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部下をすんなり転勤させる事ができる一言「君にしか頼めない」

転勤は、サラリーマンにとって避けては通れない道。でも、子供がいたり、家を買ったばかりだったりと、人それぞれすぐに承諾できない理由も抱えています。どのような言葉かけをすれば「はい」と言ってもらえるのでしょうか?

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「君にしか頼めない」

転勤してほしいと言われたとき、部下の心の中では様々な葛藤が生まれます。身軽な独身でも、住み慣れた土地から離れて新天地に飛び込むのは勇気がいるものですが、これが既婚者になるとさらにそこへ子供の学校のことや、自宅をどうするかなどの難しい問題が絡んでくるので複雑です。

おそらく「はい、行きます」と即答できる人はいないでしょう。上司としても、そのあたりの事情がよく分かっているだけに打診するのは気が重いですね。

だけど、誰かが行かねばならないのです。そこで、部下に使命感を与え、「自分が行くしかない!」と思ってもらうために、転勤先の特色について詳しく説明し、今抱えている問題点を挙げ、「だからどうしても君の力が必要なんだ」と熱く説得することが大切です。

日頃の信頼関係がものを言う

このやり方が功を奏するには、部下との間に信頼関係が築かれていることが大前提です。

ろくに話したこともない上司に「君にしかできない!」と言われても「俺の何を知ってると言うんだ?転勤させたいからいい加減なことを言ってるな」ととられてしまうし、ソリが合わずに対立してばかりいる上司から転勤を打診されれば「俺のことが目ざわりだから遠くに飛ばそうとしているんだな」と思われてしまうかもしれません。

その点、日頃から何かと相談に乗ってくれたり、目をかけてくれている上司はちがいます。信頼している上司がそこまで言ってくれるなら…と、部下も転勤について前向きに考えることができるでしょう。転勤が決まると、部下は今度は自分が家族を説得しなくてはなりません。

経験のある方も多いでしょうが、部下本人にとっても、家族にとっても思い決断を迫られることになり、家庭に重苦しい空気が漂うものです。家族にそんな思いをさせてまで行かねばならないと思わせるのですから、上司のほうもそれなりの覚悟と礼儀を持って打診するべきですね。

※この記事は2013年10月20日に公開されたものです

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