自分を信じるとは。信じる力を手にする方法や名言を解説
自分を信じている人の特徴とは。自分を信じる力を手にするための方法や、自信を後押ししてくれることわざや四字熟語を紹介します。
人生常にうまくいくわけではありませんから、自分を信じることができなくなる時もあるでしょう。
特に失敗続きの時は、自分を信じられなくなってしまいがち。
そこで今回は、自分を信じられるようになる方法を紹介します。
自分を信じられる人の特徴
「自分を信じる」とは、自分の考えや価値観に対する信頼感の大きさを表します。
ここでは、「自分を信じている人」に共通する特徴を紹介します。自分を信じられるようになるためにも、まずは、彼らの姿勢を参考にしてみましょう。
(1)常に前向き
自分に自信がある人は、「落ち込んでいる時間がもったいない」と考えるため、常に前向きです。
終わったことに時間を費やすより、これからのことを考えた方が有益と考え、将来をより良くするために気を配る習慣が身についています。
もしネガティブなことが起こった時は、悪い側面だけにとらわれず、良い面にも目を向けようとします。
「失敗してしまったが、いい勉強になったから反省して次に生かそう」と考えられるので、必要以上に落ち込まないのかもしれません。
(2)他人の意見を受け入れられる
人の意見を柔軟に受け入れられるのも、自分に自信がある証拠です。
周囲と適切な距離感を保ち、「人は人、自分は自分」と解釈できる余裕があるので、「そういう意見もあるんだ」と素直に受け入れることができます。自分の考えだけに執着せず、より良い意見を取り入れる姿勢があるのです。
(3)ポジティブな発言が多い
自分を信じられる人は、ポジティブな発言が自然と多くなります。
「大丈夫」「なんとかなるよ」「次はうまくいく」といった言葉が代表例です。
ポジティブな言葉を使うことで、自らを奮い立たせる効果があるようです。また、そんな前向きな発言は、自分だけではなく、周りの人にも良い影響を与えられます。
(4)結果に一喜一憂しない
自分に自信がある人は、結果に一喜一憂しません。
悪い結果でも素直に受け入れます。もちろん、良い結果の場合でも同様です。
「浮かれてはいけない。今後より良くするためにはどうしたらいいか」と自問し、次に生かそうとします。先を見通して考える視点があるといえるでしょう。
(5)人に頼ることができる
自分に自信がある人は、適切な場面で人を頼ることができます。
できることとできないことを理解し、自分ができないことを無理にやるよりも、できることに力を注いだ方が、結果的に大きな利益につながると理解しているからです。
(6)コンプレックスにとらわれない
自分に自信がある人は、コンプレックスにとらわれず、時には短所を長所と捉え直すことができる強さもあります。
自己肯定感が強いため、ネガティブに受け止めやすいコンプレックスさえ、前向きに捉え直すことができるのです。
自分を信じられるようになる方法
少し意識を変えてみれば、きっと自分を信じられるようになるはずです。
ここでは、自分を信じられるようになる方法を紹介します。
(1)自己肯定感を育む
自分を信じるためには、自己肯定感が重要です。
自己肯定感とは、「ありのままの自分を受け入れて肯定する感覚」のこと。自己肯定感が高い人は、どんな状況でも確立した自己評価を持っているため、多少の挫折や失敗ではめげず、自分を信じ続けられます。
自己肯定感を育むには、他人ではなく自分と比べる癖をつけることが重要です。「以前の自分より成長した」と考えることで、より肯定的に自分を評価できます。
そのためにも、周囲の人間環境は大きなポイントになります。何かと否定してくる人、愚痴やネガティブな話ばかりの人など、マイナスな影響を受けてしまう場合には可能な限り距離を置くよう意識しましょう。
(2)短所を長所に変える
ネガティブに考えがちな短所も、考え方を変えれば長所になります。
どう捉えるかは人それぞれ。あなたが短所だと感じていても、他人から見れば長所であることはよくあります。
例えば、あなたが「飽き性」でも、人から見れば「好奇心旺盛で行動的」と評価されることもあるでしょう。
1つの見方にとらわれず、自分の個性を素直に受け入れることが大切です。
(3)理想の自分をイメージする
なりたい自分をイメージし、それを口にすることで、次第に理想の自分に近づくことができます。
「口にする」ということは、周囲の人に宣言することでもあります。例えば「料理がうまくなりたい」という人は、それを周囲に話し、料理を振る舞うことでスキルの上達につながるでしょう。
なりたいイメージを口にするだけで、魔法のように何でもかなうわけではありません。しかし、口にすることで、周囲もあなたの気持ちを理解し、協力してくれるでしょう。
「自分を信じる力」を後押ししてくれる言葉
最後に、「自分を信じる力」を後押ししてくれる言葉を紹介します。
「良い花は後から」
「何事も優れたものは後から現れる」という意味のことわざです。
時間がかかった分だけ、より確固たる自信を持てる自分になれます。すぐに結果が出なくても焦らずに、じっくり時間をかけて自信を育んでいきましょう。
「雨垂(あまだ)れ石を穿(うが)つ」
「雨垂れ石を穿つ」とは、軒先から落ちる雨垂れが長い年月をかけて石に穴を開けるように、「こつこつと努力を続ければやがて大きなことを成し遂げられる」という意味を持つことわざです。
大事を成し遂げるためには、地道な努力が不可欠です。日々の努力が未来の大きな成功につながることを信じ、継続していきましょう。
「案ずるより産むが易(やす)し」
「事前にあれこれ心配するよりも、実際にやってみれば案外たやすいものだ」という意味のことわざ。
行動しなければ、いつまで経っても自信がつきません。あれこれ考えるよりも、まずは行動してみる大切さを教えてくれる言葉です。
「一念通天(いちねんつうてん)」
「何事も信じて念じ続ければ、天に通じて成し遂げられる」という意味を持つ四字熟語です。
自分を信じて行動し続けることの大切さを教えてくれます。
「独立独歩(どくりつどっぽ)」
「人に頼らず自分の力で信じる道を進んでいくこと」を意味します。
自分の力だけで何かに取り組むには勇気が必要ですが、信念を貫くことで得られるものは、きっと何物にも代えがたいはずです。
今からだって、自分を信じることはできる
これまで自分をなかなか信じてこられなかった人であっても、意識次第で、自分を信じられるようになるはずです。
今回紹介したコツを意識して、少しずつ自分を変える努力をしてみましょう。
(寺井まさき)
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