100均収納グッズで片付けたくなる部屋づくり
収納グッズが欲しいときに、あなたは100円ショップへ行く派ですか? 安くて実用的な商品に出会えると、得した気分が味わえますね。ところが意外に多いのは、買ったけれど使えなかったという失敗談。片付くはずだったのに、グッズが邪魔になるのは本末転倒です。たった100円のことですが、買ってよかったと実感できる、買い方と使い方をご紹介します。
■お揃いを並べる
安いからという理由で、ついつい多めに数を揃えてしまいがち。でも使う見込みがないまま買ってしまうと、収納グッズの場合は場ふさぎになるだけ。実用に使ってこそのグッズなので、買い過ぎには要注意です。
一方で、棚一段ぶんが同じケースで揃っているとキレイに見えるので、見た目を優先すると片付けモチベーションが上がります。とは言え、何を入れるためにケースはいくつ必要なのか?その見当をつけてから、ちょうどいいサイズの収納グッズを見つけたいものです。たとえば、お菓子やレトルト食品をオープン棚でストックすることを想定して、あらかじめ棚の幅と奥行きと高さを測ってから、お店へ出掛けます。
ケースの個数としまいたいモノのジャンル分けが、一致しているのが理想的。もしも数が合わないときには、棚の幅に合った個数を購入して、使い方で調整してもよいでしょう。
■中身を隠す
女子の持ち物は、小さいモノが多いというのが特徴です。それだけに、散らばりやすくて見た目にも乱雑感が出やすいのが困りもの。メイク用品、アクセサリー、シュシュをはじめ、スマートフォンやキャンディーのような、外出時にバッグにINしたいモノなど多種多様です。こうした細々アイテムをいちいち引き出しにしまっていると、身支度に時間がかかったり、使い忘れてしまったりするなど上手くいかないことがあります。
出番が多くてすぐに使いたい細々アイテムは、テーブルの上か近い所にスタンバイさせておくと便利です。そのときに使いたいのは、小ぶりの収納ケース。その場合も、一つだけポツンと置くと実用にしか見えないので、お揃いのケースを2つか3つ並べて、すっきりとまとめておくとキレイに見えます。
人を呼ぶ機会がよくあるなら、中身の丸見えを予防するために、小さな布を掛けておくと埃よけにもなるので一石二鳥です。
■ホワイトで統一する
ナチュラル好きな人にとって、籐や竹でできた収納ケースが100円で買えるというのは、とってもお得なことです。天然素材で揃えるなら、生成り色やベージュといった色にもこだわってインテリア雑貨を選ぶことで、お部屋全体の統一感が生まれます。
一方で、ピンクやグリーンといったお気に入りのカラーがあるなら、収納グッズも色をポイントにして選ぶというのもひとつの手です。ところが、100円ショップの多くは、在庫がないとか廃番といったこともあり、欲しい色が手に入らなくて思い通りにいかないこともあります。また、同じ色でもメーカーや素材が違うと、色のニュアンスも違うので、並べておくと一目瞭然。収納グッズに色を取り入れて、それを部屋のアクセントにしたいと思っている人でないと、難しいかもしれません。
誰でも上手くまとめるやり方としては、室内に色が氾濫しないように、収納グッズにはホワイトのものを使うのがおすすめです。ホワイトが使い慣れてきたら、手始めに小ぶりの収納グッズで、色使いにチャレンジしていくことにしましょう。
住生活アドバイザー・すはらひろこ
※この記事は2013年10月31日に公開されたものです