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子どもに聞いた! 将来なりたい職業「2012年=サッカー選手、食べ物屋さん」「1970年=エンジニア、スチュワーデス」

7月5日に、第一生命保険は子どもたちの夢を問う「大人になったらなりたいもの」の調査結果を発表しました。男子は3年連続で「サッカー選手」、女子は16年連続で「食べ物屋さん」が不動のトップでしたが、今回の調査では男女とも「警察官・刑事」の順位が上がっています。最近刑事ドラマがすごくはやっているせい? いいえ、子ども心はもっと純粋でした!

その理由とは、どうやら東日本大震災。この大災害をきっかけに、子どもたちの気持ちが「人を守りたい、助けたい」という方向へ揺さぶられたようなのです。その証拠に、このほかでも「消防士・救急隊」(男子)、「看護師」「お医者さん」(女子)が順位を上げており、「人のためになりたい」と感じていることがうかがえます。

ただ、男子の順位を見てみると、「お医者さん」が4位→9位に後退している一方、テレビ・アニメ系キャラクターが14位→5位、宇宙飛行士が18位→6位と大躍進! 男子の場合、「人のためになりたい」という想いはそのままヒーロー願望に直結するというあらわれなのかもしれませんね。

昭和の男子の憧れは「エンジニア」

さて、今回はさらに40年ほどさかのぼって、昭和の子どもたちが当時、どう思っていたかを探ってみましょう。

朝日新聞の『現代っ子の「なりたい職業」は…』(1970年)という記事によると、男子のランキングでは「エンジニア」、女子の方では「スチュワーデス」がトップ。

昨年美輪明宏さんが紅白で歌った『ヨイトマケの唄』に、「僕はエンジニアになった。母親にこの姿を見て欲しい」という意味の歌詞が出てきますが、当時「エンジニア」はエリートがなるという憧れの職業だったのでしょうか。そして、5位には「電気技師」がランク入りしていますが、当時の子どもがこれらのちがいを知っていたとは少し思いにくい……!?

「スチュワーデス」は呼び名が変わり、現在では「キャビンアテンダント」となっています。近年ランク外なのは、華やかな反面、激務で気苦労も多い大変さを女子が知ってしまったからなのでしょうか……。

昭和と平成の子はあまり変わらない?

あなたの憧れの仕事は平成、昭和のベストテンに入っていましたか? 平成と昭和の調査結果は最後に載せていますが、子どもたちのなりたい職業を見る限り、時代の変化ほどには大きく変わってはいないようです。

ただし「サッカー選手」はかつてプロの職業としては成立していませんでしたし、「宇宙飛行士」も当時は全世界で15人程度。昭和時代には全然身近でなかったことがわかります。また、昭和にランクインしていた「マンガ家」が平成のランキングに見当たらないのも時代の変化が感じられるポイントかもしれません。

【大人になったらなりたいもの※】

<男子>
1位(1)サッカー選手
2位(3)学者・博士
2位(6)警察官・刑事
4位(2)野球選手
5位(14)テレビ・アニメ系キャラクター
6位(18)宇宙飛行士
6位(5)食べ物屋さん
6位(8)電車・バス・車の運転士
9位(4)お医者さん
10位(11)消防士・救急隊
10位(10)大工さん

<女子>
1位(1)食べ物屋さん
2位(5)看護師さん
3位(2)保育園・幼稚園の先生
4位(12)お医者さん
5位(6)お花屋さん
5位(3)学校の先生(習い事の先生)
7位(8)飼育係・ペット屋さん・調教師
8位(10)ピアノ・エレクトーンの先生・ピアニスト
8位(17)警察官・刑事
10位(9)デザイナー

※第一生命保険による2012年調べ。全国の幼稚園・保育園児と小学生約14万人から1,100人分を抽出。( )内の数字は前年(2011年)の順位。

【『現代っ子の「なりたい職業」は…』(1970年.11.02朝日新聞朝刊)】

<男の子のベストテン>
1位 エンジニア
2位 プロ野球選手
3位 サラリーマン
4位 パイロット
5位 電気技師
6位 医者
7位 自家営業
8位 科学者
9位 建築設計士
10位 マンガ家

<女の子のベストテン>
1位 スチュワーデス
2位 デザイナー
3位 先生
4位 看護婦
5位 タレント
6位 ジャーナリスト
7位 マンガ家
8位 小説家
9位 婦人警官
10位 美容師

(東野由美子/サイドランチ)

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