「コップのフチ子」「くいとめるニャー」って知ってる? 人気カプセルトイ生みの親・奇譚クラブに直撃!
昨年、コップのフチに置くためだけににつくられた、シチュエーションフィギュア「コップのフチ子」が日本のカプセルトイシーンをゆるがしました。
【好きなだけ鼻をほじれる!? ガシャポン(R)「ほじれるんです。」⇒】
そんなフチ子さんを生み出した玩具メーカー・株式会社奇譚クラブの新作「ここは俺がくいとめた…お前は幸せになるニャ…吸盤付きスタンド」(通称・くいとめるニャー)が、注目を集めています。死期を悟ったネコたちが「ここは俺がくいとめた…」と、我々に語りかけながらスマホスタンドになる姿がなんとも切ないんですよね。
どれも不思議な魅力満載のカプセルトイのヒミツを、奇譚クラブのしき“広報”せいたさんに伺いました!
「商品を開発するときに意識しているのは“出オチ感”のあるもの。基本的にどこにあるのかわからないカプセルトイは、一瞬の出会いがとても重要なんです。一目見た瞬間に、お客さんに『おもしろい!』と思ってもらえる商品を作ることを心がけています。また、お客さんに話のネタを提供しているような感じもありますね(笑)。コミュニケーションツールのひとつにしてもらえると嬉しいです」
た、たしかに、くいとめるニャーをスマホスタンドにしていたら、話題の中心になること間違いなし(笑)!
「『愛のあるものづくりをしよう』という社訓が奇譚クラブにはあるのですが、好きなもの、おもしろいものをひとつひとつ丁寧に作っていこう、という信念があります。これからも、信念を曲げずにおもしろいカプセルトイを作り続けることが目標ですね」
思わず「ふふ」っと笑ってしまう奇譚クラブのカプセルトイの数々。そんな、奇譚クラブの歴代ヒット商品(バラエティ部門)はこちらだそう!
第1位 「コップのフチ子」シリーズ
“コップのフチに舞い降りた天使”というキャッチコピーに違わぬ愛らしさで、人々を魅了したフチ子さん。フォトジェニックすぎるフチ子さんの写真コンテストもツイッター上で開催され話題になりました。みんなフチ子さんに夢中なのです!
第2位 「土下座ストラップ」シリーズ
サラリーマンの土下座から、キン肉マンの土下座など、さまざまな職種の人々が土下座を披露する、このストラップ。どうして彼らがこんな姿になってしまったのか、妄想をかき立てられます。
第3位 「くいとめるニャー」シリーズ
冒頭でも触れた「くいとめるニャー」シリーズ。何かを“くいとめる”ネコたちの頼りがいのある背中や、悟った表情を見ていると、思わずすべてを託してしまいたくなります……!
最後に「まあ、単純に言うと『くだらないことばかりやろう』ってことなんですけどね」と、笑いながら語ったしきさん。
制作者の想いが伝わってくる、奇譚クラブのカプセルトイ。街中で「くいとめるニャー」や「フチ子さん」に出会ったときには、ぜひ挑戦してみては?
(大貫未来/清談社)
※この記事は2013年12月10日に公開されたものです