「ぐう聖」の意味とは? 読み方や使い方・「ぐう聖」なキャラを紹介
SNSやネット掲示板などで「ぐう聖」と書き込まれているのを見る機会がありますよね。しかし、意味を詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、「ぐう聖」とは何かについて解説します。
「ぐう聖」は、SNSやネット掲示板などでよく使われている言葉です。しかし「意味が分からず文章を理解できない」「使い方が分からない」という人も多いのではないでしょうか。
ここでは「ぐう聖」という言葉の意味や使い方を詳しく見ていきましょう。
ぐう聖の言葉の意味
最初に、ぐう聖とはどんな意味の言葉なのか、なぜぐう聖という言葉ができたのかについて解説します。
ぐう聖とはどんな言葉?
ぐう聖は、「ぐうの音も出ないほど聖人」という言葉の略語です。「反論する余地がないほど良い人」という意味で使われます。
「聖人」というと、本来は「徳が高い模範的な人物」のことを指しますが、ぐう聖という言葉で表現される場合は、優しい人や素晴らしい行いをする人を指すことが多いです。
ぐう聖という言葉ができた理由
ぐう聖は、2009年ごろに掲示板の書き込みからできた言葉です。
当時、「ガッツ」の愛称で親しまれ、日本ハムの顔と言われていた小笠原道大選手が、日本ハムから巨人に移籍したことを非難するスレッドが2ちゃんねる(現5ちゃんねる)内にいくつも立ちました。
そのスレッド上に「ぐうの音も出ないほどの畜生だ」というコメントがあり、そこから「ぐう畜」と略された言葉が使われるように。そして、その対義語として「ぐう聖」が生まれたとされています。
ぐう聖と言われる人の特徴
ぐう聖と呼ばれる人達には、以下のような特徴があります。自分の身の回りにこのような特徴が当てはまる人がいれば、その人はぐう聖と言えるかもしれませんよ。
(1)どんなことにでも一生懸命
自分が興味を持っていることだけでなく、たとえ人が嫌がるようなことであっても一生懸命取り組みます。
学校や職場で嫌なことを押し付けられると誰しも愚痴りたくなるものですが、ぐう聖な人は文句の1つも言わず笑顔で取り組むのです。
(2)損得勘定で動かない
多くの人は、自分の損得を考えて行動するものです。しかし、ぐう聖な人は他人が喜んでくれるのであれば、何とか力になりたいと思います。
また、人のために行動することで感謝を求めたり、自慢することもありません。それが「当たり前のこと」と考えているのです。
ぐう聖とされるアニメキャラ
ぐう聖と呼ばれるのは、実在する人だけではありません。アニメキャラクターの中にもたくさん存在しています。ここでは、中でも代表的なキャラクターを3人紹介します。
竈門炭治郎(鬼滅の刃)
TVアニメや映画が大ヒットした「鬼滅の刃」の主人公です。鬼となった妹を助けるため、鬼殺隊に入隊し鬼を倒していきます。
炭治郎が戦うのは、妹のためだけではありません。困っている人がいれば、その人のために自分がいくら傷ついても全力で戦います。また、家族や仲間に対しての思い入れが強い人であることも特徴です。
大切なものを守るためなら、どんなに苦労もいとわないその姿は「ぐう聖」といえるでしょう。
エース(ワンピース)
長年続いている漫画「ワンピース」の主人公であるルフィのお兄さんです。子どものころはいたずらばかりする、いわゆる悪ガキだったのですが、大人になってからは仲間思いのとても優しい人になりました。
大切な人を守るために自分の身を顧みず行動し、最期はルフィの盾となることで命を落としてしまうエース。
そんな彼の行動はファンからも「ぐう聖」といわれ、今でも人気の高いキャラクターです。
本田透(フルーツバスケット)
全世界で3,000万部以上売れてギネスブックにも載ったことのある漫画、「フルーツバスケット」の主人公です。
自分のことを顧みない性格で、まだ高校生にもかかわらず自分の生活費や学費は全て自分がアルバイトをした給料から出しています。
とても優しい性格で、仲間や友人が困っていれば必ず手を差し伸べます。そんな彼女に登場人物の皆が救われ、幸せになっていきました。
思いやりがある彼女は「ぐう聖」を体現するキャラクターといえるでしょう。
ぐう聖な人やキャラを探してみよう
ぐう聖な人やキャラクターは、案外たくさんいるものです。自分の周囲でぐう聖な人を探してみるだけでなく、自分自身もぐう聖な人になれるよう心掛けてみてはいかがでしょうか?
ぐう聖な人やキャラクターを見習って、少しずつ周りに優しくするようにするだけでも、自分の世界観が変わってくるかもしれません。
(ひらり)
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