議論の際に、相手を自滅させる方法とは?「スルーされていると思わせる」

議論に勝つための方法はいろいろあるけれど、相手が勝手に自滅してくれればこれほど楽なこともないですよね。では、どうすれば相手を自滅に追い込むことができるのでしょうか?
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絶対に目を合わせない
議論の相手は、なんとかしてこちらを言いかまそうとアドレナリンが出まくっている状態です。いわば、闘牛の牛。そこへこちらまで同じテンションで向き合ってしまうと、決着がつくどころか言い争いがどんどん大きくなって、ひどい場合には殴り合いにまで発展したり、二度と修復できない仲になってしまったりします。
これを防ぐためには、相手と目を合わせないことが大切です。相手は必死に目線を合わせようとしてくると思いますが、意識して目をそらし続けましょう。そして、いかにもこっちはそこまで熱くなってないよといわんばかりに、どっしりと鷹揚にかまえ、「あ~あ。
もうばかばかしくて聞いてらんない」という態度をとり、相手の焦りを誘います。
スルーされていると思わせる
相手が真正面からぶつかってくるのは、こちらも同じようにがっちり睨み合っているときです。ということは、こちらが体をよけてスルリとかわしてしまえば、相手は張り合いをなくして戸惑い始めるということです。
小さな子供のケンカを見ていると、お互いに顔を真っ赤にしてつかみ合いをしているときには大人が止めに入らなくてはいけないほどヒートアップしていくけれど、どちらかが全く相手にしていないときには「ふんだ!もうお前なんかとは遊んでやらないからな!」などと負けを認めてしまっていますね。
これと同じように、わざと興味のないような口調で「そうだね。君の言うとおりだね」と言ってみたり、用もないのに時計を気にするような仕草をすると、「相手にされていない」と感じ、イライラを募らせ、やがて自滅していきます。
真剣に聞いていると思わせないために
相手のつっかかりに対してこちらが興味を示していると思わせないためには、「目を合わせない」「真剣に話を聞かない」という2つのことが大切なんですね。相手に自滅してほしければ、相手のエネルギーをこちらへ向けさせるのではなく、自分へのイライラに変えてやるのが一番です。
※この記事は2013年10月21日に公開されたものです