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相手を追い詰めたいなら「自分の馴染みの場所にする」と効果的

相手に失礼なことをされてクレームを言いたい。そんなときは、怒りにまかせたまま相手のパーソナルスペースに入っていっても軽くあしらわれるだけ。相手を自分のほうへ誘導してしまいましょう。

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取引先に対する苦情は相手の会社では言わない

取引先に苦情を言いたいと思うと、カッカした頭のまま、勢いで相手の会社に乗り込んでしまう人がいます。でもこれは、自らを不利な立場に追い込んでしまっているのです。自分の会社に来てもらえば、慣れている場所だし、周りは自分の味方ばかりなので相手の心に余裕ができ、怒り狂っている相手にも取り乱すことなく冷静に対処することができます。

結果的に、苦情を言いに乗り込んだほうがうまくあしらわれてしまい、余計事態が悪くなるということもありえます。

相手を自分の側へ呼びつける

苦情を言いたいときは、できるだけ、自分の会社や自宅、顔なじみの飲食店など、自分自身が落ち着いて話をすることのできる場所へ相手を呼びつけるといいでしょう。相手も、こちらのパーソナルスペースにいるというだけで落ち着かず、強気で反論しにくくなります。

ただ問題は、相手もこうなることを簡単に予測できるだけに、なかなかこちらの誘いに乗らないということです。「お話があるのでうちの会社まで来てください」と言ってもなんだかんだと理由をつけて断ってくる場合が多いでしょう。

第三者的な場所を用意する

そこで、折衷案として自分にとっても相手にとっても第三者となるような場所を用意すると相手の承諾を得られやすくなります。内心はらわたが煮えくりかえっていてもそこはグっと押さえて、「おいしいお店があるのですが、今夜ご一緒にいかがですか?

」というように丁寧な姿勢で誘います。そこまで気をつかわれると相手も断りにくくなり、「分かりました」と言ってもらえる可能性が高くなります。そして、できるだけ個室を用意することが大切です。他人に聞かれるかもしれないと思うと相手も態度を硬化させてくるので、二人だけでゆっくりと話ができる環境を整え、相手が自分の非を素直に認めやすくしてあげるのです。

※この記事は2013年10月23日に公開されたものです

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