お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

これだけは注意したい! 梅雨時期の洗濯物対策

帰宅してドアを開けた途端に、ムっとした空気と嫌ない臭い! 不快なのは気分だけではありません。一人暮らしをしていると防犯のこともあって、普段から部屋干しという人が多いことでしょう。洋服がカビ臭い、革のバッグにカビ発生などの危険が迫っています。忙しくてもラクにできるポイントを押さえて、不快な原因を取り除きましょう。

■速く乾かすのが鉄則
梅雨に入れば、外に干したくても干せない日が続きます。そんな部屋干しで気をつけたいのが臭いと湿気のこと。それには、まず洗濯物を早く乾かすのがポイント。換気扇のある浴室に干す時でも、扇風機で風を送ります。部屋で干すなら、エアコンをドライ運転にしたり除湿機をかけたりして、短時間に乾かすのが鉄則です。
部屋干し専用の洗濯洗剤を使っていても、乾くまでの時間が長ければ雑菌の繁殖で起こる嫌な臭いは避けられません。また、カーテンレールに引っ掛けて干していると、カーテンにカビが生えることも。部屋干し用の道具を使うことをおススメします。そして1回に洗濯する量を減らして、吊し干しにしたものの間隔をあけて、風が通るようにすることも大事。一に速乾、二に速乾です。

■乾いたら、すばやくしまう!片付ける!
洗濯の量を減らして短時間に乾かせば、何日も吊しておく必要はありません。乾いたら順番に使えばいいと思っていると、いつも洗濯物が吊り下がった部屋で過ごすことに。目の前にずっとあると、見た目にもうっとうしいのでは? その日のうちにたたんで収納しましょう。
干す時に使った物干しスタンドやハンガーも、使い終わったら片付けます。また使うからと思っても、部屋の隅や家具と壁の隙間など手近な場所にまとめるよう心掛けてください。

■収納に風を通す
また、閉め切った状態の収納は湿気が溜まりやすく、部屋干し派の部屋は湿度が上昇して、カビ発生のリスクが高まります。梅雨の晴れ間は、外出する日でも収納の扉を開け放って風を通しましょう。在宅であれば、扇風機で風を送りこんだり除湿機をかけておいたりするのが有効です。
そのためには、収納内に風の通り道を作ることが必要。たくさん詰め込んでいると、空気が動きにくいので効果がありません。使わないものは処分して、普段から収納量を減らしておきましょう。
ベッド下に収納があるなら、いったん取り出して風を通します。そのついでに掃除をしておくと安心。寝ているときの発汗で湿気がこもりやすく、ダニも発生しやすいので念入りに。下駄箱も、臭いとカビに気をつけたい場所です。除湿剤と消臭剤を使うだけではなく、扇風機や除湿機を使って乾燥させておきましょう。

(住生活アドバイザー・すはらひろこ)

※この記事は2013年05月21日に公開されたものです

SHARE