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議題に罠を仕掛けて会議を思うようにする方法とは?「一旦相手の要求を飲み、自分のプランを押しつける」

会議の流れをうまく自分のペースに持っていくためには、目の前の疑問に思わずつっこんでしまうという人間の心理をうまく利用するのがコツです。具体的な方法をご説明します。

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目の前に些細なつっこみ所があると黙っていられないのが人間

会議に臨む前は「よし、相手の言葉に惑わされず、論点に的を絞って建設的な会議にするぞ」と思っていても、いざ目の前に「つっこみ所」というエサをぶら下げられてしまうとつっこまずにいられないものです。矛盾点を突き、論破することに夢中になっているうちに、いつの間にか話がどんどんずれていき、気がついたときには議題とは全く関係ない話で時間を大幅にロスしてしまった…という経験を持つ人も多いのではないでしょうか?

プライベートでも夫婦ゲンカや兄弟ゲンカなどはこうなりがちですよね。

大きな案件の中に、思わず議論したくなるような一文を投じる

順調に淡々と進んでいく会議。このままでは、自分の思いとは別の方向に話が進んでしまう…。そんなときは、意識的に皆が思わず議論したくなる、場が荒れそうな一文を投じると話を横にそらすことができます。そうして皆が喧々諤々と議論を続けている間に、自分は冷静に次に投じる策について頭をめぐらすのです。

相手が疲れてきたところを見計らって一度引く

議論の盛り上がりがピークを見せ、もうそろそろみんな疲れて落ち着いてくるかな…というタイミングになったら、意見が対立している相手側に対し、一度引く姿勢を見せます。「それでは今回は、そちらの提案するプランで…」と相手に花を持たせれば、相手の心に余裕が生まれます。

そして、自分の意見を認めてくれたこちら側に対し、なんらかのお返しをしたいと無意識に思い始めるのです。これを「好意の返報性」といいます。ここまできたら、もうひと押し。相手がこちらの意見を素直に聞く姿勢になっているところへ、すかさずプランの土台の部分自体を押し通すのです。

すると、本題の部分で相手側から注文をつけられることなく、その後は会議が順調に進んでいくのです。

※この記事は2013年10月21日に公開されたものです

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