気温2度の日の服装は? 最高気温・最低気温別のおすすめコーデ
気温2度を観測する時期は寒さが厳しい季節。北海道の札幌では、最高気温の場合は12月中旬や2月下旬頃、最低気温は4月上旬や11月中旬頃に観測される気温です。今回は、気温2度の日におすすめのレディースコーデを最高・最低気温別に紹介します。
「今日着たい服があったのに、思っていた気温と違って断念した」という経験はありませんか? 気温や天候に左右されてコーディネートに迷う人は少なくないはず。
そこで今回は、気温2度の日におすすめの服装を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
気温2度の基本情報と服装のポイント
「気温2度」といっても、それが「最高気温」なのか「最低気温」なのかによって気候が異なります。
ここでは、気温2度を観測することが多い北海道の札幌を基準に、最高気温・最低気温別に基本的な情報と服装のポイントを見ていきましょう。
最高気温2度の場合
札幌で最高気温2度が観測されるのは、12月中旬や2月下旬頃の真冬の季節。日中でも凍える寒さとなり、最低気温は氷点下を記録します。雪が降る日も多く、常時積雪している状況といえるでしょう。
服装のポイント
最高気温2度を観測する時期はとにかく極寒。しっかりとした防寒対策が必須です。
厚手のコートやダウンの中には、厚手のニットやタートルネックなどを着込んで、体温を逃がさないような服装を心掛けて。スカートはもちろんパンツスタイルの時にもタイツやレギンスを履くのがおすすめ。
色や柄、マフラーや帽子などの冬小物で遊び心を取り入れれば、防寒対策をしつつ真冬のおしゃれを楽しむことができるでしょう。
<POINT>
・厚手の防寒アウターが必須
・インナーは体温を逃がさない厚手のニットを着込む
・差し色や冬小物で遊び心をプラス
最低気温2度の場合
札幌の最低気温2度は、4月上旬や11月中旬といった春や秋の時期に該当する気温です。日中の最高気温は10度前後まで気温が上がるものの、基本的に1日通して厳しい寒さとなるでしょう。
東京でも1月~2月は最低気温2度になる日があるので、寒さのイメージはつきやすいかもしれませんね。
札幌では例年11月上旬頃に初雪を観測することが多く、4月中旬頃まで降り続きます。そのため、札幌で最低気温2度を観測する時期は、季節としては「春」や「秋」であったとしても、寒さが厳しいといえるでしょう。
服装のポイント
最低気温2度を観測する季節の服装に欠かせないのは、ダウンや中綿の厚手の防寒アウターです。
1日を通して厳しい寒さとなるので、タートルネックニットやマフラーできっちり首元まで対策を。トップスの中には、保温性抜群なインナーなども必須でしょう。
足元もロングブーツや厚手のタイツで冷気を通さない工夫が必要です。
<POINT>
・ダウンや中綿の防寒アウターが必須
・タートルネックやマフラーで首周りも暖かく
・ ロングブーツや厚手のタイツで冷気を通さない工夫を
【札幌:春】最低気温2度の時におすすめの服装は?
ここでは、最高・最低気温2度の時におすすめの服装を季節別に紹介します。
今回はカジュアルコーデ、きれいめコーデ、シンプルコーデの3タイプをピックアップ。気温と季節感を意識したコーディネートを厳選したので、服装選びに悩んでいる人はぜひトライしてみてくださいね。
まずは、春の札幌を想定した最低気温2度の日におすすめのコーデを紹介します。
カジュアルコーデの場合
札幌の4月上旬頃はまだまだ寒い季節。冬アウターを中心に春っぽいアイテムを取り入れるのがこの時期の服装のポイントです。
例えば、ダウンジャケットやキルティングコートなどの防寒アウターに、ロングスカートを合わせてみましょう。特にレースなどの模様が入ったスカートだと春めいた着こなしがかないます。
トップスは、起毛ありのスウェットや厚手のニットで暖かいものをセレクト。
厚手のソックスやタイツにボリュームスニーカーを合わせて、足元まで寒さをブロックしましょう。
きれいめコーデの場合
ウールのロングコートは春先まで長く着れる万能アウター。特に、ジャケット風のデザインなら1枚羽織るだけできれいめな雰囲気が完成します。
都内ならアウターの下に着るトップスは薄手の長袖でもOKですが、札幌では、まだまだニットが必須。
タートルネックニットなら首周りを寒さから守ってくれるので、体感温度もアップします。色は爽やかなカラーのものをセレクトして、春らしさを追加しましょう。
シンプルコーデの場合
シンプルなデザインのウールコートは、暖かいうえに、きれいめからカジュアルまでどんなテイストにも使えるヘビロテまちがいなしのアウターです。
ドロップショルダーやオーバーシルエットのものなら厚手のトップスも楽々着込めますよ。
トップスは、ボリュームたっぷりのハイネックニットをチョイスして首元を暖かくしましょう。パンツの下には厚手のソックスやタイツを仕込んで足元の防寒対策を。
ハイネックニットの時は、髪をすっきりまとめるのもコーデを重たく見せないコツですよ。
【札幌:秋】最低気温2度の時におすすめの服装は?
続いて、秋の札幌を想定した最低気温2度の日におすすめのコーデを紹介します。
カジュアルコーデの場合
札幌の11月中旬頃の時期は、日中の気温は10度近くまで上がりますが、朝晩は真冬の寒さとなるので、厚手のコートが手放せません。
アウターが主役となるコーデをカジュアルに見せるには、フード付きのダッフルコートやモッズコートがおすすめ。
インナーには、首周りもしっかりガードしたハイネックニットをセレクトしましょう。首にフィットするものでもゆったりめのものでもどちらでもOKです。
足先も冷えるので、スノーブーツやボアブーツでカジュアルに。裾広がりのワイドパンツならボアブーツを合わせても裾周りがもたつかないでしょう。
きれいめコーデの場合
札幌の11月中旬頃は真冬の時期といっても過言ではないので、ダウンジャケットが大活躍。できればロング丈が寒さをしのいでくれるのでおすすめです。
しかし、ダウンジャケットは膨張して見えやすいので、きれいめに仕上げるには色選びが重要。ネイビーやベージュ系なら上品に見えますよ。
スカートスタイルにするときれいめ度アップ。膝下まですっぽり覆うニットワンピースなら暖かさもキープできるでしょう。
足が出る部分はロングブーツで隠して、きれいめな足元をつくりながら、きちんと防寒もしてくださいね。
シンプルコーデの場合
ボア系のアウターは見た目も着心地も暖かく、最低気温2度を観測する季節にぴったりのアウターです。コートのようなデザインならカジュアル感控えめで大人っぽく着こなすことができるでしょう。
アウターと同じ丈感のワンピースやスカートなら裾からチラリと見えて、シンプルコーデのアクセントになりますよ。
【東京:冬】最低気温2度の時におすすめの服装は?
東京でも1月〜2月は最低気温が2度になることがあります。そんな冬の最低気温2度の日に最適なコーデのポイントを見ていきましょう。
カジュアルコーデの場合
最低気温2度の冬の東京は、日中は気温が上がるものの1日を通して寒いので、中に着込む余裕のあるオーバーサイズの防寒アウターが活躍。フード付きのアウターならカジュアルにこなせます。
中のニットは首をすっぽりと包むタートルネックをセレクトすれば、首元を温め体感温度も上がるでしょう。
フード+タートルネックで首周りはボリューム満点なので、マフラーはなくてもOK。その代わりにファーバッグやチェーンバッグなどアクセントになる小物をプラスするとカジュアルコーデがセンスよく決まるでしょう。
ボトムスはスリムなシルエットのものをチョイスすると、トップスとのバランスがきれいに取れます。裏起毛のものなら防寒対策にぴったり。厚手の靴下やタイツで対応してもOKです。
きれいめコーデの場合
「寒くてもきれいめなコーデがしたい!」そんな人はぜひダウンジャケット×ロングスカートで冬の大人コーデを楽しんで。スカートの下に厚手のタイツを仕込むと、ボトムスの寒さ対策もバッチリです。
足元は、ヒールブーツをセレクトすればきれいめコーデをアシストしてくれます。足首もしっかり隠す丈のものを選んで暖かさをキープしてくださいね。
シンプルコーデの場合
ガウンのようなロングコートは、メンズライクなチェック柄をチョイス。ラフなシルエットなので、ビッグマフラーで首元にボリュームを持ってくることでバランスを取りつつ防寒対策を。
シンプルにまとめるならアウターのラフさに合わせて中もゆるめで合わせると、抜け感が出て冬のリラックスコーデが完成します。
レザーシューズやレザーバッグをプラスすれば、大人っぽく仕上がりますよ。
【札幌:冬】最高気温2度の時におすすめの服装は?
最後に、冬の札幌を想定した最低気温2度の日におすすめのコーデを紹介します。
カジュアルコーデの場合
最高気温2度の日は、とにかく朝から極寒。最低気温は氷点下を記録することも珍しくなく、上から下まで防寒することがポイントです。
そんな日はアウターもロング丈がおすすめ。ボアコートやフリース素材ならカジュアルに着こなせます。
中に着るインナーも厚手のものをセレクト。首まですっぽり隠れるタートルネックニットで冷気をシャットアウトして。より暖かいコーデにしたいなら、大きめのマフラーをプラスすると良いでしょう。
アウターやニットによる着膨れが気になる時は、ボトムスはスリムなものにするとバランス良く決まりますよ。裏毛タイプのものやタイツなどを下に履いて防寒をしましょう。
この時期の足元は、スノーブーツがおすすめ。コーデをカジュアルに仕上げてくれるだけでなく、防寒対策もバッチリです。
きれいめコーデの場合
とにかく寒い日は、体をすっぽり包むロングアウターが風を通しにくくておすすめ。オーバーサイズのものをセレクトすれば、中に厚手のトップスを着込むことも可能です。寒さ対策に大判のマフラーもしっかり巻いてくださいね。
きれいめコーデにしたい場合は、きちんと感のあるウールのコートが吉。白やベージュ系をセレクトすると全体が重たく見えません。また、マフラーとアウターの色を同系色で統一させればこなれ感もアップしますよ。
アウターの長さに沿ってロングスカートを合わせたコーデは、裾から見えるひらひら感が上品な印象を与えます。ヒールブーツを選べば、足元までしっかり防寒もできて、スタイルアップもかなうでしょう。
シンプルコーデの場合
最高気温2度の日のお出かけは、ぜひ保温性のあるアウターで。キルティングのアウターは、着膨れして見えにくく防寒もできるのでおすすめです。
アウターの中は、細見えをかなえるIラインシルエットを意識するのが大人っぽく仕上げるコツ。黒でまとめれば膨脹しがちな重ね着コーデも引き締まります。
レザーのロングブーツは中がファーになっているものを選べば、防寒もスタイルアップもかなうのがうれしいポイントですね。
バッグにはスカーフやチャームなどで遊び心をプラスすると、冬コーデが華やぎますよ。
小物で変化をつけて冬のおしゃれを楽しんで
気温2度を観測する時期は最高でも最低でもいずれも厳しい寒さなので、ダウンやロングアウターなどの防寒アウターを中心にしたコーディネートが必須。
この時期は、大きめのタートルネックが着こなしのバランスを取ってくれるだけでなく防寒にもなるので一石二鳥です。何枚かあると重宝するでしょう。
コーデの見える部分がほとんどアウターになる季節でもあるので、マフラーやバッグなど小物で変化をつけて冬コーデを楽しんでくださいね。
(文:道面 梓 / イラスト:さのまるこ)
※記事内に記載している気温は気象庁の気象データ(2013~2022年)から算出