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なぜか高額な不動産物件がすぐに売れてしまう件について「海外マネーの流入」「医療の分野も同様」

「アベノミクス効果」なのか、高額な買い物をする人が増えているという話があります。高級な自動車、高級な食品などがどんどん売れているとか。実は不動産の高額物件も売れているというのです。本当なのでしょうか。中堅の不動産デベロッパーの営業マンにお話を伺いました。

【知っておきましょう!不動産表記の実際「徒歩1分は80メートル」】

――高額な不動産物件がどんどん売れているという話があるのですが、本当でしょうか?

本当です。弊社でも玉が足りなくなってきました。もう少し物件を仕入れておけば良かったという状況ですね。

――そんなに動いているのですか。

弊社のような規模の会社でそうですので、ゼネコンさんはもっとでしょう。高額な物件の動きは大きいですね。

例えば、飯田橋で平均約1億円ほどのマンション物件があったのですが、全戸すぐに売り切れました。一番高額な部屋は1億4,000万円ほどでしたがそれも全部です。

また一番下の価格が約6,000万円、一番高額な部屋で約2億円という物件も発売後すぐ完売という結果が出ています。うまくいっていますね。

――なぜ、ここにきて高額物件が動いているのですか? 消費税増税前の駆け込み需要ですか?

いえ、消費税はあまり関係ないと思います。投資用物件とみているお金持ちな人たちがいるのが一つの要因ですね。もう一つは海外からのお金です。特に中国の人が買っているという話があります。

日本の高額な物件を投資目的などで購入することが増えているようです。

――なるほど。日本のお金持ちだけじゃなくて、海外のお金持ちも日本の不動産を購入しているわけですか。

正直、ここまで物件が動くとは私たちの予想を上回っています。なので、先ほど申し上げたとおり「物件が足りない!」なんてことになるのですが(笑)。

――私たちのような庶民には分かりませんが、海外からのお金はかなり日本に入ってきているのですね。

医療の分野でも、同じような話があるんですよ。中国のお金持ちの人が日本の高度な医療を受けに来るのです。当然、お医者さんはもうかるわけですね。

現在、お金持ちの高齢者向け物件の開発、分譲が進んでいます。これらも海外のお金持ちが投資用と考えるかもしれないですね。

というわけで、不動産業界でも高額物件が予想以上に売れているとのことでした。筆者は金持ちでもないので、あまり関係のない話で、ちょっと悔しいですな。

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年11月18日に公開されたものです

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