルクの飛ぶ速度について研究がおこなわれました。実験ではシャンパンを様々な温度に冷やし、コルクの飛ぶ速さを計測し比較しました。
その結果、温度が高いほどコルクの飛ぶスピードが速くなることが判明。
1本のシャンパンには、およそ1千万の気泡が含まれるとか。
温度が上がると気泡がふくらみ、コルクを押し出す圧力も高まるそうです。
コルクの飛び出す速度は、温度が4℃以上になると36%もアップするとのこと。
温度によっては、コルクが自然に抜けることもあるそうです。
アメリカ眼科学会によると、目の怪我の20%はシャンパンのコルクによるものと報告されています。
シャンパンはよく冷やしてからコルクを抜いた方が、美味しく安全に楽しめそうですね。
参考:Make sure your champers is chilled this Christmas! Warm bubbly corks launch 36% faster ? and could take out your eye
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2528319/Make-sure-champers-chilled-Christmas-Warm-bubbly-corks-launch-36-faster-eye.html
※この記事は2013年12月29日に公開されたものです