悪用禁止!反対意見を封じ込める方法「強い不安を与える」

自分に対して反発してばかりの部下の扱いに困っている……そんな人も多いのではないでしょうか?このような場合は、人間の持つ集団心理をうまく利用するとコントロールすることができます。
【恋愛心理学講座 第33回「彼との結婚に親が反対」】
強い不安を与える
人は、極度に強い不安を感じると思考が停止し、周囲の状況がみえなくなります。そして、不安から自分を守るために目の前のことにしか目がいかなくなるのです。例えば、みんなでコミュニケーションをとりながら仕事をしていく必要のある、飲食店のキッチンのアルバイトをしていたとして、あまりの仕事の覚えの悪さに毎日こっぴどくしかられ、「また失敗したらどうしよう」という思いにとらわれすぎて体が思うように動かず、余計に失敗しやすくなって悪循環を招くということは往々にしてあることです。
不安が強いときは、周りの声に左右されやすくなっている
例えば、だんなが浮気しているかもしれないと疑心暗鬼に陥ってるとして、そんな状況のときに近所の奥さんから「この間の日曜日、隣町でご主人が知らない女の人と腕を組んで歩いているところを見たわよ」などと言われてしまうと、「まさか」とはなかなか思えませんよね。
このように、人は不安な心理状態でいるときに耳に入る情報に左右されやすいのです。
ターゲットを反対者から賛同者に変えるには
この人間の持つ「不安なときは周りの言動に影響を受けやすい」という心理を利用して、反対者を賛同者に変えてしまいましょう。そのためには、周りの人の協力が必要不可欠です。まず、周りの社員を抱き込み、ターゲットだけに仕事の情報を流さないようにします。
ターゲットは、周りはみんな知っているようなのに、自分にだけ情報が回ってこないことに焦り、イライラし、次第に不安を募らせるようになります。まさに、不安が強すぎて目の前のこと=情報がもらえないことしか考えられない状態になるんですね。
そこへ、自分以外の第三者から「○○さんの案に決まるみたいですよ」などと言われると、それ以上みんなの輪からはみ出したくなくて「あぁ、そうなんですか」とあっさり認めてしまいやすくなるのです。
※この記事は2013年10月22日に公開されたものです