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【花言葉】「愛」の意味を持つ花20選

さかもとみき(恋愛コラムニスト)

花に気持ちを乗せてプレゼントしたい時、参考にしたいのが「花言葉」。今回は「愛」にまつわる花言葉を紹介します。普段、愛情を口に出して伝えるのが照れくさい人も、花に思いを託してみては?

恋愛をしていても「好き」「愛している」だけでは伝えきれない、さまざまな思いがありますよね。

恋人が花を贈り合うという習慣があったヨーロッパでは、そんな気持ちを伝える花言葉が流行し、広がりました。

明治時代に日本へ伝来した花言葉は、日本の風土に合わせて、新しい解釈や意味も生まれ、花を贈る時の1つの文化になっています。

今回はそんな花言葉の中から、「愛」にまつわる花と花言葉をまとめてご紹介します。

春の花(3~5月)

芽吹きの春は、愛のこもった花言葉を持つ花がたくさんあります。

カーネーション「無垢で深い愛」

母の日といえばカーネーションですよね。

赤い花には「母への愛」という花言葉があるように、20世紀にアメリカで始まった「母の日」の花としてのイメージが日本でも浸透しており、愛や感謝を伝えたい時にぴったりです。

どの色もすてきですが、濃い赤は「心の哀しみ」、黄色は「軽蔑」の花言葉も持つので、花に意味を持たせたい時には避けた方がいいかもしれません。

ストック「永遠に続く愛の絆」

このロマンチックな花言葉は、中世フランスの男性が理想の人に会った際に「一途に思い続けます」という意思を表示するため、帽子の中にこの花を入れて持ち歩いたという話からきています。

「愛の絆」「私を信じて」という花言葉もあり、絆を深めたい相手に贈るのにぴったりな花です。

ワスレナグサ(勿忘草)「真実の愛」

この花言葉は、騎士ルドルフが恋人ベルタのために花を摘もうとして誤ってドナウ川に落ち、花を投げながら「私を忘れないで」という言葉とともに帰らぬ人になったという、ドイツの伝説が由来しています。

伝説には続きがあり、相手の女性はその恋人を忘れることなく生涯この花を髪に飾ったといわれています。

それが「真実の愛」という花言葉につながるんですね。

赤いアネモネ「君を愛する」

昼に咲き、夕方に閉じるので、ヨーロッパでは美のはかなさと復活を意味するともされる花です。

春の風が吹き始める頃に咲くことから、ギリシャ語の「風」という意味の「アネモネ」と名付けられました。

色によって花言葉が異なり、白は「希望」「期待」、青紫は「あなたを待っています」という意味を持っています。

好きな人や恋人としばらく会えなくなる時、赤と青紫のアネモネを渡してみてはどうでしょうか。

黄色のガーベラ「究極の愛」

馴染みのあるガーベラですが、実は南アフリカで発見されてからまだ100年ほどしか経っていません。

今では品種改良によって、花びらが細くとがったスパイダー咲きや、八重咲き、アネモネ咲きなど色だけでなく形も選べる花となっています。

もともとの色は赤で、赤い花には「いつも前向き」という花言葉があります。

他にも、ピンクは「崇高な愛」、オレンジには「忍耐強さ」など前向きな花言葉が多いので、カラフルな花束にして贈るのに適した花です。

夏の花(6~8月)

夏の花にも、情熱的な愛の花言葉がたくさんあります。

ピンクのグラジオラス「ひたむきな愛」

ヨーロッパでは昔、人目を忍ぶ恋人たちがこの花をそっと渡し、咲いている数で会う時間を知らせていたといわれています。

そこから「忍び逢い」、赤い花には「用心深い」、紫には「情熱的な恋」などの花言葉が生まれました。

花は派手ですが、ひそやかな恋のアイテムとして使ってみてはどうでしょう。

サルビア「家族愛」

薬草として使われてきたハーブの1種です。セージの仲間で、英名の「sage=賢人」という意味の呼び名にちなんだ、「尊敬」「知恵」などの花言葉もあります。

両親へ敬愛の意味を込めて贈るのにもふさわしい花です。

赤いバラ「あなたを愛す」

言わずと知れた花の中の女王、愛の花バラ。色や本数でさまざまな愛の言葉を持つことでも有名ですよね。

愛を伝えるなら「愛」の花言葉も持つ赤いバラが一番。1本には「一目惚れ」、6本には「夢中」、11本には「最愛」、99本には「永遠の愛」があります。

999本には「何度生まれ変わってもあなたを愛します」という言葉がありますが、気持ちも本数的にも生半可な気持ちでは贈れませんね。

ブルースター「幸福な愛」

ヨーロッパで「青」は誠実を象徴する色、人生の節目に幸せを呼び込む色といわれていることからきた花言葉です。

他にも「信じ合う心」という花言葉も持ち合わせています。

ブルーの色味も爽やかで、人生の節目や、新しい生活が始まる最愛の人に贈る花としても選びやすい花です。

マーガレット「真実の愛」

ヨーロッパで恋占いの花として親しまれてきたマーガレット。ギリシャ神話で純潔の女神アルテミラに捧げたことから、「信頼」「誠実」の花言葉も生まれました。

白くて清楚なイメージの親しみやすい花でもあるので、気負わず愛の言葉を伝えたい時にはぜひ選んでみてください。

秋の花(9~11月)

センチメンタルな気持ちになりがちな秋にも、ロマンチックな愛の言葉がたくさんあります。

キンモクセイ「真実の愛」

恋人にキンモクセイを贈ることで、秋にこの香りをかぐと、自分のことを思い出してくれるようになってくれるかもしれません。

素晴らしい香りを放つのに花が意外に小さいことから、「謙虚」という花言葉も持ち合わせています。

フランネルフラワー「いつも愛して」

白い可憐な花のイメージからきている花言葉で、ウエディングの花としても人気。

「愛して」なんて普段言いづらいと思っている人は、結婚記念日や2人の特別な日に贈ってみてはどうでしょう。

ユリオプスデージー「明るい愛」

名前は、ギリシャ語で「大きな目を持つ」という意味からきています。

見た目もかわいらしく、明るいイメージの花なので、相手の心を明るくしたい時のプレゼントにどうでしょうか。

「円満な関係」という花言葉も持ち合わせているので、パートナーに贈るのもすてきですね。

エキザカム「愛のささやき」

紫で小ぶりな花はかわいらしいのに控え目で上品。愛を告白する少女のように、いじらしい趣もあり、「あなたを愛します」という花言葉もあります。

上品な香りも魅力の1つで、庭の花や鉢花としても人気が高い花です。相手の生活の中に自分の存在を感じてほしい人におすすめの花です。

ツワブキ「愛よよみがえれ」

花言葉の由来は、毎年秋が深まると葉の間から茎を伸ばして花を咲かせることからきています。

恋人と気持ちがすれ違っている時、この花をそっと贈ってみてはどうでしょう。

冬の花(12~2月)

寒い冬、花は減りますが、木に咲く花にもさまざまな愛の言葉があります。

エリカ「幸福な愛」

おしべの黒い葯(やく)が蛇の目のように見えることから「蛇の目エリカ」とも呼ばれます。

この花言葉は、白いエリカを見つけて好きな人にプレゼントすると幸せになれる、というヨーロッパの言い伝えから生まれました。

恋人へのプレゼントや、ホワイトデーのお返しにも選びやすいのではないでしょうか。

コチョウラン「純粋な愛」

蝶が待っているような清楚で上品なたたずまいから、「幸福がやって来る」という花言葉もあります。

引越しや新築祝い、ウエディングの花としても定番なので、大切な人のお祝いに選びやすい花です。

ちなみにピンクのコチョウランには「あなたを愛しています」という花言葉があります。

白いアザレア「あなたに愛されて幸せ」

花言葉は、純白の花びらから、愛の喜びに満ちた花嫁を連想して付けられたといわれ、パートナーや両親へ感謝の気持ちとして贈るのに適しています。

アザレア自体の花言葉も「愛で満たされる」というもので、ピンクの華やかな色などもあり、冬に明るい花を飾りたいという人にもぴったり。

ナンテン「私の愛は増すばかり」

白い花の後、葉が徐々に赤く染まり、真っ赤な実を結ぶことからこの花言葉が生まれました。

災難を転じる縁起の良い木として庭によく植えられている、かわいい実のなる木です。

「良い家庭」の意味もあるので、家族愛を深める意味でもパートナーや両親へ贈ってみてはどうでしょうか。

ハボタン「愛を包む」

ボタンの花のように咲くキャベツで、食用だったことから「利益」、葉が紅白とおめでたい色に色づくことから「祝福」の意味も持っています。

オランダから食用として伝来し、江戸時代後半にはお正月の飾りの一部として使われるようになりました。年末年始の帰省の際に選んでみるのもいいかもしれません。

もっと気軽に花と愛の言葉を贈ってみよう

ヨーロッパほど愛の言葉を伝える文化がない日本でも、明治時代には、新郎が結納の日から婚礼の前日まで、新婦を訪問する度に違った色の花を贈る習わしがありました。

花言葉への関心が高いのも、今でも人生の節目やお祝いに花を贈る習慣があるからなのかもしれません。

性別を問わず、いくつになっても花を贈られるのはうれしいもの。時には花言葉も参考にしてプレセントしてみてくださいね。

(さかもとみき)

※画像はイメージです

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