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NEWSのファンは「パーナ」、KAT-TUNのファンは「ー(ハイフン)」 摩訶不思議ジャニオタ用語

先日、NEWSのコンサート延期によって、「パーナ」と呼ばれるNEWSのファンのみなさんが路頭に迷ってしまう事案が発生。

ツイッター上には「コンビニやスーパーは、パーナさんへ無償で食べ物を提供してください」「泊まる所がない人は、とりあえず警察に110番して! 警察は全員保護して!」というツイートが広がり、大騒動に!

この「パーナさん騒動」を目の当たりにした人たちの中で、「え? なんでパーナさんなの?」なんて思った人もいるのでは? なんでも、ジャニーズファンの間でのみ通じる専門用語がたくさんあるらしい!

そこで、ジャニオタ歴16年の妃奈さん(24)に、“ジャニヲタ用語”を教えてもらいました!

●ファンの呼び名
・パーナ・NEWSパーナ:今回話題になった、NEWSファンのこと。「チャンカパーナ」は愛しい人の意。

・-(ハイフン):KAT-TUNファン。KAT-TUNの間にある(-)のこと。

「昔は『NEWS嬢』と呼ばれてたんですけど、『チャンカパーナ』が発売以降はパーナって呼ぶようになりましたね。KAT-TUNのハイフンは、KATとTUNの間を支える(ー)が語源。コンサートでメンバーたちが呼んだ名前がそのままファンの間で広まって、ファン同士でもじることが多いですね」

ちなみに妃奈さんは、Kis-My-Ft2の北山くんにご執心だそうです。

●ファンの分類
・イッピ:一般人。一般ピープルの略。好きなメンバーの写真の切り抜きを紙袋に貼ったもの(イッピ袋)を使う。

・オリキ:「追っかけに力を入れてる」ファンの略。

・ヤラカシ:好きなメンバーのプライベートに踏み込んしまうファンのこと。

・オキニ:メンバーから気に入られてるファン。コンサート中にお手振りなどのファンサービスをたくさんもらえる。

・オキラ:メンバーから嫌われているファン。

・ガッツ:追いかけているメンバーのスケジュールを完全に把握し、週に5~6日出待ちや入り待ちをするファン。マナーもしっかりしている。

・トップさん:長年メンバーを応援している、ガッツから昇進したファン。トップさんがファンを統括している。

・対策:トップさんで構成される、メンバーの親衛隊。

「オリキとヤラカシのちがいは、マナーの良さ。オリキの人は、マナーを守って追っかけるけど、ヤラカシはメンバーの家までついていったりしちゃうんです。完全なマナー違反なので、メンバーに顔を把握されて嫌われます」

細かく区分けされてるんですね。「対策」の人たちは何をするんですか?

「ヤラカシからメンバーを守るんです。ヤラカシは、メンバーの家までついていってしまうので、それを阻止するんですよ。原則、自分の好きなメンバーの対策にはなれません。そもそもトップさんしかできないんですけどね」

ヤラカシがメンバーと同電(同じ電車に乗ること)した場合は、対策さんが途中下車を促すことも!

「当然交通費なんか出ないので、自腹を切ります。しかも、ヤラカシから殴られる可能性もあるんですよ」

こ、怖いですね……。

●ファンサービス

・個人受け:会場入りするメンバーに、ファンが直接ファンレターやプレゼントを渡すことができる。ちょっとお話もできちゃう。

・代表受け:個人受けをしないメンバーには、代表者一人がその場にいるファンのファンレターやプレゼントをまとめて渡す。代表者になれるのは、初めて参加した子や代表になったことのない子の中でジャンケンなどで決める。

「今は『代表受け』がほとんどなので、『個人受け』はあまりしないですね。代表受けにするか個人受けをするかは、メンバー本人が決めてトップさんに連絡します」

メンバーと連絡先を取るんですか!?

「メンバーから連絡が来るんですよ。ただし『非通知』で(笑)。まあ、昔の話なので今はわからないですけど……」

なんだか、すごくディープな世界をのぞいた気がします。奥深きジャニヲタ界。

最後に、妃奈さんにパーナさん騒動の感想を聞いてみたところ……

「地方の子たちは、帰れなくて可哀そうだなあって率直に思いましたね」

実際に家に泊めてあげた方もいるそうなので、“ジャニーズのファン”という大きなくくりで、結束が高そうです。

今日、妃奈さんに教えてもらったものは、ジャニヲタ用語のごく一部。業界あるところに専門用語あり、ということなのかもしれませんね。

<大貫未来/清談社>

※この記事は2013年08月06日に公開されたものです

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