結婚14周年「象牙婚式」とは? おすすめプレゼント15選
「象牙婚式(読み方:ぞうげこんしき)」は、14周年の結婚記念日のお祝い。あまりメジャーではないことから知らない人も多いはず。そこで今回は、象牙婚式の意味や由来、プレゼントの選び方を、詳しく解説していきます。
14周年の結婚記念日をお祝いする「象牙婚式(ぞうげこんしき)」。
象牙婚式をお祝いしたいと思っても、周りにお祝いをした経験者がいないと、プレゼント選びなどに迷ってしまうことも。
本記事では、象牙婚式の意味や由来、最適なプレゼントなどを詳しく解説していきます。ぜひ参考にして、14周年を楽しくお祝いしてみましょう。
象牙婚式の意味や由来
象牙婚式をよく知るためにも、まずはどのような意味や由来を持つのかを押さえていきましょう。
象牙婚式は「14周年の結婚記念日」のお祝い
結婚記念日の1〜15周年と、その後5年ごとに名称をつけてお祝いすることを「結婚記念式」と言います。
象牙婚式は、その1つ。前述のとおり、14周年の結婚記念日のお祝いを表しています。14年という夫婦としての長い歴史や出来事を振り返る日にしましょう。
由来は「成長した象の牙」
「象牙」とは、文字通り象の牙(きば)のことで、長い時間をかけてゆっくりと、大きく太く成長していきます。
象牙婚式は、この象牙の特徴を由来にしたお祝いで、夫婦の時間を14年も積み重ねることで、象牙のように信頼が強く固くなっていく様子を表しています。
また、1周年の結婚記念日は「紙婚式」という名称で、「紙」から14年を経て「象牙」のように立派に成長したというニュアンスも感じ取れます。従って、改めて1周年と14周年の今を比較してみるのも良いでしょう。
年月が経つほど魅力的に見える「象牙」と「結婚」
また象牙は、宝石のように扱われるほど珍しく貴重なもので、大きく成長した象牙ほど魅力や価値が高い様子を14周年の夫婦に当てはめています。
長く積み重ねた2人の関係は、より魅力的なものになっていることを表す意味もあるのです。
そして、これからも少しずつ信頼や絆を積み重ねていき、さらに立派な象牙のように固い絆で結ばれた関係へ成長しようという願いが込められたお祝いです。
象牙婚式のプレゼントの選び方
象牙婚式は他の記念日より、プレゼント選びが難しいと感じる人も多いですよね。結婚記念式ではその名称にちなんだプレゼントを贈るのが一般的ですが、象牙の場合は原則輸出入や売買が禁止されています。
では、何を贈ったらいいのでしょうか? 象牙婚式に最適なプレゼントの選び方や予算について解説していきます。
(1)予算は2,000円~1万円前後
象牙婚式のプレゼントの予算は、2,000円~1万円程度が丁度いいでしょう。
プレゼントの価格が相手への思いや感謝の強さを表すわけではないので、経済状況などを踏まえて、無理しない範囲でプレゼントの予算を考えると◎。
1年後には節目となる15周年の結婚記念日も控えているため、ちょっとしたアイテムを贈り合うのでも良さそうです。
(2)象牙をモチーフにしたアイテムを選ぶ
「○○婚式」というお祝いの場合、その名称にちなんだ物を贈るのが一般的な風習です。
ただし、象牙は前述の理由から基本的には手に入らないもの。
従って、象牙をモチーフにしたアクセサリーや置物などのアイテムを選ぶと良いでしょう。象牙モチーフのデザインは、シンプルなカラーで形を生かしたアイテムが多く、男女問わず使いやすいはずです。
(3)象牙にこだわりすぎないことが大切
象牙婚式だからと言って、その形式にこだわりすぎる必要はありません。
象牙にちなんだアイテムだけに絞ろうとせず、幅広い視点でプレゼントを選んでみましょう。
14周年のお祝いや感謝の気持ちを伝えるためには、枠にとらわれず、自分が相手に似合うと思うアイテムを信じて贈ることも大切です。
(4)長く使えるものを贈る
象牙婚式は、今までの結婚生活の積み重ねをお祝いするだけでなく、象牙のようにこれからも絆を成長させていきたいという思いを込めた式です。
そこで、すぐに使い終わったり壊れたりする物よりも、末永く使える物を選ぶのがおすすめ。
1年後やその先の結婚記念日の時に、改めて象牙婚式を思い出すことにもつながるため、“消えもの”よりも形として残る、毎日使ったり身につけたりできる実用性の高いアイテムを選んでみましょう。
象牙婚式のおすすめプレゼント
最後に、象牙婚式のプレゼントにおすすめのアイテムを紹介するので、プレゼント選びに迷ったらぜひ参考にしてくださいね。
(1)象牙モチーフのアクセサリー
独特な色味や温かみを持つ象牙モチーフのアクセサリー。幅広いデザインが販売されており、ピアスやペンダント、ブレスレットなど種類も豊富。
アンティークなデザインも多く、落ち着いた雰囲気のアクセサリーが好みの人に最適なプレゼントです。
また象牙モチーフのキーホルダーなども持ちやすいかもしれません。
(2)モス・アゲートのアイテム
緑と白のコントラストがきれいな「モス・アゲート」は、14周年の結婚記念石として知られてます。
そこで、モス・アゲートが用いられたブレスレットやネックレスなどをプレゼントするのも良いでしょう。
特に、モス・アゲートは落ち着いた雰囲気の石でなので、男女問わず身につけやすく、ペアアクセサリーなどもおすすめですよ。
また、モス・アゲートは、物事を繁栄させるといった意味を持つパワーストーンのため、その点でも「象牙婚式」のプレゼントにぴったりです。
(3)マグカップやペアグラス
象牙ではないアイテムの中でも、象牙婚式のプレゼントに選ばれることが多いのがマグカップやペアグラスです。
これらのアイテムは、1日に何度も使用するため、日常的に長く使えることから人気を集めています。まさにずっと象牙婚式のテーマにぴったり。
コーヒーを飲む機会が多いならマグカップ、お酒を飲む機会が多いならペアグラスなど、趣味や生活サイクルに合わせるのもおすすめ。
おそろいのカップやグラスを使用することで、2人で過ごす何気ない時間がより大切な一時になるはずです。
(4)夫婦箸
グラスやマグカップは割れてしまうので怖いという方には、夫婦箸がおすすめです。
食事の度に使用する箸は、流行などに左右されない万能なプレゼント。こちらも、長く使えるという点で象牙婚式のテーマにも合っているでしょう。
特別な日のプレゼントだからこそ、デザインや重さなど、とことんこだわって上質な物を贈ると◎。普段自分では高額な箸を買う機会がないからこそ、もらった方はうれしいはずです。
(5)腕時計
アクセサリーは身につけられることが魅力のアイテムですが、仕事中はあまり身につけられないという人もいることでしょう。
そこでおすすめなのが、日常的に身につけられる腕時計です。
腕時計は短期間で何度も買い換えるものではありませんし、ビジネスシーンでは必須となるアイテム。
また、ペアウォッチを選べば離れていても同じ時間を過ごしているような気持ちになれます。従って、おそろいの腕時計を贈り合うのもおすすめです。
(6)おそろいのスリッパ
スリッパは毎日の生活で欠かせず、数年で取り換える消耗品です。収納スペースも取らないため、実用的で便利な贈り物として人気です。
おそろいのデザインのスリッパなら、インテリアとしても部屋になじみやすく、喜んでもらえます。スリッパの素材も夏向けの麻や綿、冬に人気のファーなど季節によって違うため、贈る時期を考えて選びましょう。
(7)カトラリーセット
カトラリーセットはフォーク、スプーンなどをまとめたセットです。シンプルなステンレスのカトラリーが並んだものもあれば、夫婦向きのカトラリーセットは色違いで作られている商品もあります。
特にフォークやスプーンは常に複数本用意しておきたいもの。おそろいのカトラリーにすれば、毎日の食卓の雰囲気がまとまります。
また、食器類は長く使えるうえ毎日の生活で欠かせないものだからこそ、良い記念になりますね。
(8)プリザーブドフラワー
ブリザードフラワーとは生花の色素を抜いて染料を吸わせることで、美しい色味を長期間保てる花です。
ドライフラワーとは違い、生花らしい雰囲気を保っているうえ毎日の水やりもいりません。結婚記念日に気軽に花を贈れるうえ、部屋が明るくなりますよ。
(9)パジャマ・部屋着
日々の生活になじむような品物は、相手の好みを問わず喜んでもらいやすいもの。結婚14年という節目に、普段使いできるプレゼントとしてパジャマや部屋着を贈ることも人気です。
肌なじみがよく、洗濯しやすいといったお手入れの手軽さで選びましょう。夫婦でセットになっているペアデザインのパジャマや部屋着も人気があります。
(10)名刺入れ
名刺入れはちょっとした結婚記念日の贈り物にちょうどいい予算、コンパクトなプレゼントです。
夫婦でお互いに贈り合うことはもちろん、知人や友人としても品質の良い名刺入れを贈ることで、これからも元気で仕事を頑張ってほしいという気持ちを伝えられます。
名刺入れはステンレスの金属系のものから、本革を使ったクラシカルな雰囲気までさまざまです。贈る相手の好みの素材や色に合ったものを選ぶと喜んでもらいやすいでしょう。
(11)お茶碗
お茶碗は夫婦セットで贈る夫婦茶碗が定番です。夫婦茶碗はサイズが少し違うものや、同じ大きさでも色が違う2組がセットになっているものがほとんどです。
特に茶碗は実用的であり、象牙婚式のタイミングに古いお皿と入れ替えて、新しい食器に切り替えるきっかけにもつながります。
また、夫婦茶碗だけでなく複数のお皿をセットで贈れば来客用にも使えますね。
(12)花瓶
象牙婚式は花瓶の贈り物も人気があります。花と一緒に贈ることで、そのまま飾ってもらえます。たとえば生花の花束と一緒に花瓶を贈る他、あらかじめブルザードフラワーで一緒に花瓶に入った状態のものを贈るスタイルも人気があります。
相手の好みが分かっていれば、その人をイメージした花束や花瓶をプレゼントしましょう。
(13)ボールペン
ボールペンはプライベートでもビジネスシーンでも活躍する文房具です。
特に結婚記念日の贈り物として、それぞれの名前を入れた名入れのボールペンが人気です。世界に1つだけのボールペンとして思い出になり、毎日使える実用性もあります。
夫婦それぞれで色違いのものを贈ったり、妻から夫にプレゼントするビジネス向けのボールペンを選んだりしてみてはいかがでしょうか。
(14)メッセージカード
メッセージカードは普段言葉では言いづらい感謝の気持ちを伝えやすいです。結婚14年という象牙婚式は、わざわざプレゼントを贈り合うよりもささやかに祝いたい夫婦もいます。
そんなときは素直な気持ちをカードに書いてお互いに贈ってみてはいかがでしょうか。言葉で素直な気持ちを伝えづらい相手にこそ、文章は気持ちを伝える大切な手段になります。
(15)体験型ギフト
体験型ギフトは温泉旅行や、マッサージ、エステなどの特別体験ができるギフトです。旅行先で非日常的な体験ができるため、形に残るプレゼントとはまた違った思い出になります。
スポーツが好きな夫婦なら、海でのアクティビティやスポーツ体験ができるギフトなども人気です。
2人の歴史を感じながら象牙婚式をお祝いしよう!
長い期間ゆっくり成長することで価値が高まる象牙のように、14年の歴史の積み重ねによって生まれた固い絆を再確認できる象牙婚式。
新婚当初からの生活を振り返り、その中で感じた苦労や楽しいことなどを話しながら、大切な記念日をお祝いしましょう。
また、普段は言えないような感謝の気持ちを伝えるのにぴったりなタイミングなので、ぜひ恥ずかしがらずに素直な思いをパートナーに伝えて、幸せな1日を過ごしてくださいね。
(kirara)
※画像はイメージです