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彼は結婚する気がある? 婚活男子のホンネを知る方法

恋愛部長

■結婚に直結する人と効率よく出会いたい

さて、そういう不埒な男性は除外して。もともと本気で結婚相手を探しに来ている男性はどんなふうに行動するでしょうか? そもそも、お見合いや婚活サイトに来る男性です。そんなに恋愛ごとは得意ではない人が多いと思います。仕事が忙しくてそんな暇がない、とか、職場の都合上、男性ばかりで出会いがないとか、その人なりにいろいろな理由はあるでしょうが、本音を言えば「イチから相手を探して恋愛をするのが面倒くさい」、「その時間がもったいない」というような人が婚活サイトを選ぶ傾向にあるように思います。婚活サイトは、お互いに「結婚」というゴールがはっきりしている男女が集まる場所ですから、そこで相手を探したほうが効率がいい、と考えるからでしょう。それは女性のほうも同じですよね。結婚というゴールがはっきりしているので、そこに直結している人とだけ出会いたい。そう思うから婚活サイトに行くわけです。

でも、婚活サイトもお見合いも基本的には同じだと思いますが、結婚を目的に来ている以上、どんなにいい人でも、友だち付き合いしているわけにはいきません。普通に知り合った場合は、いきなり結婚に話がおよぶわけないですから、まずは友だち付き合いを続けてみて、相性がよさそうなら付き合って、もし「ちょっとちがうな」ということであれば、付き合うまでいかずに、友だち関係を維持する、ということも可能です。でも、婚活サイトやお見合いではそうはいきません。「いいな」と思ったら、その先は、結婚というゴールに向けて、その人はアリかナシかをジャッジし続けていくしかない。明らかに「ないな」と思った人は切り捨ててもいいですが、難しいのは、「いいなと思うけど、決め手がない」とか、「大体よさそうだけど、ちょっと気になるところもある」というレベルの人。これは、切り捨ててしまってはもったいないし、かといって、今すぐ結婚しようと心を決められるわけでもない。友だちという枠があればそこに置いておきたいけれど、出会いの特性上、必ずどちらかを選ばなければならない。昔だったら「とりあえずお友だちから……」という感じでしょう。

そういう人をキープしようという場合、まぁ正直な人だったら、「結婚したいという確信が得られないから、付き合ってみて考えよう」なんて言うかもしれませんが、もしも恋愛下手な人だとしたらそんなふうにうまくは説明できず、なんとなく付き合うことになってしまったりするのではないでしょうか。

さらに、出会いが婚活サイト、というのも迷いの原因になると思います。その昔、お見合いを何十回もし続けている人に会ったことがあって聞いたんですが、お見合いを重ねるうちに、「もう少しいい人が来るんじゃないか? 次はもう少し……」とだんだん欲が出て、誰かで踏ん切りをつけることができなくなっていく、と。今思えば、最初のころに出会った人でいい人がいたような気がするけど、あまりにいろいろな人に会いすぎてもうわからなくなってしまった、と言っていました。

婚活サイトも、「もしかすると、もう少しだけ探せばもうちょっと自分に合う人が見つかるのでは?」という欲目が出やすいのではないでしょうか? あと少し待ってみたら、誰か現れるのではないか? その人と今付き合っている人を比較してからでも遅くないのでは? そういうふうに思うことはあり得ます。

男性の場合、結婚に対しては、いまだ保守的な考えの人も多いですし、婚活サイトやお見合いなどに頼る人の場合は、さらにその傾向が強くなると思います。というのも、こう言ってはなんですが、実際の恋愛を何度も重ねて結婚に向かう人は、リアルな女性の生態もある程度わかっていて、結婚にそれほど無茶な理想は求めませんが、恋愛経験に乏しく、ただ「結婚は絶対にしたい!」と思っている人ほど、相手に対する理想は高く、現実離れしたものになるケースも多いからです。たとえば、「料理がうまくて、やさしくて、控えめで、自分を立ててくれて、しかも家計の足しにパートでもやってくれる、美人」みたいな。仕事をバリバリやる女性よりは、家庭的な人。でも、家にずっといられても困るので、少しは働いてほしい、とかね。いや、そういう女性もいることはいますが、ハッキリ言って、そういう女性は女性で、競争率が高いわけで。受け身に待っている男性のところになんか現れるわけがないんですけどね。正直言うと。

とはいえ、男性が、結婚に慎重になる理由はわからないでもありません。何しろ、男性からしてみれば、自分の稼いだお金を一緒に使う家族を選ぶわけですから。もちろん、女性の側が稼いでいるケースもありますが、婚活サイトで、年収の高い男性というだけで女性が群がっている現状を考えると、やはり、男性の稼ぎをあてにする女性が多いということ。男性の側からしてみれば、そんなふうに自分の収入をあてにされるほどに、その相手はどれだけ信用に足りるのか、気になるでしょう。お金だけ出させて、家事もしない、仕事もしない、というような奥さんを持ってしまったら、それこそ悲劇です。男性にとっては、結婚は夢ではなく現実の問題なのだと思います。私の男友だちなど、言葉は悪いですがこんなことを言っていました。「人生でいちばん高い買い物は、妻だ」と。

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