貯金できない人の特徴とは? 無理なくお金を貯める9つの解決策
ある程度収入はあるはずなのに、なかなか貯金できない……。そんなお悩みはありませんか? 貯金が得意でない人には、実はいくつかの特徴があるようです。今回は、貯金できない人の共通点と、お金を貯めるためのポイントを解説します。
なかなか貯金できずに、焦りと不安を感じている人は少なくありません。実は、なかなか貯金できない人にはいくつかの共通点があります。
今回は、「貯金できない人」の特徴や貯金するためのポイントを紹介します。
【お金の使い方編】貯金できない人の特徴
まずは貯金できない人の「お金の使い方」について、その特徴を紹介します。自分に当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
(1)何にいくら使ったか出費を把握していない
貯金できない人は、コンビニやカフェ、自動販売機、ATM手数料などで使う細かい出費をあまり気にしない傾向があります。
1回に払う金額が少ない分、トータルの支出額やその内訳を把握しづらくなってしまいます。その結果、浪費につながることもあるので注意が必要です。
(2)衝動買いが多い
貯金できない人は、衝動買いしがちです。一目ぼれして買ったものの、結局、一度も着なかった……なんて経験はないでしょうか?
衝動買いをすると、本来必要のない物を買ってしまうことが多くあります。特に、セール品などは値引きのお得感に惑わされることがあるため注意しましょう。
また、買い物する時にクレジットカードを利用する人も注意が必要です。使っても手元からお金が減らないため、うっかり使い過ぎてしまうことがあります。
(3)固定費が高い
貯金できない人は、以下のような固定費が高い可能性があります。
・家賃(住宅ローン)
・水道光熱費
・通信費、保険費
・サブスクリプションの月額料(スマホアプリや動画サイトなど)
もう使っていないサービスにお金を払い続けている場合もあるので、見直しをしてみましょう。
(4)見栄を張りがち
見栄っ張りだと、収入に見合わない額の出費をしてしまうことがあります。
例えば、使い切れないほどのブランド品を買ったり、人と食事に行った時にいつも自分がおごったり。度がすぎていると、なかなか貯金できないでしょう。
【貯金の仕方編】貯金できない人の特徴
貯金できない人はお金の使い方だけでなく、貯金の仕方にも特徴があります。
(1)貯金の目標額を決めていない
いくら貯金したいのか、具体的な目標金額を決めていないと、お金はうまく貯まっていきません。
目標がないと貯金に対する意識が薄れ、余ったお金を使い切るものとして考えしまうのです。その結果、つい無駄遣いしてしまうことが増える可能性があります。
(2)貯金の計画を立てていない
「月○円貯める」といった計画を立てていない人も、貯金がうまく進みません。
例えば、給料が入ったらまず好きな物を買い、余ったお金でしか貯金しない、というような場合には注意が必要です。
今日からできる! 貯金を増やすための行動9つ
続いては、貯金を増やすために今からできることを紹介します。挑戦できそうなものから、少しずつ始めてみましょう。
(1)細かい出費を減らして家計簿に記録する
貯金に回すお金を少しでも増やすために、コンビニやカフェ、自動販売機、ATM手数料などで使う細かい出費を減らしましょう。
細かい出費を減らすためには、以下のような方法があります。
・自炊して外食を減らす
・お弁当やマイボトルを外出時に持参する
・コンビニではなくスーパーで買い物する
・ATMは手数料が無料の時間帯に使う
これらの出費を含め、家計簿を付けてみるのもおすすめです。支出額やお金の流れを把握できるため、結果として無駄な出費が減る可能性があります。
(2)衝動買い・無駄な買い物を減らす
無駄な出費をなくすために、衝動買いを減らしてみましょう。特に、コンビニやネット通販は手軽に買い物ができるので注意が必要です。
衝動買いをやめるためには、以下を心掛けましょう。
・事前に買う物リストを作り、必要な分のお金だけ持って出かける
・目的もなく通販サイトを見ない
・買う前に「これは本当に必要か」検討する習慣をつける
不要な物を買わないために、部屋の整理整頓をして持ち物を把握することから始めてみるのも良いでしょう。
(3)固定費を見直す
支出には「固定費」と「変動費」の2種類がありますが、節約効果が大きいのは固定費の見直しです。一度見直せば、それ以降も節約効果が持続するのでおすすめです。
まずは、以下のような固定費を見直してみましょう。
・家賃:家賃交渉、安い物件に引っ越す
・水道光熱費:電気・ガス会社を変える
・通信費:料金プランを見直す
・保険:不要な保険を解約する
・月額課金サービス(動画サイト、ジムなど):使っていないものを解約する
引っ越しや転職など、生活に変化が出るタイミングで見直してみるのも良いでしょう。
(4)貯金する目標額と期限を決めて「先取り貯金」する
貯金の目標額と期限を決めましょう。目標から逆算することで、毎月いくら貯めれば良いか、毎週いくらまでお金を使えるかを把握できます。
そして、給料が入ったら、口座から毎月の貯金額を先に抜いて「先取り貯金」をしましょう。
例えば、20万円の給料が振り込まれたら、事前に決めた貯金額5万円を先に貯金へと回します。残りの15万円から生活費を差し引いて、余った金額が自由に使えるお金ということになります。
ちなみに、「生活費に使うお金」と「貯金するお金」は、別々の口座に入れて管理するのがおすすめ。つい貯金を切り崩して使ってしまうことを防げます。
(5)自動で貯める仕組みを活用する
積極的に貯金ができない人は、お金を自動的に貯められる仕組みを活用しましょう。
例えば、以下のような仕組みがあります。
・定額自動送金:毎月一定額を決まった口座に自動的に振り込んでくれる
・積立定期預金:毎月決まった額を定期預金に振り替える
・積立保険:毎月決まった額が保険料として引き落とされる
・投資信託の自動積立:毎月決まった額の投資信託を自動的に購入できる
投資信託やつみたてNISAなどの場合、貯金のように元本が保証されているわけではありません。元本割れする可能性があることはお忘れなく。
(6)節約情報を集める
クーポンや割引などの節約情報にも目を向けてみましょう。節約できる額は小さくても、無理のない範囲でコツコツと貯金につなげることができます。
ただし「クーポンや割引があるからとりあえず買おう」と、無駄な買い物が増えるようでは逆効果。情報の取捨選択には注意が必要です。
(7)クレジットカードの支払い方法は「1回払い」にする
クレジットカードの支払方法は、分割やリボにせず「1回払い」にしましょう。分割払いやリボ払いの利率は高いため、その金額だけで出費がかさんでしまいます。
クレジットカードでの買い物は、一括で支払える範囲内にしましょう。
(8)収入の底上げをする
どうしても貯金ができない人は、今もより収入を上げるのも1つの手段です。
貯金をするための原則は「収入>支出」ですから、入ってくる額が少なければ、いくら節約を頑張ってもなかなか貯まりませんよね。
収入を上げるには、今より給料の良い会社に転職する、副業を始めるなどが挙げられます。決して簡単ではありませんが、今後の人生プランを見直す上で必要な選択かもしれません。
(9)ファイナンシャルプランナーに相談する
お金の使い方を見直すなら、ファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。
ファイナンシャルプランナーとは、顧客の収入や資産状況などを基に、最適な資金計画やアドバイスを提供してくれる専門家。
専門家にチェックしてもらうことで、自分だけでは気づけなかった問題や改善点が見えてくるかもしれません。
貯金できない悩みは、日々の習慣で解決しよう
貯金したいと思いつつも、なかなか行動に移せない人も多いでしょう。
ですが、少しずつ習慣を変えていけば、思っていたよりも簡単にお金を貯められるかもしれません。
まずは、日々の習慣から意識を変えていきましょう!
(アーリちゃん)
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