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合コンで意中の人と隣り合わせになりたいなら中華料理が最適

あらたな出会いの場である合コン。お目当ての男性と打ち解け合うためには、席順が決まった時点で勝敗が分かれると言っても過言ではない。

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居酒屋ではテーブルをはさんで向い合せに座るのが定番だが、意中の人が隣に座る可能性は、驚くことに寿司屋のカウンターで横1列に座るよりも確率が低い。隣り合わせて親密に話したいなら、丸テーブルの中華料理が最適なのだ。

テーブルよりもカウンターがお得?

男女4人ずつの合コンで、くじびきで決めた席に、男女が交互に座ると仮定する。この場合、意中のひとが隣に座る確率を調べてみよう。まずはお寿司屋さんのカウンターだ。隣の隣ぐらいまでしかお酌もできず、人数が増えるほどに不利な座り方だが、せっかくの合コンだから回らないお寿司をカウンターで食べてみたいものだ。

男性をABCD、女性を1234で席順をあらわすと、

カウンター

A1B2C3D4

となる。自分が女性なら、1~4のどこかに座ることになるので、どこに座るかは4分の1の確率だ。

まず1の場合、お目当ての男性1人(以下、ダーリンと呼称する)と隣り合わせになるには、ダーリンがAかBのどちらかに座らなければいけない。4席のなかからAかBが選ばれる確率は4分の2、つまり2分の1の確率だ。

自分が1に座り、ダーリンがAかBに座る、この2つが同時に起きる確率は掛け算して(4分の1)×(2分の1)=8分の1となる。自分が2または3に座っても、左右どちらかにダーリンが座る確率は同じだ。

だが4の席では話が違う。隣はDしかないので、ダーリン率は4分の1に下がってしまう。自分が4を選んでしまう確率4分の1と掛け合わせると、16分の1となってしまうからだ。

これらを合計すると、ダーリンが隣に座る確率は(8分の1)×3+(16分の1)=16分の7となり、半分以下の約44%なので、隣になれたら強運と呼ぶべきだろう。

つぎに定番のテーブルをはさんで向い合せに座った場合をみてみよう。座席を図であらわすと、

A1B2

テーブル

4D3C

で、順番は反時計回りでも構わない。

1に座る確率は4分の1で、ダーリンがAかBに座る確率は4分の2だから、隣り合う確率は8分の1となる。3に座っても同様だ。だが2に座ると隣はBしかないので、(4分の1)×(4分の1)=16分の1になってしまう。これは4になったときも同じで、「隣」が一方しかないので不利になる。

トータルすると、(8分の1)×2+(16分の1)×=16分の6=8分の3となる。隣がダーリン率は37.5%となり、なんとお寿司屋さんのカウンターよりも低確率になってしまうのだ。

円卓は最強!

最後は中華料理をシミュレーションしてみよう。輪になって座り、中央の回転テーブルで料理を送ったり取り分けたりと、家庭的な面をアピールするにも絶好の機会だ。座席を模式的にあらわすと、

A1

4  B

D  2

3C

となり、どの席にも両隣があるので、寿司/居酒屋のどちらよりも有利なのは明らかだ。

自分が1に座る確率は4分の1、ダーリンがAかBに座るのは4分の2なので、掛け算すると8分の1になるのは今までと同様だ。しかし2~4に座っても同じ確率となるので、トータルでは(8分の1)×4=2分の1となり、勝率は50%にアップする。円卓には端の席がないので、どこに座っても両隣が存在するのが勝利のカギなのだ。もし男女5人ずつに増えても40%(5分の2)、6人ずつでも33.3%(6分の2)となり、何人になっても(男性の人数分の2)の確率で隣に座ることができる。

合コンで意中の人と隣り合わせになりたいなら中華料理が最適。幹事を引き受けたら迷わず中華街にGo!だ。

まとめ

左利きの自分は、左端の席に好んで座る癖がある。大抵の人は右利きなので、ひじのぶつけ合いを避けるためだ。

今さら合コンの歳ではないが、次回から酒席は中央を狙うことにしよう。

(関口 寿/ガリレオワークス)

※この記事は2013年10月27日に公開されたものです

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