お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

同棲カップル向け、お金の管理方法6選! 喧嘩にならないやり方とは

須藤雅

結婚前提で同棲を始めようと思った時、お金の管理をどうしていくかは重要なポイントですよね。「生活費は折半する?」「貯金はどれくらい必要?」など、悩むことも多いでしょう。この記事では、同棲生活でのお金の管理方法についてファイナンシャルプランナーの須藤雅さんに教えてもらいます。

パートナーとの同棲を考える中で、特にお金の管理について不安に感じる人も多いようです。

生活を共にするということは、それまでお互いに知らなかった一面を日々知ることにもなります。

だからこそ、お金に対する価値観や管理の違いは、パートナーとのすれ違いを大きくさせる一因ともなりかねません。

そこで今回は、同棲生活におけるお金の管理方法について、それぞれのメリット・デメリットを交えながら詳しく紹介します。

同棲生活におけるお金の管理方法とメリット・デメリット

同棲は、できる限りお互いがストレスを感じることなく生活できるのが理想ですよね。

お金の管理についてはさまざまな方法がありますが、ここではおすすめの6つに絞って、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

しっかりとルールを決めて、自分たちに合ったお金の管理をしていきましょう。

(1)毎月一定額をお互いに出し合う

まず1つ目は、毎月お互いに一定額を出し合う方法が挙げられます。

パートナーと共通の財布を準備してお金を毎月入れていく方法と、共通の銀行口座をつくって履歴に残しつつ管理していく方法などがあります。

この管理方法は支出額が一定で予測が立てやすいため、お互いに不満が出にくい点がメリットといえるでしょう。

また、生活費の上限も決まるため、その金額内で抑えようと意識しやすく、節約するのにも適しているといえます。

ただし、出し合ったお金以上の支出が発生した月は、どちらが支払うかで不満が出る可能性があります。

そのため、家具や家電製品といった大きい支出が発生しそうな場合は、別途お金の準備や話し合いが必要となるでしょう。

お互いの収入差が小さく平等性を求めるカップル、決まった金額内で生活を送りたいカップルにおすすめの管理方法です。

(2)毎月発生した支出を折半する

毎月、実際にかかったお金を折半する管理方法もあります。

この場合、お互いに支出する額が明確で、平等に管理しやすいのがメリットといえるでしょう。

一方で、毎月の支出上限が決まっていないため、つい不要なものを買ってしまうなど支出がかさむ可能性も考えられます。

お互いの収入差が小さく平等性のある管理をしたいカップル、ある程度自由にお金を使いたいカップルにおすすめの管理方法です。

(3)どちらかが主導で管理する

どちらか得意な方がメインで管理するパターンもあります。

お金の管理について苦手意識を持っている場合、得意な方に任せることで安全かつスムーズに管理できるかもしれません。

ただし、2人ともお金の管理が苦手だと、一方に不満がたまってしまう可能性もあります。

また、どちらかだけが管理することで、お金の流れが不透明になることも考えられるでしょう。

この管理方法は、どちらかがお金の管理を得意としているカップル、結婚を前提として一方にお金の管理を集約したいというカップルにおすすめです。

(4)支出額を交代で支払う

毎月の支出を隔月の交代制で支払う管理方法もあります。

自分の支払い月がくるまで一カ月間空くので、支払い金額の準備をしやすいのがメリットといえるでしょう。

一方で、その月によって支出額が変動する可能性もあり、支払う金額が不平等になってしまうことも考えられます。

特に、イベントごとがある月などは支出がかさみやすく、不満が出てしまうかもしれません。

この管理方法は、ある程度毎月の支出額が一定になるカップルにおすすめです。

(5)固定費とそれ以外で分担する

家賃や光熱費などの固定費と、飲食代や日用品の購入など固定費以外の生活費を分担する管理方法もあります。

この分担についてはある程度、支出額の差が生まれることが前提です。

そのため、事前にそのことをお互いに理解しておかないと不満が生まれてしまうかもしれません。

また、固定費の中でも光熱費に関しては、夏や冬に支出が増える可能性があるので注意しましょう。

具体的に結婚を視野に入れているカップルなどには、おすすめの管理方法といえるでしょう。

(6)どちらかのクレジットカード(キャッシュレス)で支払う

どちらか一方のクレジットカードなどを利用して、キャッシュレス決済する管理方法もあります。

支出の明細や履歴が残るため、管理がしやすいといえるでしょう。

また、ポイントも貯まるのでお得に支払いができる点もメリットです。

ただし、クレジットカードの引き落とし先をどちらか一方の口座に指定した場合、支出の負担が大きくなってしまいます。

また、個人の買い物との区別が難しくなる可能性もあるため、その場合は引き落とし先をカップルの共通口座にするなど工夫が必要でしょう。

キャッシュレス決済に慣れているカップルにとっては、おすすめの管理方法です。

同棲中のお金の管理で注意したいポイント

自分たちに合う管理方法を選んだとしても、運用していく中でいくつかの注意したいポイントがあります。

お互いに不満を感じることのないよう、以下のことを意識してみましょう。

(1)支出の負担が偏りすぎないようにする

支出の負担がどちらか一方だけに偏りすぎてしまうと、多く支払っている方に不満が出てきてしまう可能性があります。

また、多く支払っている方の立場が優位になってしまうことも考えられるでしょう。

前もって支出に差が出ることをお互いに了承している場合を除いては、できる限り支出の差をクリアにしていくことがポイントです。

(2)共通のお金は利用用途を不透明にしない

2人で共通の財布や口座から支払いをしている場合、何に使ったかが不透明だと不信感が生じるきっかけになりかねません。

支出については明細や履歴を確認できるようにしたり、その都度、相手に報告をしたりしましょう。

共通のお金を使う時のルールをしっかりと決めておくことで、トラブルを防ぐことができるかもしれません。

(3)お互いの価値観を尊重する

カップル同士といえど、互いに違う価値観を持っていることもあるでしょう。

特にお金の使い方については、考えの違いがあっても不思議ではありません。

趣味や習いごと、交友関係などによっても、お金を使いたい場面や支出できる上限が変わってきます。

お互いの考えを尊重しよく話し合って、お金の管理を決めていきましょう。

同棲中のお金の管理におすすめのアプリ

実際に同棲が始まっても、最初から完璧に管理をするのはなかなか難しいものです。

ここでは、手軽にお金の管理ができるおすすめアプリを紹介しますので、できることから徐々に工夫していきましょう。

(1)『シンプル家計簿-人気おこづかい帳の家計簿』

『シンプル家計簿-人気おこづかい帳の家計簿』は、会員登録や課金なしで利用できる無料アプリ。

カレンダー機能のついた支出管理アプリなので、初心者でも簡単に使えるのがポイントです。

また、家計簿はCSVファイルやPDF出力にも対応しているので、印刷して管理することも可能。

アプリでお互いに確認ができるので、日々のコミュニケーションにも役立つでしょう。

(2)『家計簿!簡単お小遣い帳 人気の家計簿』

『家計簿!簡単お小遣い帳 人気の家計簿』は、シンプルな入力画面で支出を管理できる家計簿アプリ。

支出のバランスをグラフで確認できたり、支出リストを簡単にチェックできたりするのがポイントです。

また、アプリ操作も簡単なので、気軽に1カ月の支出を振り返ることができるでしょう。

グラフを見ながらお互いの支出や用途について話し合うのもおすすめです。

自分たちに合うお金の管理でスムーズな同棲生活を

同棲生活におけるお金の管理について、さまざまな方法や注意点を紹介しました。

それぞれにメリットやデメリットがあり、全てが希望どおりになるのは難しいかもしれません。

ですがその中でも、自分たちに合う管理方法を選択して、お互いの価値観や生活スタイルを尊重できるルールを決めていくのが良いでしょう。

この記事を参考に、ぜひ同棲生活を楽しんでくださいね。

(須藤雅)

※画像はイメージです

SHARE