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「すこ」の意味とは? 使い方や由来を解説

ひらり

ネットスラング「すこ」って何? 意味や語源を徹底解説。もう死語? など言葉に対する疑問を解消しながら、理解を深めていきましょう。

SNSや友達の会話などで好きな物や人を「すこ」と表現しているのを見たことがありませんか?

今回は、好意を表す若者言葉「すこ」の意味を詳しく解説します。

他の好意を表す言葉とニュアンスがどう違うの? 「すこすこのすこ」など派生語の意味は? もう古い死語? などの疑問もクリアにしていきましょう。

「すこ」の意味と由来

まずは、「すこ」の意味と由来を整理していきましょう。

「すこ」は「好き」という意味

「すこ」とは、「好き」という意味を指した若者言葉。「好き」よりも軽い意味やニュアンスで使われることが多いようです。

関西の方言で「すこい」という言葉もありますが、意味は「ずるい・わるがしこい」となります。似た言葉ですが使い方は全く違うので、関西の方とお話する時は少し注意が必要になりますね。

由来は「好き」のタイプミス?


「好き」がどうして「すこ」へ転じたのか。その背景にあるのはタイプミス、と言われています。

ニコニコ動画のミスタイプから誕生!?

「すこ」が誕生したのは意外にも古く、2012年辺りにニコニコ動画がきっかけとなったという説があります。

当時の実況動画で、とある視聴者が「ここすき」とコメントを打つつもりが「ここすこ」と打ち間違えたことにある、という始まり。

その投稿が話題となり、多くの人がまねをして広く使用されるようになったと言います。語呂がかわいいという理由もあり、若い世代を中心に受け入れられたのでしょう。

PCのキーボード入力をしていると、隣同士に「i」と「o」があるので確かにタイプミスしてしまうことはありそう。

もし本当だとしたら、そんなミスが発端で流行したことに驚きです。

「すこ」の例文からひも解く使い方

続いて「すこ」を使った例文と意味から使い方のニュアンスをつかんでいきましょう。「実際はどう使うのが正解?」と悩んだ時は参考にしてみてください。

・「あ……これすこ」(これ好き)

・「えぐいけど逆すこ」(きつい部分もあるけれどそこも含めて好き)

・「すこる」(好きになる)

・「すこすこのすこ」(とても好き、大好き)

ご覧のように、「すこ」はさまざまな表現に派生して使われます。それぞれ意味に少しずつ違いがあり、調べると「こんな使い方するんだ」と新たな発見があるかもしれません。

「すこ」は死語? もう古い?

上記のように、想像よりも前に生まれたとされる「すこ」という表現。

「もう古い?」「今、使っても大丈夫?」と疑問に思っている人いるはずです。

ネット内の時間の流れは早く、知った時にはもう時代遅れになることも。「まだ使っているの?」なんてことにならないよう、本当に仕事となってしまっているのか整理していきましょう。

2021年現在もSNSを中心に使われている表現


2012年に誕生したと仮定される言葉ですが、現代においても「すこ」はTwitter等で多く若者に使われています。

主にアニメキャラクターやアイドルなどに対して使われているようです。「推し」への愛を表すために「すこ」という言葉を用いてファン同士で共感し合うことも。

また、YouTubeで投稿されている『すこすこ侍』というショートアニメがあり、タイトルの通り「すこ」という言葉が題材になっています。

このように、今現在でも広く親しまれている表現と言えるでしょう。

「すこ」と「好き」はどう使い分ける?

「すこ」と「好き」は同じ意味。ですが、伝わる雰囲気やニュアンスは違います。言葉を正しく理解するためにも、押さえておきましょう。

「すこ」は「好き」より気軽に使われることが多い

「すこ」はネット掲示板やTwitterなどでよく使われていますが、意味や用法は前述の通り「好き」と同じ。ただし、基本的には「好き」よりも軽いニュアンスで「すこ」が使用されます。

感情を気軽に伝えられるかわいい言葉であっても、使うタイミングはしっかり見極められるといいでしょう。

「すこ」が不快という意見も

また「すこ」を使う場合は、場面や人に配慮するなど注意も必要です。

意味を知らない人だと「何言ってるの?」「ふざけていそう」など不快に感じ取られる場合もあります。

このように、場面や相手によっては適さず、意思疎通が難しいこともあります。使い方は間違えないようにしたいですね。

「すこ」は軽いニュアンスで好意を表せる便利な言葉

「すこ」という言葉は、長く人々に親しまれている様子。

その語呂の良さから、若者を中心に広く使われるようになり、今日では「すこすこ」「すこる」などの派生語も誕生しています。流行したのは数年前ですが、廃れることなく今もSNSを中心に使われているのです。

このように言葉の意味や由来を調べると、表現の世界が新たに広がるかもしれません。

(ひらり)

※画像はイメージです

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