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リーダーシップを保つ方法とは?「民主型より専制型」

集団の中で常にリーダーシップを保つのは簡単なことではありませんよね。思わず人が従いたくなるカリスマ性も必要だし、いろんなタイプの人をまとめていくには人間の心理にも精通している必要があります。

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リーダーシップに関する実験

アメリカのアイオワ大学のL・リピットとR・ホワイトは、同じ少年たちのグループに対して、3つの異なったリーダーシップ・スタイルがどのように影響を与えるかについて実験を行いました。「民主型」の場合は、少年たちはお互いに協力し、楽しい雰囲気の中で作業が行われました。

そして「放任型」の場合は、少年たちは特に不満ももらさないけれど、生産的とは言い難いといった結果になりました。最後に「専制型」ですが、この場合は少年たちは不満を抱いて反発し、けんか腰になるなどギスギスした雰囲気になったということです。

リーダーシップを保ちたい場合は「専制型」がよい

実験の結果から、リーダーシップをとるには一見民主型が一番ふさわしいように思えます。ですが、民主型のリーダーの場合は、そのフレンドリーさが仇(あだ)となり、はじめははっきりと「リーダーである」と皆に認識されていたのが、だんだん「同等の仲間である」という認識に変わっていくことがあるのです。

そのため、常にほかの皆より一歩高いところに立ち、「自分はリーダーである」と誇示するためには、専制型が一番よいということになります。

リーダーシップを保つための条件

リーダーシップを保つには、ただやみくもに「自分はお前たちのリーダーである。だから自分の言うことには従うように」という態度でいてはいけません。リーダーというのは尊敬もされるけれど反発もされやすい立場なので、強力なカリスマ性がないとすぐにリーダーの位置から引きずり降ろされてしまうでしょう。

また、仲間に対して嘘の情報を流すなど、信頼を損なうような行動をとると、もう二度とリーダーの位置には戻れないかもしれません。特に、反対派の敵がいてリーダーを中心に団結する必要のあるグループや、まだできて間がなく、まとめやすいグループにおいて専制型は有効です。

※この記事は2013年10月22日に公開されたものです

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