約9割が「避難勧告」発令後も避難行動とらず 台風18号防災意識調査
スマートフォンユーザーに特化したマーケティングリサーチ事業を展開するリビジェンが、全国の10代~30代の男女500人を対象に「台風18号への防災意識」調査を実施したところ、91.9%が避難勧告発令後も避難行動はとらなかったと回答した。
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先日の台風18号の影響で、あなたが住んでいる地域で「避難準備情報」や「避難勧告」、「避難指示」は発令されたかの問いに対し、「発令された」は16.4%、「発令されなかった」は71.6%、「分からない」は12%だった。
「発令された」と回答した人に、その発令のレベルを質問したところ、「避難準備情報」は43.9%、「避難勧告」は45.1%、「避難指示」11%となった。
さらに、「避難勧告が発令された」と回答した人に、実際に避難行動をとったか質問したところ、「避難行動をとった」人は8.1%、「避難行動をとらなかった」人は91.9%と、約9割が避難行動をとらなかったと回答した。
「避難行動はとらなかった」と回答した人の理由としては、「どこに避難したらいいのかわからず」「心配ないと思ったから」「大丈夫そうだったから」などの回答が寄せられた。また、自分の地域の避難場所を把握しているかどうか質問したところ、「把握している」と回答した人は47%で、53%が「把握していない」と回答した。
非常食などの防災用品の常備に関しては、「常備している」は11.8%、「多少は常備している」は44%、「常備していない」は44.2%という結果だった。
※スマートフォンを使ったインターネット調査による。期間は9月17日14時から同日14時24分。
※この記事は2013年09月18日に公開されたものです