野菜=ヘルシーは間違い!? 本当にいい野菜の食べ方とは?
<野菜&フルーツの賢いとり方(3)>
◆朝は根菜類やイモ類を! 体を冷やすキュウリやトマトは昼に
操「朝食では、フルーツだけでなく野菜もとったほうがいいですよね?」
小島さん「野菜ですが、朝は体を温めてくれる根菜類やイモ類がオススメです。キュウリやトマトなどの体を冷やす性質の野菜は、なるべくお昼に食べるほうがいいですよ」
操「キュウリやトマト、毎朝食べていました……。これからは、お昼に食べて、朝は根菜類などに変えるようにします」
<野菜&フルーツの賢いとり方(4)>
◆たんぱく源は大豆製品を中心に!
小島さん「そして、炭水化物やたんぱく質もしっかりとってくださいね。お米の糖はでんぷんで、血糖値の上昇は緩やかですが、その分腹持ちがいいので1日の活動源に適しています。たんぱく質は、糖質とちがい体に蓄えられないので消費エネルギーを増やしてくれますよ」
操「だから、お米は腹持ちがよかったんですね! 知りませんでした」
小島さん「そして、たんぱく質をとろうと思うと、肉が多くなりがちなので気をつけてくださいね。肉やベーコン、ソーセージなどは脂質の割合が多いので、意外とたんぱく質がとれていないことがあります。
肉なら、鶏むねやささみ、豚や牛ならひれ肉やもも肉を選んでください。できれば肉よりも魚や大豆製品でたんぱく質をとるようにしましょう。同じたんぱく質でも、何を選ぶかによってその栄養素は大きく変わってきます。
<理想の朝食とは?>↓の組み合わせです!
○炭水化物(穀類)
○たんぱく質(納豆や豆腐などの大豆製品を中心にツナ・ささみなど)
○ビタミン・ミネラル(根菜類・イモ類などの野菜とフルーツ)
○お水
※お水(水分)も忘れずにとってくださいね!
操「やってみようと思いますが、少しハードルが高そうです……」
小島さん「あくまで理想の朝食なので、できることからでいいですよ。少しずつ食品の種類(品数)を増やしていってみてください。食事は、できるだけいろいろな栄養素を、と思ってとってくださいね」
朝食をとっていないかった人が、朝食をとっただけで痩せるんですよ! 痩せたい人ほど朝食をとって、朝燃焼できる体をつくることです」
操「朝食をとるだけで、ですか!? やってみます!」
>次週も、野菜とフルーツの賢いとり方を紹介します
(構成:金井広実 イラスト:松井晴美)
小島美和子 おしま・みわこ
(有)クオリティライフサービス代表取締役。管理栄養士、食コンディショニングトレーナー。24時間TVマラソン企画でのタレントへのダイエット指導や、フィットネスクラブの食行動プログラムの開発、栄養指導メソッドの提供およびヘルシーメニューの開発、食品企業のコンサルティング、ヘルスケア・コンテンツの企画開発などに取り組む。また、厚労省のワーキングメンバーや各種研修会での講師や各種執筆活動、テレビ、ラジオなどでも活動中。「指導者は実践者に!健康の表現者をめざす!」との思いから、その表現方法のひとつとして現在、マスターズ陸上100mに挑戦中。その他走る人の食生活をデザインする「RUN!×食NET.(ランショクネット)も主宰し、マラソン大会の参加も仲間と楽しんでいる。
クオリティライフサービス http://www.qls.co.jp/index.html
食コンディショニングトレーナー養成講座 http://www.qls.co.jp/shokutra/
小島美和子ブログ http://runshoku.cocolog-nifty.com/blog/
※この記事は2013年09月05日に公開されたものです