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ネコ語を理解する!「トイレ以外でおしっこをしたらトイレが汚い」「ご飯茶碗の前で座るのはご飯がまずい」

気まぐれに翻弄されながらも、そのキュートさに胸キュンするネコのしぐさ。疲れて帰宅しても、ニャアと甘え声ですり寄ってくると、つい心がほぐれて癒されてしまいますよね。

では、実際ネコはどんな世界で、どんな風に生きているのでしょうか?獣医師である野澤延行さんが書いた本「猫に言いたい たくさんのこと」と、ネコ専門病院の院長である春山貴志さん監修の本「もっと猫に言いたい たくさんのこと」を参考に、その実態を紹介します。

◎そんなにくさい?
ネコは非常に清潔好きです。さらに縄張り意識が強いので、自分の体によそものの匂いがついたら、がまんできません。お寿司や焼き肉を食べた手で触られたりすると、これはもう不愉快。きちんと手洗いしてからでないと…。

◎無言の抗議活動中
ネコはかなりグルメです。ご飯茶わんの前で座り込む無言の抵抗。その背中が語るのは「もっとおいしいごはんを出して」です。もし単にごはんが欲しいなら、はっきりニャオーン
という呼びかけをしてきます。

◎ごめん、目があっちゃった
トイレについて、ネコほど切実な問題として捉えている動物はいないでしょう。それはネコがとくに不浄を嫌っているからです。「もう少し…掃除して欲しいニャ」という場合は、こっそりトイレの外でして抗議行動。またネコにとって、トイレは「思案所」なんです。そこで、束の間集中しているところを見られたら思案どころではありません。あなたの配慮に欠けた視線が向けられたとしたら…。

◎がんばれ
ネコ語はマスターすると、ネコの世界がみえてきます。たとえば、排泄時に「オオーゥ」あるいは「アオーウ」と低い声を出す場合はつらく不安で痛がっている時です。ネコは便秘になりやすく、こういう声は孤独に体調不良と戦っている時なんです。

【ネコに嫌われる6つのご法度】
1.しつこくする
マイペースなネコは、かまってほしくない時にかまわれるのが嫌い。しつこくすると、ネコパンチが飛んでくることも。

2.むりじいする
束縛を嫌うネコは抱っこや強要されるのも苦手。飼い主の都合による抱っこは嫌われます。その気がないのにおもちゃなどで遊びに誘っても「うざい」と気持ちを逆なでするだけ?

3.大声で話す
おだやかで安心して暮らしていたいネコは大声で話す人に警戒心を抱きます。

4.動作が荒っぽい
ドタバタと歩く、ドアをバタンと閉める動作も嫌い。予測不能な突然の動作も苦手です。

5.小さなサインに気づかない
遊びに誘ったり、甘えたりしているのに気づかなかったり、鈍感な人は信頼されず相手にされなくなってしまいます。

6.キツイにおい
ネコは縄張りにマーキングをします。自分のにおいが消されてしまうような、強い香水などをつけている人も敬遠の対象!

ネコは縄張り意識が強く、住居全域が自分のテリトリー。飼い主さえも、自分の配下ととらえているそうで、飼い主は抵抗してはいけません。

さらに常にポーカーフェイスで、たとえ体調が悪くても平気な素ぶりをしていて、気づいた時は手遅れになることも多いとか。うまく合わせながらご機嫌を観察するのが飼い方のコツ。

いかがですか?犬のように人と迎合しないネコには独自の世界観があるんですね。そんな愛猫との付き合い方がリアルにわかるので、興味ある方は下記の参考図書を参考にしてみては?

(安藤のり子)

【参考図書】

親愛なる君にもっと好かれる73の方法「猫に言いたい たくさんのこと」野澤延行著
気まぐれな君を楽しくさせるための84の方法「もっと猫に言いたい たくさんのこと」春山貴志監修
ホームページ:http://www.ikedashoten.co.jp/book-details.php?isbn=978-4-262-13133-7

※この記事は2013年09月05日に公開されたものです

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