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給与換算すると1日7326円の損失!! 暑さでの仕事効率低下は約4割と判明

夏の職場を暑いと感じる頻度

ノルド社会環境研究所は、職場における節電意識とその本音を把握するため、関東・関西の男性サラリーマン300人(有効回収)を対象に、Webアンケート調査を実施した。その結果、節電の重要性は充分理解しているものの、職場の冷房設定温度には不満があり、「節電は必要だが我慢はしたくない」という本音が浮き彫りになった。

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同調査によると、職場での冷房の設定で、設定温度や使用時間など何らかの制限がある会社は約7割(66.0%)と多く、夏の職場が「暑い」と感じるサラリーマンは81.7%にも上った。

節電のための冷房制限について、サラリーマンの8割以上が「理解」(82.3%)を示しているものの、過半数は職場の室温に「不満」(55.3%)があることが判明。サラリーマンの約6割が「節電は必要だが、我慢はしたくない」(55.7%)と答えており、3人に1人は「他人が見ていないところで冷房の温度を下げた」(34.0%)経験を持っていることがわかった。

職場の夏の節電を、「必要だが、我慢したくない」と思う割合

職場を含む屋内で暑さにより体の不調を感じた人は35.3%。実に、サラリーマンの3人に1人が、暑さによる体調不良を経験しており、10人に1人は「熱中症」(8.7%)になったことがあると回答した。暑さ対策としては、「水分補給を欠かさない」(86.0%)、「ネクタイを外す」(68.3%)、「『汗がすぐ乾く』『冷たさを感じる』などの夏用の下着を着用する」(39.7%)、「デスクワークの際に靴や靴下を脱ぐ」(33.7%)など、さまざまな努力が行なわれている。

暑さによる能率低下の度合いを聞くと、平均で39.1%と、約4割も仕事効率が低下する結果となった。今回の対象者の1か月の平均勤務時間や平均月収から換算した1日の平均勤務時間は9.4時間、時給が1928円のため、これを時間に換算すると1日3.8時間、給与換算すると1日7326円が、暑さのためにムダになっている計算となる。

※この記事は2013年08月06日に公開されたものです

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