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しつこい人の特徴と心理とは? カウンセラーが解説

服部希美(心理カウンセラー)

職場の同僚や、知人の中など、しつこい人っていますよね。しつこい人はどのような心理からしつこい言動を取ってしまうのでしょうか? 撃退する方法は無いのでしょうか? 心理カウンセラーの服部希美さんに、解説してもらいました。

断っているのに聞き入れてくれなかったり、同じことをくどくどと言われたり……。あなたの職場や身近な関係にも「しつこい人」っていませんか?

できればあまり関わりたくないところですが、職場や身近な人ではそうはいきませんね。

どうすれば、しつこい人とうまく付き合っていけるでしょうか。

今日は、心理カウンセラーの視点から、しつこい人の心理や対処法をご紹介します。

しつこい人の特徴

一口に「しつこい」といっても、いろんなしつこさがありますよね。私たちはどんな人を「しつこい人」と感じやすいのでしょうか?

(1)何度も同じことを言う

終わったことを何度も蒸し返したり、くどくど注意をしてきたり、何度も何度も確認してくる人。

「何度も言われなくても分かってるわよ!」とイラっとしてしまう方も多いのではないでしょうか。

(2)不要な連絡やメールが多い

メールの文章が回りくどく、やたらと長文だったり、連絡頻度が異常に多い人。メールって、一通読むだけでもけっこうエネルギーを使いますよね。

あまりにしつこすぎると、メールボックスを開くのさえ億劫になってしまうことも……。

(3)相手への敬意や配慮が足りない

時間を考えず、メールやLINEを送ってきたり、断ってもなかなか諦めてくれない人。

相手の状況を考えず、一方的に自分の気持ちを押し付ける行為はマナー違反です。

(4)いらないおせっかいや助言をしてくる

いらないおせっかいを焼いてきたり「こうあるべき」と自分のやり方を押し付ける人。

本人に悪気が無いことも多いのですが、我慢し続けるのもつらいものです。

(5)自分のことばかり話す

武勇伝や自慢話ばかり。何でも自分の話に持っていってしまう人。

コミュニケーションはキャッチボール。聞いてほしい、褒めてほしいというニーズを引き受け続けるだけでは、ストレスが溜まってしまいますよね。

参考記事はこちら▼

周りから「しつこい」と思われる言動を取っていませんか? 10の質問で、あなたの「しつこい女度」を診断します。

しつこい人の心理や原因

さて、心理学では「全ての行動には必ず、その人なりの理由がある」と考えます。しつこくなってしまう人には、しつこくなる心理的な理由があるのです。

では、前項のような言動を取ってしまうしつこい人は、どのような心理でそのような振る舞いをしてしまうのでしょうか?

ここからは、しつこい人の心理を掘り下げて、対処法を探していきましょう。

(1)自信が無い

自信が無い人ほど、自慢話をしたり、人の失敗をしつこく責めたりしてしまいがちです。

メールや連絡の内容が、回りくどく、まとまりが無くなってしまうのは、ストレートに意思を伝えてしまうと嫌われてしまうのではないか? という気持ちの表れ。

実は周りにとても気を使う、繊細な人なのかもしれません。

(2)寂しさを強く感じている

寂しさを強く感じていればいるだけ、周りの人の気持ちを考える余裕が無くなり、誰かに満たしてもらいたい! という依存欲求が強く出てきます。

しかし「構ってほしい」と一方的にアピールすればするだけ、周りは嫌がりますし、遠ざかっていきますよね。

結果、人にしがみつき、さらに、人から嫌がられる……そんな悪循環にハマっている人が多いようです。

(3)不安を感じやすい

不安を感じやすい人は、自分のやり方に固執しやすく、大丈夫かどうかの確認を過剰にしたくなります。

几帳面で責任感が強く、危機管理が人一倍できる人ではあるのですが、周りに「小言を言われている」「私は信頼されていない」と感じさせてしまうことが多いため、嫌われることもあるようです。

(4)過干渉である

相手の領域まで入り込んでしまう人は、過干渉な傾向があります。

情に厚く、面倒見が良かったりと、いい部分もある一方で「私がしてもらいたいことは、人もしてもらいたいだろう」と思い込んでしまったり、相手に踏み込み過ぎてしまうことも多いようです。

おせっかいとも言いますね。

▶次のページでは、職場の「しつこい人」の対処法&撃退法を紹介します。

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