「オラつく」ってどんな意味? 語源と使い方を解説
「オラつく」の意味を知っていますか? どういう事柄を指すのかいまいち分からないという人のために、「オラつく」の正しい意味や語源、使い方を解説します。
「オラオラ」という言葉はなじみがある人も多いはず。この「オラ」を使用した「オラつく」という言葉は、それに似た意味を持ちます。
本記事では、「オラつく」の意味や語源、使い方を解説します。
「オラつく」とは
「オラつく」という言葉について、まずは、意味と語源を紹介していきます。
「オラつく」の意味
「オラつく」とは粋がったり悪ぶったり、横柄な態度をとって威圧感を与えることを意味します。さらに、上から目線で相手を見下すというニュアンスも加わっています。
その他、「オラつく」は、態度だけでなく、服や車など、物に対しても使用されることがあります。
「オラつく」の語源
「オラつく」の語源は、「オラオラ」という間投詞と、「~つく」という接尾辞から来ています。
例えば、乱暴に道を空けさせたり、けんかで強気な態度を示したりする時に「オラオラ」という言葉が用いられます。
ここから転じて動詞化し、横柄で乱暴にしている、偉そうにしているという意味の言葉になりました。
「オラつく」の使い方
「オラつく」の使い方を例文と共に見ていきましょう。
例文
・あの人、オラついててなんか怖いよね。
・あの猫、オラつくように歩いててかわいい。
・○○さんってオラついた車に乗ってる人だよね?
「オラつく」は基本的にネガティブな意味に取られる場合が多いので、他人に向かって使わない方が無難ですが、使い方によっては「オラつく様子がかわいい」のようにポジティブな意味になる場合も。
文脈に合わせて使い分けましょう。
「オラつく」の類義語、対義語
「オラつく」の類義語と対義語にはどのようなものがあるのでしょうか。言葉に対する理解をさらに深めるためにも、チェックしておきましょう。
「オラつく」の類義語
類義語として「イキる」が挙げられます。意味は粋がることや調子に乗ること。つまり、高圧的な態度になることを指します。
「オラつく」と同様に虚勢を張るニュアンスが読み取れる言葉です。
「オラつく」の対義語
対義語には「キョドる」が挙げられます。意味は挙動不審におどおどすることです。
「オラつく」の横柄な態度とは真逆となるため、対義語と言えます。
これで「オラつく」は完璧!
「オラつく」とは悪い意味で使用されることが多い言葉ですが、その状況や対象によっては良い意味でも使用されることがあります。
その場の雰囲気や前後の会話から読み取るなどして、使い分けをしましょう。
(moeka)
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