お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

ギブソンタックとは? 基本のやり方と簡単ヘアアレンジ3選

kido airi

ミディアム、ロングの人必見! 不器用さんOKの、自分でギブソンタックを作る簡単なやり方を解説。くるりんぱ、三つ編みをプラスした応用アレンジ、ボブでもできるヘアアレンジを紹介します。

最近ファッション誌などで“ギブソンタック”と聞くけれど、それって一体何? どのような髪型かいまいち分かっていない、という人も少なくないはずです。

ギブソンタックとは、低い位置で髪をまとめるヘアアレンジのこと。

コツさえつかんでしまえば気軽に挑戦できて、大人っぽくおしゃれな印象をかなえることができる髪型です。

今回は、そんなギブソンタックを簡単に作るコツを解説。くるりんぱなどを取り入れた応用アレンジも紹介します。下準備やポイントを押さえて、仕上がり◎なギブソンタックを作っていきましょう。

ギブソンタック

人気のギブソンタックとは?

ギブソンタック

前述のとおり、「ギブソンタックという言葉はよく聞くけれど、どのような髪型かいまいち分かってない……」そのような方もいることでしょう。

アレンジ名からは、ちょっとイメージしにくいギブソンタック。一体どのような髪型なのでしょうか?

海外発祥のおしゃれなアレンジ

アメリカの画家チャールズ・ダナ・ギブソンが描いた絵が名称の由来になったと言われているギブソンタック。ギブソンが描く女性の髪型がイメージとなった、海外発祥のヘアスタイルです。

頭の低い位置で髪をまとめて折り込んだヘアアレンジで、簡単なのに一気におしゃれに仕上がるのがポイント。オフィスなどのきちんとした場面から、パーティーなどのお呼ばれの場面まで、さまざまなシーンで万能に活躍してくれます。

伸ばしかけの髪も簡単にかわいくなるアレンジ

毛先をキュッと丸め込むだけで完成するので、伸ばしかけの整っていない髪も隠すことができるのがギブソンタックのメリット。

髪の毛の長さが中途半端でアレンジがしづらい、という時にもチャレンジできます。

結婚式やパーティーにもOK

ギブソンタック

簡単なのに華やかに仕上がるので結婚式やパーティーなどお呼ばれの時にもぴったりです。大人っぽく上品な印象で、アクセサリーがなくても後ろ姿まで美しいヘアスタイルが完成します。

もちろんアクセサリーをつけても良し! シーンやファッションに合わせて、さまざまなバランスを試してみてください。

ギブソンタックをする時の下準備

ヘアアレンジには、最初の下準備が肝心。

アレンジしやすいようにベースの髪を整えていきましょう。ストレートヘアでももちろんできますが、コテで巻いてふんわりとさせておくのがおすすめです。

ふんわりとした雰囲気を演出したい方は、ぜひ巻き髪ベースでギブソンタックを作ってみてください。

(1)3つのアイテムを用意する

ギブソンタック

一見複雑そうに見えるギブソンタック。使う道具も多いのかなと思いきや、なんと用意するものはたったの3つだけで簡単に下準備できるんです。

用意する道具

・コーム
・ヘアゴム
・アメピン

お家にあるアイテムでできるので、挑戦しやすいですよね。

(2)最初にブラッシングしておく

ギブソンタック 作り方

最初にブラシやコームを使って髪をブラッシングし、絡まりを取り除きましょう。この一手間でアレンジの際に髪が扱いやすくなり、仕上がりに差がつきます。

(3)ヘアバームを馴染ませる

ギブソンタック 作り方

次に髪全体にヘアバームを馴染ませて、まとまりの良い仕上がりになるよう整えていきます。ヘアバームを手のひらに適量取り、全部が透明になるまで手のひらで伸ばした後、1.根元から毛先、2.表面、3.顔周りと順番に馴染ませていきましょう。

髪にまとまりや程良い束感が出て、アレンジが格段と行いやすくなります。

ギブソンタックをきれいに作るやり方

下準備をしてベースを整えたら、まずは基本的なギブソンタックのやり方からマスターしていきましょう。

実は一度覚えてしまえばさっとできる簡単なアレンジ。編み込みなどの難しい作業がないので、誰でも気軽に取り入れられます。

手順1:まずポニーテールにする

ギブソンタック 作り方

まずは髪を後ろにまとめポニーテールを作っていきます。伸びの良いシリコンゴムが使いやすくておすすめです。

前述のとおり、アレンジをする前にワックスやバームなどを馴染ませておくと、まとまりが良くなり髪を扱いやすくなります。スタイリング剤によって仕上がりが少しずつ変わってくるので、お好みのアイテムを見つけてみてください。

手順2:後れ毛を引き出す

ギブソンタック 作り方

顔の周りやこめかみ、襟足などから指で毛束を少しずつ引き出し、後れ毛を作っていきます。

この時、後れ毛の量によって印象が変わるので、バランスを見ながら自分に合う量を見つけてみてください。後れ毛の量が多いとかわいらしいイメージに。少なくするとクールで大人っぽい印象になります。

手順3:1つに結んでくるりんぱする

ギブソンタック 作り方

まとめた髪を結んでポニーテールを完成させたら、ゴムを少し下にずらし隙間を作ります。そこに毛先を入れ込んでくるりんぱをしましょう。

くるりんぱをきれいに作ることで仕上がりに差がつくので、この工程を丁寧に行うように心がけてください。

手順4:全体をほぐしたら毛先をゴムで結ぶ

ギブソンタック 作り方

トップやくるりんぱの部分から、少しずつ毛束を引き出し全体をほぐしていきます。毛先を持ちながら、全体のバランスを見て指で丁寧に引き出します。

後れ毛と同様、引き出す量によって雰囲気を変えられるので、お好みのバランスで仕上げてください。

全体をほぐし終わったら、くるりんぱをした毛先をゴムで結び、くるりんぱの中に入れ込んでいきます。

手順5:毛束をくるりんぱの中に入れ込み完成

ギブソンタック 作り方

全ての毛束を入れ込んだらゴムで結んで完成です。ゆるりとしたルーズな質感が欲しい時は、入れ込んだ毛束を引き出して少し崩しましょう。

【応用編1】くるりんぱを使ったギブソンタック

ギブソンタックは他のアレンジと組み合わせやすいのもポイント。最初にくるりんぱを行うヘアアレンジは、すっきり上品にまとまって、オフィスシーンやパーティーにもOKなきちんとした印象が作れます。

ハーフアップのくるりんぱを作ったら、そこに残った毛束を入れ込んでいくだけ。不器用な方でも簡単にできるので、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。

手順1:両サイドの髪をツイストする

ギブソンタック 作り方

両サイドのねじった毛束を真ん中に持ってきて結び、ハーフアップのような形に。
そこから、結んだ毛束の隙間に対し、毛先を外側から内側にくるんと入れ込みくるりんぱをします。

手順2:残りの髪を3等分にしてツイストしながら入れ込む

ギブソンタック 作り方

結んでいない、下に残った毛束を3つに分けます。一番左の毛束からくるりんぱの中へ、ねじりながら入れ込んでいきましょう。

手順3:右側も同じように入れ込む

ギブソンタック 作り方

次に3つに分けたうちの一番右側の毛束も、くるりんぱの中にねじりながら入れ込んでいきます。

手順4:真ん中の毛束をくるりんぱに巻きつけて完成

ギブソンタック 作り方

最後に真ん中に残された全ての髪をくるりんぱに入れ込んでいきピンで留めたら、上品なまとまり感のあるギブソンタックの完成です。

【応用編2】三つ編みをプラスしたギブソンタック

ギブソンタックに三つ編みをプラスしたアレンジは、手が込んで見えるのにとっても簡単。一気にアレンジ上級者のようなおしゃれな見た目がかないます。

基本のギブソンタックの毛束を3つに分けて、それぞれを三つ編みにしていくだけであっという間に完成。早速手順を紹介します。

手順1:髪を3等分にする

ギブソンタック 作り方

最初にを3つに分けます。この時ピンやクリップで留めておくと分かりやすく、アレンジがしやすくなります。ぜひ取り入れてみましょう。

手順2:両サイドの髪を後ろで結んでくるりんぱする

ギブソンタック 作り方

仕上がりをまとまった印象にするため、左右の髪をねじりながら後ろに持っていき、全ての髪をまとめてポニーテールにします。

1つに結んだら、ゴムを少し下にずらし隙間を作りくるりんぱを行いましょう。

手順3:残りの髪を3等分にしてそれぞれ三つ編みにする

ギブソンタック 作り方

くるりんぱをした毛束をさらに3つに分け、左右真ん中それぞれを三つ編みにしていきます。ほぐさずにキュッとタイトに仕上げることで、まとめやすくなりますよ。

手順4:毛束をくるりんぱの中に入れ込みピンで留めたら完成

ギブソンタック 作り方

3つの毛束をそれぞれ三つ編みにしたら、左、右、真ん中の順番でくるりんぱの中に入れ込んでいきましょう。

そうすることできれいな仕上がりになります。最後にピンで留めたら完成です。

【応用編3】ボブでもできるギブソンタック

髪が短いからとアレンジを諦めていた方もできるのがギブソンタック。

くるりんぱをして毛束を中に入れ込んでいく手順は変わらず、すっきりとコンパクトでおしゃれなヘアスタイルが短くてもかなえられますよ。

ただし髪が短いと崩れやすかったり、まとまりづらかったり、ポイントを押さえておかないと失敗しやすい髪型でもあります。続いては、ボブでもできるギブソンタックのやり方を見ていきましょう。

今回はロングヘアで試していますが、この方法ならボブでもできますよ!

手順1:髪を3等分に分ける

ギブソンタック 作り方

まずは髪を両サイドと真ん中、3つに分けていきます。ピンやヘアクリップで留めておくと分かりやすく、アレンジがしやすいのでおすすめです。

手順2:両サイドの毛束を後ろで結んでくるりんぱする

ギブソンタック 作り方

左右両サイドの髪を後ろに持って行き、1つにまとめハーフアップのような形にする。

ゴムで結んだら、ハーフアップの隙間に対して毛先を上から下に入れ込み、くるりんぱを行いましょう。

手順3:残りの髪と併せて1つに結ぶ

ギブソンタック 作り方

くるりんぱをした毛束と真ん中に残っている毛束をまとめて1つに結びます。

この時、後でくるりんぱを行いやすいように、きっちりタイトに結びすぎず、結び目が少し下に来るようゆとりを持って結んでおくのがおすすめです。

手順4:1つに結んだ毛束をくるりんぱする

ギブソンタック 作り方

全ての毛束をまとめて1つ結びにしたら、結び目の少し上のところに隙間を作り、毛先を上から下に入れ込みくるりんぱをします。

手順5:毛束をくるりんぱの中に入れ込む

ギブソンタック 作り方

残りの毛束をくるりんぱの穴に通していきます。

毛束が全てくるりんぱの中に収まるよう、丁寧にまとめてみてくださいね。

手順6:左右をピンで留めたら完成

ギブソンタック 作り方

入れ込んだ毛束の両サイドをピンで留めたら完成です。

トップや髪を入れ込んだ部分の毛束を引き出して程よく崩すことで、動きが出て抜け感のある仕上がりになります。ただし短い髪の方は崩れやすいので、引き出しすぎに注意してください。

ギブソンタックでいつものヘアスタイルを格上げしよう

一見複雑で難しそうに見えるギブソンタックですが、くるりんぱをして毛束を入れ込んでいくだけで、あっという間にできちゃう簡単アレンジ。ギブソンタックを普段のスタイリングに取り入れれば、ヘアサロンに行かずとも、お家にいながら自分でおしゃれなヘアスタイルを作ることができます。

一度覚えてしまえば誰でも気軽に作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

(文:kido airi、写真:ALBUM新宿店店長 渡辺雄也)

※画像はイメージです

SHARE