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無形文化遺産の「和食」、味噌汁、そば、ラーメン、カレーライス……どこまで含まれる?

和食12月4日に、日本の「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決定しました。さて、この「和食」ですが、ひとつの疑問があります。私たち日本人が、日常的に食べている日本式のカレーやハンバーグ、またラーメンなどは「和食」に入るのでしょうか? また和食の定義とはどんなものなのでしょうか? 農林水産省の食文化・連携推進班に聞いてみました。

【絶対やってはいけない和食の食べ方4つ「器を持ち上げて箸を取る」】

――今回、日本の「和食」がユネスコの無形文化遺産に認定されましたが、この和食というのはラーメンやカレー、焼きそばやハンバーグなど日本の食卓の定番メニューも含まれるのでしょうか?

いえ、今回登録された「和食」というのは、ラーメンやカレーなどの特定の料理ではなく、「日本の食文化」としての「和食」です。日本の食事スタイルでもある「一汁三菜」や、「おせち料理」などの年中行事などで食される日本の伝統食などがこれに当たります。

 

和食ガイドブックに記載されている「和食の特徴」

【1 献立のかたち】「ご飯」を食べるために、「汁」と「菜」がある。「一汁三菜」が和食の基本型
【2 食材】和食を支える日本の食材 おいしさの秘密と多様性
【3 調理】切る、煮る、焼く、蒸す、茹でる、和える、揚げる…、あの手、この手で素材を、よりおいしく
【4 味わい】うま味。日本人が発見した、「おいしく食べる」最大の知恵
【5 栄養】栄養バランスの優等生、「和食」
【6 しつらい】人をもてなすためのこころとかたち
【7 箸と椀】「和食」を支える、箸と椀
【8 酒】「和食」を引き立たせ、心をほぐす日本の酒
【9 和菓子・日本茶】暮らしに寄り添う和菓子とお茶

農林水産省和食ガイドブックから抜粋

あくまで「食文化」の「和食」として考えていますので、どの料理が和食でどの料理が和食ではない、といったことは農林水産省では考えておりません。

――なるほど。ラーメンやカレー、ハンバーグなどが和食かどうかは、明確な基準がないのですね。今回の「和食」の無形文化遺産の登録に当たって、海外の反応はどうでしょうか?

海外の反応につきましてはまだ把握していない状況です。

――登録されたばかりですから、これからということですね。海外では、日本食が人気、特に日本のカレーやラーメンが人気ですが、これについてはどう思いますか?

日本のものが海外で評判なのはもちろん喜ばしいことです。農林水産省では、こうした日本の食文化や料理を海外の人に知ってもらう活動もしていますよ。

――「和食」の無形文化遺産の登録で、日本の食事文化がさらに注目されるといいですね。

そうですね。今回の無形文化遺産の登録には、海外よりも、日本の方に「日本の食文化」を改めて知ってもらう目的があります。多くの人に「和食」というものに注目してもらえればと思います。

ラーメンやカレーライスなどが和食かどうかは、明確な判定基準が設けられていないためどちらともいえないようです。「和食の特徴」と照らし合わせても、入るようで入らないような……微妙なところです。

(貫井康徳@dcp)

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