話し合いの好きな上司の残念な心理とは?「自分の発言や決定に責任を持ちたくない」

「話し合いで決める」ことは、日常生活の中でたくさんありますよね。グループやサークルではもちろん、仕事上でもその機会は多々訪れるでしょう。しかしそのメンバーによって、話し合いにも色々なパターンがあると思いませんか?
【なんと「声が●●な男性ほどリーダーに選ばれやすい」と判明!】
強力なリーダーが仕切る場合
多くのグループには、誰かしら「仕切りたがり屋」の人が存在します。「仕切りたがり」と言うと、お局様的なイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、「お局様」と呼ばれるか好意的な「リーダー」と認識されるかは、その人の力量にかかっています。
「リーダー」として皆から慕われている人の場合は、話し合いの中でメンバーからの意見を吸い上げ、皆が納得する方向もしくは様々な状況を考えて最善と思われる方向へと舵を切ることができます。万が一反対意見が出たとしても、取り入れるのかどうかを冷静に判断し、「なぜその判断をしたのか」を説明することができます。
それに対して「お局様」と呼ばれてしまうタイプの人は、良くも悪くも、自分自身もしくは近しい人の意見を押し通す傾向があります。その判断が適当なものであれば問題ないのかもしれませんが、そこに「自分の都合」が混ざってしまうと周りからの反発に合うことも……。
さらに、その方針に誰かが意見をすると過剰に反応し、冷静さを欠いた言動をとってしまうこともあります。
「民主的」リーダーが仕切る場合
上手に仕切ってくれる人がいない、でも「お局様」よりは、とにかく皆の意見を取り入れまとめてくれるリーダーがいい! そう思うこともあるでしょう。全体の方向を決めるのは多数決をとればいいし、何より強い立場から「こうしたら?」と方向付けをされずに済む……確かに全体の意見を決めるには最適な手段と思われます。
しかし、そんな「民主的」な決め方にも、ちょっとした弊害があります。特に女性が多い場合、話し合いの途中から論点がずれてくることがありませんか? そして本格的に脱線し気がつくと時間ばかりが過ぎて何も決定していない、なんていう経験のある人は多いはずです。
時には「楽しい時間」になることもありますが、何かを決定するのに時間ばかりかかっていては、効率的とは言えないですよね。
「話し合い」ばかりしたがるリーダー、そのココロは?
どのような決め方でも、個人の考えに偏らなければ賛同は得られるはずです。しかし、特に職場など仕事にかかわる場であれば、話し合いにも効率を求められます。効率的に話し合いを進めるには、やはり全体を引っ張るリーダーの存在が重要と言えるでしょう。
ところが、そのリーダーにも「みんなはどう思う?」など、話し合いに逃げるばかりでなかなか物事を決定できない人がいます。そんな言動が多い人は自分の発言や決定に責任を持ちたくないか、自分の言動に自信が持てないタイプの可能性があります。
いずれにしても、できるだけ自分個人に責任が集中しないように、「民主的な決定」という傘の下に隠れているのです。
職場やサークルのリーダーがそんなタイプでイライラさせられる人も中にはいるでしょう。しかし、仕切り上手なリーダーはそうそう多くはいないもの。ちょっと困ったリーダーのもとで苦労することもあるかもしれませんが、そんな時こそチャンス! もしかしたら「上手な盛りたて方を学ぶ機会」かもしれません。
自分自身を成長させるためにも、前向きにとらえていきたいものですね。
※この記事は2013年11月18日に公開されたものです