「ナード」の意味とは? 使い方や例文・類語を解説
「ナード」とは何を意味する言葉か、知っていますか? 頻繁に見かけるわけではないため、意味が分からないとしても不思議ではない言葉です。どんな意味なのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
「ナード」とは何を意味する言葉なのでしょうか。
ネット用語には意味が推測しづらいものもありますよね。「ナード」という言葉自体を知らないという方も多いでしょう。
この記事では「ナード」の意味や使い方などを紹介します。興味がありましたら、ぜひ参考として目を通してみてくださいね。
「ナード」とは?
まずは「ナード」という言葉の意味について紹介します。
「ナード」とは人の特徴を意味する言葉
英語圏で使われているスラングの1つが「ナード(Nerd)」で、「特定の分野に対する造詣が深い」という性格の特徴を表す言葉です。複数形では「ナーズ(Nerds)」と呼ばれます。
コンピューターなどの知識が豊富だがあまり社交的ではない人に対して使われ、「面白くない」「くそまじめ」などネガティブなニュアンスが強い言葉でもあります。
ナードという言葉は、ドクター・スースという絵本作家が1950年に発表した、『If I Ran the Zoo』という作品に登場する怪物の名前が由来しているとされています。
一般的にナードは以下のような特徴があるといわれています。
・内向的で社交性がない
・特定分野について博学である
・文化系のサークルに所属している
・スポーツに関心がない
・恋愛が得意でない
ただし、上記の特徴を全て満たさなくてはならないわけではありません。
賢いものの社交性がなく、興味を持つ分野以外についての会話が苦手なのもナードの特徴だとされています。
「ナード」の類語
続いては、ナードの類語を3つ紹介します。
「ギーク」
ナードの類語として知られるスラングが「ギーク(geek)」です。ギークは「深い知識がある」というような意味を持ちます。
かつてギークはナード同様に否定的な意味合いで使われていました。しかしインターネットの発達と共に意味が変化。現在はポジティブな意味合いを持ちます。
「マニア」
1つの事柄に深く熱中する人を意味する言葉が「マニア」です。
マニアは特定の分野に対して造詣が深い人物に対して使われる言葉です。
ナードと違いジャンルは1つで、社交性などについての定義はありません。
「オタク」
1970年代に日本で生まれた言葉が「オタク」です。
オタクという呼称は、 元々アニメやマンガなどの愛好家に対して使われていました。ギークやナードと似た部分もあるため類語として使われることがあります。
ただしナードは趣味よりも性格の特徴を示す言葉であるため、完全に同じだとはいえません。
「ナード」は使う状況に注意が必要
ナードは「特定の分野に対する造詣が深い」という特徴を意味します。ただし基本的には「社交性がない」といったネガティブな意味合いで使われます。
そのため他者に対して「ナード」と使うのは好ましくありません。相手が喜ばない可能性が高いため、使う状況には使う状況には気をつけましょう。
(レン)
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