「支払いは任せろー」とは? 由来やバリバリ・AA(アスキーアート)の意味
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で一時期人気を博した「支払いは任せろー」というAA(アスキーアート)。どんな場面で使えるのでしょうか? また元となった話についても紹介します。
「支払いは任せろー」という言葉をツイッターなどで見かけたことはありますか?
実はこのネタ、10年以上前に生まれたものなんです。
今回は、そんな「支払いは任せろー」の意味や由来を紹介します。
「支払いは任せろー」って?
「支払いは任せろー」とは、2009年頃に2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で書き込まれた内容を元に、会話のネタとして作られたものです。
妙に躍動感があるような言葉ですが、その意味や由来は何なのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
意味
この「支払いは任せろー」は、誰かにごちそうする様子を表現したネットスラングですが、実際の場面で使われる言葉ではありません。
ネット上のやりとりの中でボケの1つとして使われるため、この言葉自体は意味を持たないと思っていいでしょう。
マジックテープの財布が話の発端
「支払いは任せろー」という言葉は、2ちゃんねるで「私女だけど彼氏の財布がマジックテープ式だった 死にたい。。」というスレッドが立ったことが始まりとされています。
この彼氏が出したマジックテープの財布=ダサい、恥ずかしいという話のシチュエーションをおもしろおかしく表現するために「支払いは任せろー」というAAは生まれました。
この元となったスレッドはその後マジックテープの財布をファッションとして好んで使っている男性からの反響も集まり、大きな議論になりました。
AA(アスキーアート)で人気に
その後、掲示板の書き込みだけではなく、アスキーアートとして「支払いは任せろー」は知られていきます。
このAAには、マジックテープを使う時の「バリバリ」という効果音がつくのが特徴的です。
「支払いは任せろ」というかっこいいセリフとその後の「バリバリ」というマジックテープの音が絶妙な対比になってガッカリ感が増す効果があるからでしょう。
どれだけかっこいいことを言ってもこの「バリバリ」という効果音が笑いを誘います。
「支払いは任せろー バリバリ やめて」ってなに?
「支払いは任せろー」というAAは、基本的には「支払いは任せろー バリバリ やめて」というここまでの流れが一連の流れとされています。
元ネタに基づき、デートでマジックテープ式の財布を出された時の女性の恥ずかしさを表現しています。「やめて」という叫びが悲惨さを際立たせますよね。
使う場面
この言葉のおもしろさは、かっこ良さを演出するシチュエーションなのに取り出されたのが、音が響きやすいマジックテープの財布、というギャップの部分です。
「結局全然かっこ良くない!」というツッコミや笑いを期待する時に使います。
オリジナルソングも誕生
「支払いは任せろー バリバリ やめて」は2ちゃんねるで定着したのち、ニコニコ動画などでも取り上げられることが増えていきました。
そんな中で生まれたのが、ほぼ日Pによって作られた『彼氏の財布がマジックテープ式だった』というオリジナルソングです。
初音ミクが歌うこちらの曲は、60万回以上再生された人気作品となっています。
「支払いは任せろー」はネタならアリ?
「支払いは任せろー」はデートに行った女性の体験談から生まれた言葉です。
実際に支払いをするような場面ではなく、ネット上のネタとして使われているこの言葉。
かっこつけてるシチュエーションで「全然かっこ良くない!」というツッコミ待ちで使われることが多いので、ネタの1つとして覚えておくのもいいでしょう。
(hiro)
※画像はイメージです