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冷静になる方法とは? 冷静沈着な人の特徴

秋カヲリ

つい感情に任せて行動してしまうことはありませんか? 冷静な人は、どんな時でも感情的にならず、落ち着いて行動できます。今回は心理カウンセラーの秋カヲリさんに、冷静沈着な人の特徴、冷静さを保つための方法を教えてもらいました。

つい感情的な行動をしてしまって、後から反省したことはありませんか?

誰しも感情が波立ってしまうことはありますが、冷静な人は感情をうまく処理し、自分の心を上手にコントロールできます。

今回は、感情に流されず心を落ち着かせ、正しい判断ができるように、冷静な人の特徴や冷静になる方法を解説します。

「冷静な人」ってどういう人?

そもそも、「冷静な人」とはどういう人なのでしょうか。冷静さを保つことの大切さとあわせて紹介します。

「冷静」とは落ち着いて物事に動じないこと

まずは「冷静」という言葉の意味も含め、改めて確認しましょう。

れいせい【冷静】
感情に動かされることなく、落ち着いて物事に動じないこと。
(『広辞苑 第七版』岩波書店)

つまり「冷静な人」とは、どんなことが起きても感情的にならず、落ち着いて対処できる人のことを指します。

同じく「落ち着いていること」「物事に動じないこと」という意味を持つ「沈着」と合わせて、「冷静沈着な人」と呼ぶこともあります。

冷静さを保つのは心身にとっても大切なこと

冷静さを保つ平常心は、心身の健康を保つために欠かせない存在です。

冷静さを欠くと感情的になってしまい、正常な判断ができなくなったり、人間関係が悪くなったり、強いストレスを感じて体の調子が悪くなってしまったりと、多くの悪い影響が生じます。

「もともと感情的になりやすいから冷静になれない」など、カッとなりやすい人であっても、日々の意識を変えたり上手な対処法を実践したりすることで「冷静な人」になれます。

体と心を健やかに保つために、冷静になる方法を学びましょう。

冷静な人の特徴って?

ここでは、冷静な人によく見られる特徴を紹介します。

(1)計画的な行動ができる

冷静な人は勢いで決断せず、しっかりと状況を整理してから判断します。

仕事に取り組む時も、何をするか、どういった順番で行うかなどを考えてから計画的に行動します。

そのためミスもあまりなく、安定感があるため周りから信頼されます。評価も高いので、出世しやすいタイプともいえるでしょう。

(2)常に公平な立場を貫く

仕事では派閥などが生まれるケースもありますが、冷静な人は常に客観的な目線を持っているので、公平な立場であろうとします。

そのためどちらかに加担するのではなく、中立的な立場を貫き、仲裁する場面も多く見られるでしょう。

冷静な人は状況を見極める能力が高く、落ち着いて判断できるので、感情的にならず理路整然と話すことでその場を丸く収められます。

(3)原因追及を怠らない

冷静な人は「問題の原因を突き止めたい」と考える気持ちが強く、仕事でのトラブルを放置せずに分析します。

何が悪かったのか、どうすれば改善できるかなどを整理して、今後の仕事に生かすことができるのです。

その際に多くの情報を集めて事実をしっかりと把握するので、正確さを求められる仕事の適性が高く、細かい作業や分析を任されることもよくあります。

(4)感情に任せた判断をしない

相手との意見に食い違いがあった際などには、必要に応じて距離を置き、冷静な判断をしようとする傾向があります。

その場の感情に任せて判断するのを嫌い、ひとまず距離を置くことで、個人的な偏見をできる限り排除しようとするのです。

そのため「冷たい」と思われる可能性もありますが、双方にとってより良い判断ができるようにという気持ちの表れでもあるため、それを誠実さと捉えて信頼を寄せる人も多いでしょう。

参考記事はこちら▼

あなたの「冷静な人度」を診断で詳しくチェックしてみましょう。

冷静になるための方法とは?

それでは、冷静になるためにはどうしたらいいのでしょうか。

冷静な心を保つための方法を2つ解説します。

(1)自分を客観視し、思考の癖を知る

冷静な人は常に客観的に物事を捉えています。冷静になるためには、客観性を身に付けましょう。

感情的になるのは、目の前の事実に対してネガティブな思い込みをした時です。

主観的に判断せず、「自分は何に対して感情的になったか?」を書き出して物事を客観視し、自分の思考の癖を把握してください。

これをしばらく続ければ、どんな時に自分が冷静でなくなるか、感情的になるかといった傾向が分かるようになります。

習慣化することで、感情的になった時に「自分は今、こう考えて感情的になっているんだな」と客観視し、冷静に判断できるようになります。

(2)バランス思考をする

書き出してもうまく客観視できなければ、「バランス思考」を取り入れましょう。

バランス思考とは、事実に基づいて公平な判断をする考え方です。

「連絡を無視したあの人は、自分をないがしろにしている」と思ったら「今回は無視されたけど、ちゃんと返信してくれたこともある。ないがしろにしているのではなく、単に忙しかったのかもしれない」と考えるのがバランス思考です。

こうやって事実ベースで考えることでネガティブな思い込みが減り、感情的にならず冷静さを取り戻せるようになります。

冷静な心があればどんな困難も乗り越えられる

冷静沈着な心を手に入れれば、何が起きてもすぐに立ち直れる強いメンタルを持つことができます。

感情に流されて判断を間違えたり、誰かとの関係が悪化したりするリスクも減るでしょう。

今回紹介した冷静になる方法を実践して心の負担を減らし、冷静に対応する力を身に付けてくださいね。

(秋カヲリ)

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