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「アヒルが、ウサギを捕えました」の意味は? 警察の隠語をどれだけ知ってる?

刑事ドラマを見て、「ハジキ(拳銃)」「ガイシャ(被害者)」「ゲロった(自白した)」など、警察の隠語をご存知の方は多いのでは? ところが、私たちが知っているのは、ほんの一部。秘密裏に捜査を進める関係からか、警察の隠語はとても多いようです。知らない言葉の数々に、新人警察官や新人囚人も戸惑うとか!? ここではあまり知られていないものを紹介するので、刑事ドラマ好きの人よりも詳しくなってしまいましょう!

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アイちゃん

スリのこと。明治時代のスリを表す言葉、「相手屋師」に由来します。「アイちゃんを逮捕しました!!」といっても、女の子をつかまえたわけではないんですね。

イレズミ

……と言えば、当然ヤクザの刺青のことかと思いきや、「ピストルの弾が当たったところから周囲に残る、火薬が飛散した跡」のこと。洗っても落ちないからこう呼ばれるのだそう。ちなみに、刺青のことは単に「スミ」というのだとか。

ウカンムリ

窃盗のこと。「窃」の部首をとってそう呼ばれ始めたようですが……「窃」の部首は正しくは「あなかんむり」。思わぬ落とし穴がありましたね。ほかにも、「ゴンベン」=詐欺、「サンズイ」=汚職事件など、警察は部首を使った隠語がお好き。

お宮

事件が迷宮入りしてしまったことをいいます。刑事さんは「こりゃ、お宮だな」などと使います。「お蔵入りと勘違いしてない!?」と突っ込まれそうですが、「迷宮」の「宮」の字を取った言葉です。。

ロク・お六

死者・死体のこと。南無阿弥陀仏が六文字であることに由来するそう。

沈める

どうも死体を沈める姿を想像してしまいますが、盗品を現金化すること。

タタキ

強盗のこと。住民を叩き起こして侵入することから。

ナコ

ヘロインのこと。粉(コナ)→ナコ。そのほか、「ハコ」=交番、「レツ」=連れ=共犯者、「ガサ」=捜す=捜査など、警察も芸能界に負けじと逆さま業界用語がたくさん!

 

他には、どうやら警察は動物もお好きのよう! というわけで、以下は警察の動物隠語シリーズです。

オシドリ

二人組のスリのこと。

アヒル

制服巡査。アヒルのようにヨチヨチ巡回して来ることからだそう…。

捜査機関に侵入するスパイ。

ウサギ

脱走犯のこと。

赤馬

放火のこと。「赤犬」「赤猫」とも。炎の形が動物に見えることから、こう呼ばれているそうです。

牛の爪

牛の爪は割れていることから、犯人が判明していること。

馬の爪

馬の爪は割れていないので、犯人がわかっていないこと。わざわざ牛の爪と馬の爪にたとえて言い始めた人は、かなりの動物好きですね。

いかがでしたか? 知っているとカッコいい……かはわかりませんが、とりあえず警察官の前で使うと怪しまれるので、注意してくださいね。

(桃山くるみ/サイドランチ)

※この記事は2013年07月24日に公開されたものです

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