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20代半ばから始まる「カラダの経年劣化」毛穴の開き、目の充血!? 対策は?

20代半ばになると、顔や体に色んな変化が出てきますよね。いつまでも若いと思っていても、やっぱりそうはいかないし……。女性の老化っていつ、どんな風に始まっていくの? アンチエイジングの専門家であり、医療・美容ジャーナリストの宇山恵子先生に伺いました!

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◆最初は顔! 肌の劣化に気づいて!

「最初に出てくるのは肌ですね。20代後半になると、毛穴が開いてきたり、目尻にシワが出たり、ほうれい線が出たり、目の下のくまが取れなかったりなどなど。若い頃は寝溜めすれば大丈夫だったのが、年齢を重ねるとそうはいかなくなるんです。脂性肌だったのに突然乾燥肌になって、口の周りがカサカサになったりしますから」

ガーン。毛穴の開きなどすでに思い当たるフシが。いつまでも10代みたいな気持ちでいたけど、肌はそうはいかないですよね……。

◆徐々に髪の毛が痩せていく恐怖

「あと、髪の毛も痩せていきます。髪の毛にコシがなくなって、スタイリングに時間がかかったりとかね。今のうちから、良いトリートメントを使うとか、オイルでケアしてあげることが大事です」

髪は女の命とか、髪型で顔が変わるとか言うように、ふにゃふにゃの髪になったら大問題! お風呂で頭皮をマッサージするなど、肌だけでなく、ヘアケアも毎日やるのが◎。

◆充血目は、それだけで老けて見える

「私が街を歩いていて気になるのは、若い女性の目の充血。頑張ってアイメイクしても、白目が充血してると、不健康で老けて見えちゃうんです。年を取ると目が乾燥するので充血しやすくなるんですよ。あとは、パソコンを長時間見るとか、仕事での緊張状態が続くのも原因ですね」

筆者は、目に力がないと言われたことがあるのですが、ひょっとして目が充血しているせい? 最近、アンチエイジング用の目薬が人気のようだし、試しに買ってみようかと思います。

◆経年劣化を防ぐためには? 今日から出来る方法と心構え

体が年齢によって劣化していくことはよくわかりました。でも、高価な化粧品を買うお金もないし、かといって美容雑誌とか読んで勉強するタイプじゃないし……。ズボラ女子でも出来るような、老化を止める方法を教えてください!

「まず、自分の生理周期をきちんと把握すること。そして生理周期に逆らうようなことをするのはダメ。当たり前のことだけど、きちんと出来ていない人は結構多いと思います」

とりあえず生理周期を手帳にメモってはいるけど、それだけで完結しちゃってました。周期を把握したら、どうすればいいんですか?

「生理前っていうのは外見も内面もベストじゃないですよね。そういう時期はなるべく大人しくしてること。楽しいイベントを入れるなら、生理の後半から生理後10日間から2週間の一番いい状態のときに。30歳に近くなっても生理前に無理するような生活をしていると、確実に劣化の原因になります。自分の体の悲鳴を聞いて休ませてあげて。欲を言えば、基礎体温をつけてほしいですね。より自分の体のことがわかりますよ」

生理周期を把握したら、それに合わせて予定を決めるのがいいんだそう。生理中でも無視して飲み歩いていたけど、それが劣化を早めていたとは、恐ろしい!

「でも、一番気をつけてほしいのは、心の老化ですね。若い頃って、いつでも恋愛対象探してたり、気合い入れて生活してるけど、年を取ると緊張感がなくなってズボラになっていっちゃう。例えば、彼氏が出来ると、『彼氏以外にはどう見られてもいいや』って、なりがちですよね。でもそれは心の老化の始まり。彼氏と別れたときに、次の恋愛相手を探すのが大変になっちゃいますよ」

ギク! 心当たりがありすぎて、もうどうしたらいいものか。見た目の劣化も、もとを辿れば、緊張感の抜けた生活からくるんですね。エステや高級化粧品など、早いうちから人頼みにするのも危険だそう。まずは自分で出来る簡単なケアでOK。『いつどんな出会いが来ても平気。ヘッドハンティングされても大丈夫!』という心の準備が女性を美しく保ってくれるのです。我こそはズボラだというアナタも、今日からちょっとだけ心を入れ替えてみては?
(中村未来/清談社)

取材協力/宇山恵子先生
東京医科歯科大学非常勤講師。医療・美容ジャーナリストとしてアンチエンジング情報を発信中。ヨガインストラクター、書道講師などの顔も持つ。近著に『心の扉を開ける23の鍵』(小学館)がある。

※この記事は2013年08月29日に公開されたものです

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