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お香の正しい使い方と注意点。安全に使うポイントとは

aoi okamoto

お香には、スティックタイプやコーンタイプなどの種類があります。それぞれ、正しい使い方と注意点を知っておくことが大切です。今回は、お香を安全に使うために知っておきたいポイントを解説します。

お香には、スティックタイプやコーンタイプ・渦巻きタイプ・ペーパータイプといった種類があります。

今回は、種類別の正しいお香の使い方と、注意点を解説します。安全にお香を楽しむために、ぜひチェックしておいてくださいね。

お香を使う時の注意点

では、お香を使う時の注意点にはどんなものがあるのでしょうか。火を扱うことになるので、事前に注意すべきポイントを把握して、安全にお香を焚けるようになりましょう。

(1)換気をしっかり行う

お香を焚く時は火を使用します。窓を閉め切った空間でお香を焚くと、二酸化炭素が充満して空気が悪くなったり、息苦しくなったりする可能性があります。

お香を使用する際は、適度に新鮮な空気を取り入れることが大切です。定期的に窓を開けて空気を入れ替える、窓を少し開けた状態でお香を焚くなど工夫しましょう。

(2)長時間の使用はなるべく避ける

2つ目は、長時間お香を使用し続けるのはなるべく避けることです。

お香を長時間使用しすぎると鼻が疲れてしまい、香りが分かりにくくなる場合があります。

また、香りが充満しすぎてしまい、においが服などに移ってしまう可能性があるので注意しましょう。

(3)火の始末をきちんとする

3つ目は、お香を焚き終わった後の処理です。

一見火が消えたように思えても、落ちている灰やお香自体にはまだ熱が残っている可能性があります。

焚き終わった後のお香や灰はすぐに処分するのではなく、内部に熱がこもっていないか確認したり、水をかけて湿らせたりしてから捨てるようにしてください。

(4)お香を焚く場所に注意する

お香を焚く場所選びも非常に大切なポイントです。特に、以下のような場所でお香を焚くのはやめましょう。

NG:燃えやすい物の近く

紙類や布、衣類などの燃えやすい物が近くにある場所でお香を焚くのは危険です。

お香の火は小さいですが、燃え移れば火事にもつながりかねません。お香を焚く場所の周囲には燃えやすい物がないか、確認をしてくださいね。

NG:子どもやペットの手が届く場所

子どもがいる家庭やペットを飼っている方は、彼らの手の届かない場所でお香を焚いてください。お香の火でやけどをしたり、誤って灰を食べたりする可能性もゼロではありません。

お香を焚く時だけでなく、念のため保管時も子どもやペットの手の届かない場所に置いておきましょう。

NG:風が強い場所

風が強い場所でお香を焚くのも非常に危険です。熱がこもった灰が風に巻き上げられると、火事の原因になります。また、灰が吹き飛ばされると掃除も大変!

お香を焚く際は換気も重要ですが、風が強い場所での使用はやめましょう。

【種類別】お香の正しい使い方

お香を安全に使用するためには、正しい使い方も知っておくことが大切です。

今回は、以下4つの種類別に、使い方と安全に使うポイントを解説します。

・スティックタイプ

・コーンタイプ

・渦巻きタイプ

・ペーパータイプ

それぞれ、正しい使い方をチェックしておきましょう。

(1)スティックタイプの使い方

スティックタイプとは、線香のような形をした棒状のお香のこと。香皿(お香を置くお皿)の上に香立て(お香を支える土台)を置き、スティックをセットします。

お香が安定したら、先端に火をつけます。しっかり着火したら、火を消してもお香が燃え続け、香りを楽しむことができますよ。

安全に使うためのポイント

スティックタイプのお香は細長い形なので、焚いている途中で倒れないようにするのがポイント。火をつける前にお香がぐらついていないか、よく確認してください。

参考記事はこちら▼

スティックタイプのお香の詳しい使い方は、この記事をチェックしてくださいね。

(2)コーンタイプの使い方

コーンタイプとは、小さな三角コーンのような形をしたお香のこと。他の種類に比べて香りが広がりやすいのが特徴です。

こちらは、香皿に直接置いて使用してもOK。香皿が汚れるのが気になる人は、香立てを使いましょう。こちらも、先端部分に火をつけて使います。

安全に使うためのポイント

コーンタイプは、短時間で強く香りやすいのも特徴の1つ。香りがきつくなりすぎる可能性があるので、換気が十分にできない場所での使用を避けましょう。

(3)渦巻きタイプの使い方

渦巻きタイプのお香は、蚊取り線香のような形をしています。他の種類に比べて燃焼時間が長く、ゆったりと香りを楽しめるのが特徴です。

香皿の上に香立てを置いて土台を作ります。渦巻きタイプの場合は、火がついている部分と香皿が直接触れないようにセットしましょう。

蚊取り線香などと同じように、端の部分に火をつけて使います。

安全に使うためのポイント

渦巻きタイプのお香は燃焼時間が長いので、使っている最中の換気や火の管理には特に気をつけましょう。

燃焼途中に火を消したい場合は、火がついている部分を金属製のクリップなどで挟んだり、手で折ったりすると良いですよ。この時、やけどにはくれぐれも注意してくださいね。

参考記事はこちら▼

渦巻き型お香の使い方と併せて、燃焼時間が長い渦巻き型ならではの楽しみ方もご紹介します。

(4)ペーパータイプの使い方

ペーパータイプとは、特殊な紙でできたお香のこと。紙にジャバラ状の折り目をつけ、香皿や香立ての上に置いて使用します。

火をつける時は、紙の中心ではなく先端に着火させるようにしましょう。

安全に使うためのポイント

ペーパータイプは、他の種類に比べて軽くて薄いのが特徴です。持ち運びに便利な一方、使っている時は風などに飛ばされないように注意。風が直接当たる場所での使用を避けましょう。

参考記事はこちら▼

ペーパータイプのお香の使い方と特徴を、写真つきで分かりやすく解説します。

お香を正しく安全に使おう

今回の記事では、お香を焚く上での注意点をいくつか紹介しました。

お香はを焚くと心がホッと落ち着いて、ぜいたくな時間を過ごすことができます。

良い効果をたくさんもたらしてくれるお香ですが、使い方を間違えると火事ややけどの原因になりかねません。正しい使い方を理解して、お香を楽しんでくださいね。

(aoi okamoto)

※画像はイメージです

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