お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

篠田麻里子の「ricori」店舗撤退!? 芸能人プロデュースのブランドや店にネットの反応は?

元AKB48・篠田麻里子さんプロデュース&デザインのレディースファッション・ブランド「ricori(リコリ)」がスタートしたのは昨年10月のこと。

【キャラと違う!? 芸能人の意外な副業 ⇒】

今年2月に新宿に1号店、3月には大阪の心斎橋と梅田に2号店、3号店をたてつづけに出店し、話題となりました。ところが一転、8月26日、たった5ヵ月で心斎橋店が閉店してしまったのです。しかも、閉店に際して公式な発表があったわけでもなく、いつの間にか撤退した店跡にたまたま訪れたファンによって、その事実がSNSにリークされ、世間の知るところとなったのです。

「ricori」の商品は、靴下が1890円、タイツが4095円、白無地Tシャツが6000円など、価格設定は結構高め。センスも独特かつ奇抜で、ゴブラン調の生地や、レースがふんだんにあしらわれたデザインが光ります。

こんな感じなので、月収20~30万のOLたちが普段のファッションに取り入れるのには少々難易度が高いのかも……? 「ネット上では、売上不振で潰れたのでは?」という噂を中心にいろんな意見が飛び交いました。

「Tシャツ、うちの夫が着てるユニクロや無印の肌着にぱっと見ソックリ(-;」
「デザイナー云々より、商売の才能ないと思う。この、どの年齢層ねらってるのか知らないけどこの、不景気で財布の紐固いときに、それも大阪で2000円の靴下が売れるかよ。Tシャツにしてもよっぽど、質が良くないと6000円、8000円はまず出さない」
「こういうプロデュースとかする芸能人って「作りたい物」重視のただ楽しむ遊び感覚でやってるだけで商業的なことは全然考えてないよね。 こんなのが売れると本当に思ってんの?って聞きたい。 仮にも企業と協力してる商売なんだからさぁ・・」

(原文ママ)

批評の対象は「ricori」を飛び超え、もはや、自己ブランドプロデュースに勤しむ芸能人全体にまで及んでいる様子。

篠田さん以外にも、佐々木希さんがデザイナーを務めていた「Cotton Cloud」は昨年に休止し、カリスマとして若者に大人気だった若槻千夏さんも、自身の創業ブランドである「WC」の退任を発表するなど、あちこちでリタイアする芸能人が出ているのも事実。

やはり知名度やセンスがあっても、プロデュースやデザイン、商売のプロであるかといえば話は別だった、というのが世間の反応なのでしょうか。

ですが、なかには、千秋さんの「Ribbon Casket(リボンキャスケット)」やhitomiさんの「PomiPomi(ポミポミ)」、MEGUMIさんの「calma(カルマ)」など、ママタレのベビー服ブランドを中心に、成功例も見られるのは確か。

特に「ベビー服はどれも高価なものばかりなので、可愛い服を低価格で提供したい」という思いで始めた千秋さんのブランド商品は売れに売れ、現在ではパワーストーンブランド「Love Stone」まで立ち上げています。

世間の需要を理解し、尚且つ自主ブランドの世界観をしっかり確立した芸能人なら、自分のセンスを押し出しても、押し付けにならず、逆に求められるようになるのかも。

篠田さんサイドは、後日、心斎橋店の撤退を「全国展開に向けた移転統合」と説明しました。今後の展開を期待してます!

(齋藤ジョン市/清談社)

※この記事は2013年10月23日に公開されたものです

SHARE