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竜巻からの避難はどうすればいい?⇒「頑丈な建物に入る」「窓から離れた1Fの部屋」

暗雲先日、埼玉県で竜巻による大きな被害がありました。竜巻に対する備えはあまりしていない人が多いでしょう。竜巻から避難するときはどうすればいいのでしょうか? 気象庁の天気相談所にお話を伺いました。

【竜巻の強さを表す「Fスケール」のFは藤田のFって本当?】

まず、竜巻の発生しやすい気象状況になった場合には、「竜巻注意情報」が発表されます。竜巻注意情報の発表を知ったら、「空の様子に十分注意してほしい」とのことです。

そして、発達した積乱雲が近づく兆候がある場合には、頑丈な建物内に避難して、身の安全を確保しましょう。

発達した積乱雲の近づく兆候とは、以下のような特徴を指します。

・真っ黒な雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
・雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする。
・冷たい風が吹き出す。
・大粒の雨やひょうが降り出す。

「竜巻注意情報の発表から約1時間は注意が必要」とのこと。「危険な気象状況が続く場合には、地元の気象台からあらためて発表がある」そうです。

また、竜巻が身近に迫った場合には、以下のように避難しましょう。

■屋外での避難

・頑丈な建物の中に入る。
・店舗やビルの場合、シャッターを閉める。
・電柱や太い樹木であっても倒壊することがあるので、近づかない。
・物置や車庫、プレハブ(仮設建築物)は危険なので、そこに避難することは避ける。

■屋内での避難

・窓から遠い(あるいは窓のない)1階の部屋に避難すること。
・窓やカーテンは閉める。
・ガラスは危険なので、雨戸、シャッターなどは閉める。
・丈夫な机やテーブルの下に入るなど、身を小さくして頭を守る。
・自宅等が危険だと感じたら、より頑丈な建築物の中に避難すること。

現在の観測技術では限界があり、竜巻の突発的な発生を十分に予測することはできないそうです。突然の竜巻に慌てないよう、上記の避難方法を覚えておきましょう。

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年09月10日に公開されたものです

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