セプテンバーバレンタインの意味とは? 由来やルールを紹介
9月14日は「セプテンバーバレンタイン」です。有名な曲にもなっていますが、何をする日か知っていますか? この記事では、セプテンバーバレンタインの意味や由来、ルールを紹介します。
9月14日は「セプテンバーバレンタイン」です。
バレンタインといえば、2月14日のバレンタインデーを思い浮かべる人が多いはず。
9月にもう1つのバレンタインデーがあるなんて、初耳かもしれません。この日は一体、何をする日なのでしょうか?
本記事では、セプテンバーバレンタインの意味や由来、ルールを紹介します。
セプテンバーバレンタインとは? 由来も紹介
セプテンバーバレンタインとは、どのような日なのでしょうか?
セプテンバーバレンタインは女性から別れを切り出す日
9月14日はセプテンバーバレンタインと呼ばれ、女性から男性に別れを切り出す日とされています。
通常、「バレンタイン」と聞くと、「2月14日のバレンタインデー」「女性が男性に告白する日」という甘くハッピーなイメージを持つ人が多いでしょう。
しかし、セプテンバーバレンタインは、女性が恋人に別れを告げるビターな日なのです。
由来はラジオの深夜番組
セプテンバーバレンタインの由来は、TBSラジオで1967~1982年に放送されていた『パック・イン・ミュージック』という深夜番組だといわれています。
しかし、セプテンバーバレンタインについて言及された時期や具体的なエピソードについては不明です。
関連する曲もある
『パック・イン・ミュージック』でセプテンバーバレンタインについて言及される前か後かは不明ですが、シンガーソングライターの佐々木幸男さんが、1978年に『セプテンバー・バレンタイン』という曲を発表しました。
これはいわゆる失恋ソングで、歌詞には以下のように別れを連想させるワードが登場します。
セプテンバー・バレンタイン
きらいさこんなさよならは
Unhappyバレンタイン
もううしろはふり返らないよ
ちなみに、この曲は女性シンガーソングライターのEPOさんがカバーしています。興味がある人は、両方を聞き比べてみてください。
セプテンバーバレンタインのルール
「セプテンバーバレンタインは女性が別れを切り出す日」と述べましたが、その方法には以下のようなルールがあります。
・紫色の物を身につける
・白いマニキュアを塗る
・緑色のインクで書いた別れの手紙を相手に直接渡す
なぜこのようなルールができたのかは不明ですが、紫色はどこか神秘的で、相手との距離を感じさせる色ともいえます。
白いマニュキュアを塗るのは、彼への愛情が冷めたサインなのかもしれません。
また、1976年にリリースされた梓みちよさんの『メランコリー』という曲には、以下のような歌詞があります。
緑のインクで手紙を書けば
それはさよならの合図になると
誰かが言ってた
当時は「別れの手紙は緑色のインクで書く」という文化があったのでしょうか。
セプテンバーバレンタインは時代背景を感じさせる記念日
セプテンバーバレンタインは、当時メジャーだった深夜ラジオ番組から生まれた記念日です。
1978年にリリースされた『セプテンバー・バレンタイン』という曲がヒットしていることから、70年代特有のカルチャーを感じられる日ともいえるかもしれません。
9月14日に合わせて、当時のカップル事情を想像してみるのも楽しいかもしれませんね。
(すぎうら)
※画像はイメージです