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台風の進路予測ってどうやって計算している?

台風そろそろ日本列島に台風が多くやってくるシーズンです。災害を避けるためにも台風の予報は大事ですね。私たちがニュースで見る「台風の進路予測」ですが、これはどうやってつくられているのでしょうか?

【大雨・暴風など「特別警報」8月30日より運用開始】

台風の進路予測について、気象庁の天気相談所に伺いました。

■最後は人が判断する!

まず観測データを収集します。気圧、風速、風向などの「予測」に必要なデータを観測地点から集めるのです。世界各地の気象関係機関がそれぞれ観測したデータを交換しているとのこと。

収集したデータを気象庁のスーパーコンピュータに入れ、計算し、進路予測を行います。この際、「アンサンブル予測」という手法が取られているとのこと。

アンサンブル予測というのは、入力する初期値にばらつきを与えて複数回の予測を行い、その平均値を取ることです。こうすることで平均的な大気の状態の予測精度を上げることができるのです。

このようにして出力された「予測」を基に、最後は人間が判断して、私たちが見る「台風の進路予測」がつくられるのだそうです。

■日本の予測精度は世界でもトップクラス

天気相談所によれば、スーパーコンピュータで予測を行っているセンターが、アメリカ、カナダ、中国、日本など世界各地にあり、これらがお互いに競い合い、協力し合って、予測の精度を磨いているとのこと。

ちなみに、「日本の予測精度は世界でもトップクラスに入る」とのことです。みなさん、台風が近づいてきたら、天気予報をしっかり見て被害に遭わないようにしましょう!

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年09月02日に公開されたものです

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