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皇室やセレブをもてなした一流が教える会話のコツ

10個の会話テク <応用編>

会話テクその7
困ったときは、笑顔とオウム返しで乗り切ろう

「つい自分のことを話しすぎてしまう。気づけばひとりで話している。そんな人は、沈黙への恐怖があるのではないでしょうか。しかし、自分が話している限り相手の話を聞くことができません。さらに、一生懸命話しても相手にとって興味がない話題であれば聞き流されて終わってしまいます。もし、沈黙が訪れたらにこやかに微笑んでください。沈黙は、長く感じてもほんの数秒です。無理に話そうとするよりも沈黙を笑顔で楽しむ余裕をもってください。

また、会話が続かない人にありがちなのが、質問に対して「好き」「嫌い」「はい」「いいえ」など単語で答えてしまうパターンです。そんなときは、答えた後に聞かれた質問をそのまま相手に投げかけてください。会話は途切れませんよ」

会話テクその8
“半歩先”の気遣いで“おせっかい”が“気が利く”に変身

「日本人には“察する”という文化があります。しかし、それを行動に移すにはタイミングが肝心です。絶妙なのは、相手の気持ちの“半歩先”ではないでしょうか。相手が望んでいないことを勝手に判断して行えば、それは気遣いではなくおせっかいです。“半歩先”をいく秘訣は、相手をよく観察することにあります。自分軸で動くのではなく、相手のペースをつかむようにしましょう」

“半歩先”を見極めるポイントとは?

「お花見の席でチェックしておきたいのは、お酒や料理について。空いているコップにおかわりを入れるだけでなく、その人が何を飲んでいたのかも覚えておき、もしあまり進んでいなかったようであれば“別の飲み物を持ってきましょうか?”と言いましょう。また、話す相手がいなくてひとりぼっちになっている人がいれば、“料理を取ってきましょうか?”などさりげなく声をかけたいですね」

会話テクその9
男性に連絡先を聞くときは体裁を作ってあげること

「男性は、形を重んじるため“今度、お食事に行きましょう。連絡先を教えてください”と女性から積極的に聞かれると警戒してしまうことがあります。そのため、“お仕事で相談したいことがあるので”など体裁を整わせてあげるとスムーズにいきます。仕事でどうしても共通の話題が見つからない場合は、事前に理由になるような共通点を見つけておいて体裁が整うようにしましょう」

メールを送るタイミング、内容は?

「せっかく連絡先を聞いたらメールをしたいですよね。お礼のメールは、すぐにでも送りたくなりますが、できれば出会った余韻を楽しむためにも3日後にしましょう。内容は、お花見のお礼と、返事をしなくちゃと思わせる重すぎない程度の仕事の悩みなど体裁にまつわる内容がいいですね」

会話テクその10
“あとで”を使いこなしてNG男子の誘いを断る

「過剰な警戒は必要ありませんが、一対一の付き合いを深めるのは遠慮をしたい人からのお誘いがあった場合は、周囲との人間関係もあるので頭ごなしにノーというのではなく感じよく断るようにしましょう。たとえば、食事に誘われたのであれば、そのときはタイミングが悪いと言い、連絡先を聞きたいと言われれば、“今手元に携帯電話がないのであとで”と答えて“あとで2人になる時間”をつくらないようにします。ただ、断る際に“また誘ってくださいね”など余計なひとことは付け加えないようにしましょう」

教えてくれたのは……

里岡美津奈さん

里岡美津奈さん
コミュニケーションインストラクター。約25年ANAのCAとして乗務し、その間に皇室や各国の国家元首を担当。退職後は、超一流の方々と接することで身につけたビジネスマナーやコミュニケーション力を活かし、人材育成のコンサルタントをおこなっている。著書に「もう一度会いたいと言われる女(ひと)の気くばりのルール」があるほか、3月11日に新刊「誰からも好かれる女(ひと)の人と運を引き寄せる習慣」(ともに明日香出版)も発売される。また「個人の持つ魅力や能力を引き出し、自身のプレゼンスを高める」美津奈塾を8月より開講予定。

問い合わせ先 info@satookamitsuna.com
http://www.facebook.com/mitsuna.satooka/
http://mitsuna.satooka.jp/

誰からも好かれる女(ひと)の人と運を引き寄せる習慣

(執筆:浜田彩、イラスト:吉岡ゆうこ)

※この記事は2013年03月12日に公開されたものです

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